<炭酸刺繍>蝶のように舞う恋詩
君に恋をして
蝶の羽が生えたように
明るく楽しい言葉が偏西風に乗って
僕の胸に一頭、また一頭と
舞い降りてくる
そのうちの一頭が炭酸の泡のように
パチンとはじける
はじけた泡は
まばゆい色をつけて
僕の心の中へ広がっていく
それは
君が飛ばす想いによって
赤い色だったり
青い色だったり
いろんな色に変化する
「ワタシ、アナタがスキ」
と、君の言葉が大空へ飛び立って
僕の元に届いた時には
淡いピンク色に刺繍された蝶の羽は
濃いピンク色へと成長させていく
それはまるで
春に咲いた桃の花から
春から秋まで咲きつづける千日紅の花へと
蝶たちが導かれているようだ
やがて
たくさんの蝶の羽で刺繍された
美しくあたたかな言葉たちは
僕の心の中で
ひとつの作品となり
君へ提示する
「ボクはキミをアイしてる」
僕から一頭の蝶が
キラキラと鱗粉をふりまきながら
君の胸へ
君の心へ
舞い降りて
炭酸の泡のように
はじけ
広がっていく
藤家 秋さん
企画に参加させて頂きます😸
サポートしてほしいニャ! 無職で色無し状態だニャ~ン😭