「都市伝説解体センター」が面白くなさ過ぎて眠れない(クリア済)
ゲームとして出来上がった +100点
ゲームである必要がない -100点
『姑獲鳥の夏』とか『ANOTHER』が好きな人は買ってやってみるといいかも。(筆者はどっちも好きじゃない)
センター長のビジュに惹かれてプレイしたら酷い目にあったので同じ理由の人はやらないほうがいい。
ある種のフィードバックとして一応残しておく。
あとすみません、このゲームをつまらないと思った人はsteamなどでレビューを残していただきたいです。自分の感性を整理すること、ゲームに求めるものについて考えることは、本作にまつわる体験を多少は有意義なものにすると思います。
虚無を食わされただけで終わりたくないじゃないですか。
好きなところ(プレイ中メモより)
廻屋渉のビジュ
メガネをかけると音楽が変わる
新しい選択肢がある時に会話が自動的に継続する
ジャスミン先輩が何の話振っても返してくれる(ジャスミンは初めから愛想のいい先輩だと思います)
話者が変わる時にセリフウィンドウがスライドして変わる
村のジジイが怖い
蔵の演出
富入さん話し相手になってくれるのありがとうすぎる
6話 マジでおもろい
嫌いなところ(プレイ中メモより)
誘導が強いわりに導線がわかりづらい、新しい選択肢がどこに増えたのかわからない(どうせ総当たりになるんだから増えた場所はわかってもいいという見方)
マーカーと選択肢の対応が直感に反する
!?を連続して使用するのがツイッターみたい(あえて?)
アイコンのあざみちゃんがくどい💡とかでいい
トシカイくんの存在意義がわからない
都度都度誰からの電話か説明してくれるあざみちゃんすき(嫌い)
父親とジャスミンの間を往復する謎の時間
駅員控室と駅の行き来のたびに演出出るのダルすぎる
特定・解体はムービーの演出先行で、弱い
SNS調査総当たりなのに目標を表示する意味〜
ゲームのゲーム部分がずっとクイズやらされててつらい
正解の効果音がショボい、秒針の音っぽいBGMが嫌
→「クイズやらされてる感」が出て没入感を著しく損ねる(逆裁やダンロンと同じシステムだけどあれらは「意義あり!」とか「それは違うよ!」などの効果で"やらされてる感"を抑制していて比べ物にならない)登場人物クイズだる〜〜〜…←これやらんでもストーリー進むわ
ドット絵である意味ある?
読ませるゲームなのに都市伝説タブでたまに日本語崩壊してるの助けてくれ 文字間が緩くてものすごく読みづらいし句読点はちゃんと打ってほしい
追記:「都市伝説」タブの「事故物件」のテキスト、誰がどの発言をしていてどう行動したのか完璧に理解している人はいますか?もしいたらコメントで解説ください。手帳タブをZR/ZLで移動するキショキショキー割り当て(R/Lであれ)
1話が弱すぎる ベッドの下の男←誰?この都市伝説
全体的にフラグ管理が緩い 調査メモを読むと先にネタバレされる
秘書と社長の間を往復する謎の時間
タックルは全てを解決する
明らかに不十分な情報から推理させられるストレス
如月努やイルミナカードなど、頻出語のフォローを調査メモでやってほしかった
クリア後感想
プレイしてストーリー追った時間意味なかったやん
じゃあジャスミンはセンター長とどこで会ったんだよ(「直接」会ったとは誰も言っていない、みたいなのは求めてない)
プレイヤーに操作させておきながら実在しない人物だったの、ゲームとしてキモすぎる
このゲームはプレイヤーのことを全く信頼していない
無い伏線を回収するな
全てをエピローグで言うな
叙述トリック(笑)は紙でやれ
廻屋渉を返してくれ
集英社が出版社の強みを活かして宣伝打ってる部分には好感持てる 以上
ここまでの積み重ねを丸ごと裏切った結末に何の意味が?開発者の自己満足でしかない
2日経って考えたこと
逆転裁判などの作品と同列に語られるものではない
逆転裁判の場合:
「そうはならんやろww」
→犯人の自白
→「なっとるなあ……」
本作の場合:
「そうはならんやろ」
→クリア直後「そうはならんやろ」
→翌日「そうはならんやろ」
→翌々日「そうはならんやろ」種明かしの無いミステリはほとんどペテンに近い(「多重人格」という設定開示は種明かしとは呼ばない)
天才とかギフテッドとかって便利な言葉ですね
ラスト5分衝撃の結末!←この手の作品が誠実だったことない
結末を語るムービーが、ムービーじゃなかったら良かったのにな ジャスミン視点のプレイに切り替わり、最後まで真相究明をさせてほしかった
積み重ねたプレイ体験が最後に虚無と化す
全編オートプレイで良くね?ADVを名乗らないでほしいジャンルへの冒涜なので
ゲームシステムが面白さに寄与していない
ゲームはインタラクティブアートであり、プレイヤーの介入がなくても結末へ辿り着くゲームに価値を感じなかった。実況動画で体験するのが最善かも!
SNSの罪にまつわるテーマを扱っていることに後から気づいた(SNS捜査パートがあまりにも苦痛で気絶しながらプレイしていたため)
→"派手な演出"に気を取られて解体パートが本体だと思っていた。ここに気づくとある程度物事の筋が通っている。(常に優先されるべきはコンセプトであるという話をしたい)各章の整合性の取れない部分については語り尽くされているので書かない(多すぎる)
曖昧な部分を考察(笑)に任せて書き手の責任を放棄している
プレイ視点が三人称客観なだけに叙述トリックと食い合わせが悪い
やっぱりこの内容の薄さで6話十数時間は長い
結末のために犠牲になる1〜6話 プレイヤーの時間も犠牲になっていることを忘れないでほしい
廻屋操作パートを経てから「実在しない」というオチは正直プレイヤーを舐めていると思った。ゲームとプレイヤーの信頼関係に傷をつける行為で、媒体としてのゲームの性質を一切考慮していない
宣伝に煽られた過大評価だと思う。←これって都市伝説っぽいね