脅迫メール【伊藤ありさ編②】
はっと目を覚ましたありさ。
全裸で横たわっており、すでにあれから数時間たっていた。
ありさは会社を出て家に帰ろうとしたが、自分が着ていた服がないことに気づく。
(どうしよう・・・)
【今日着ていた服は預かったよ、その代わりプレゼントを用意したよ。気に入ってもらえると嬉しいな】
ありさは脚元においてある紙袋をみつけた。
【今日はそれに着替えて帰るんだ】
ありさはおそるおそる紙袋をあけた。
まずはパンツだ。
明かに布面積が少なく、TフロントでかつTバックで下着としての用途が守られているかも怪しいものであった。
ありさの剛毛のマンコの毛がパンツからはみ出しており、なんとも情けない姿になっていた。
ブラジャーは探すもなかった。
「あの、ブラジャーがありません。」
【そんなものはないよ】
【ありさはおっぱいが大きいからね、合うサイズのものが見つからなかったんだ。】
【それに自慢のおっぱいだろ?みんなによく見てもらえるように、ノーブラが一番似合っているよ。】
仕方なく上の服を着る。
服は明らかにありさのサイズに合っておらず、おへそが丸見えになるくらい小さく、乳首が浮き出てしまうくらいにぴちぴちなものが用意されていた。
さらにスカートは膝上30センチはあり、下から覗かれたらおまんこの毛が見れてしまうくらい短かった。
「こんな服じゃ帰れません。もう少しまともな服はありませんか?」
【ないよ、その代わりと言っては何だけど、メガネとカツラで変装は許してあげるよ】
その二つを付ければ、ありさとはわからないような恰好となった。
(これなら大丈夫かも・・・)
ありさは少し安堵した。
会社のカギを閉め、外に出た。
オフィスはビルの中にあり、そそくさと出ようとした瞬間。
「ちょっとあなた、なにしてるのよ?」
同じ会社ではないが、同じビルの中の社員に見つかってしまった。
明かにオフィスでするような恰好でないので不審に思われてしまったのだ。
「どこの会社?社員証見せてよ。」
「見せられないの?」
「警備員さん呼ぶわ」
「え、ってかノーブラじゃんこの人ww」
「本当だw乳首めっちゃ浮き出てるよww」
「こんなのがいるから女だから、あーだこーだ言われるのよ」
「とりあえず、通報しよう」
「あ、待ってください、わたしこの会社の社員なんです」
「嘘でしょ、この会社には優秀な人しかいないって話聞いてるよ、証拠はあるの?」
仕方なく、社員証を見せるありさ
「え、本当じゃん。」
「ってかこの子、伊藤ありさって」
「あ、うちの男が美しすぎるって良く言ってる子じゃん」
「こんな趣味あったなんてねww」
「カシャっ」
一人の女性が社員証をありさの首に下げ、写真を撮った。
「おーーいいねーー後でみんなにも見せてあげよう」
「ほら、露出好きなんだろ?」
スカートをたくし上げると、ありさのパンツも露になった。
「うわ、すごいエッチなパンツww」
「ってか見た目と違って剛毛ww」
「本当に露出狂っているんだねww」
「カシャカシャ」
ありさは何枚も写真を撮られてしまった。
この別会社の社員もグルであり、ありさ堕としのために一役買っている存在だった。ありさはこの人達をしらないが、同僚たちにあることないこと吹き込まれており、一方的に妬まれている存在であった。