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よちよちある記#51『やうやう』

少しひんやりとした
朝の空氣
もう明るくなってて

季節は夏に向けて
ゆっくりゆっくりと

4時半

この時間で
この明るくなりだす感じ

い〜よね〜

 

娘が学校で習ってるらしく
暗唱してる

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲の、細くたなびきたる。

立夏を過ぎ
暦の上では夏だけど
この朝の感じをみて
清少納言が感じた風情を
真似して味わってみる
 

何か後世に残るような
随筆でも書けたら

ペンネームはそうだなぁ…

濁中納言あたりでどうかしら?
もうちょいひねれよ笑

 

学校で習ってた時には
まるで意味も分からず…

をかし
あはれ
わろし

の単語くらいは記憶に残る
程度の当時のこと

 
今こうして改めて
娘の学びに合わせて
全文読んでみて

日々の移ろいゆく変化を
四季を通して
言葉で残してて

うっとりするような情景が
目に浮かぶ 
 

こりゃ中学生にはムリよ
便利な世の中
効率ばかりを言われて
時間に追われて生活してる

風情なんてもん味わうには
まだまだ若すぎる

大人の階段をのぼって
見えてくるものがあるよ〜
ってくらいにしておけばいい

 
なんだよ…
すっかり明るくなっちゃってるわ
 

朝の風情を味わって
氣持ちのいい一日の始まりだ

今日もいい1日✨

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