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オタク性は最強の知性?!〜没入する力が拓く未来

突然ですがみなさんはオタク的に好きなことありますか?
最近何かに夢中になったりとことんハマったりしていることありますか?
誰にも負けないくらい推してるものやこと、ありますか?


こんにちは。アートな生き方研究所の冷牟田です。

「浸りすぎる」は、最高の才能?!

「また(時間を忘れて)自分の世界に入り込んでた...」

そんな瞬間はありませんか?
私はしょっちゅうです。(笑)
よく「ママ聞いてる?」と家族に言われます。

例えば

  • 朝:新しいノートの紙の質感に心奪われる

  • 昼:家の窓際に差し込む光の様子にうっとり

  • 午後:大好きな映画の1シーンから閃いた料理を再現しようと目論む


写真は先日友人と伺ってうっとりした心底うっとりしたお店での一コマ

でも、そんな「自分の世界に浸りすぎる」「没入してしまう」
「繊細に感じとれる」毎日が、自分の人生はもちろんのこと、誰かの人生を、世界を、もっと優しく、 もっと美しく変えていけるかもしれない...

そんな物語を、今日はお届けしたいと思います。

香りが織りなす物語

香りの対話士、Mさんの場合

アロマセラピストのMさん(38歳)は、 エッセンシャルオイルと「対話」することができます。

最初は自分の心を癒すために始めたアロマ探求。 気がつけば、それぞれの香りの「感情」や「物語」に 没入していく自分がいました。

「ラベンダーには、実は芯の強さがあります。 優しい香りの中に、凛とした意志を感じませんか? ローズは誇り高いけど同時に孤独を抱えてもいる。 だから他の香りと出会うと、思わぬ豊かな表情を見せてくれるんです」

その感性は、やがて独自のセッションへと進化。 「香りで心を読む」という、他にない アプローチを確立。

「今日のあなたの心に届いているのは、 ベルガモットとゼラニウム。 少し不安を抱えているけど、 その奥に未来への大きな期待があるのかもしれませんね」

そんな言葉に、クライアントが涙する場面も。

自宅の棚には100種類以上のオイルが並ぶ彼女。 「休日はずっとブレンドの実験です。 この香りとこの香りを重ねたら、 どんな物語が生まれるかな...って。 気づいたら夜明けになってることも(笑)」

食材が奏でる、味わいのシンフォニー

野菜や食材を愛おしむRさん

「このトマト、今日は太陽の光をいっぱい浴びて、なんだか笑ってるみたい...」

もともとデザイナーとして活躍されていたRさん(45歳)。 週末の市場巡りが、人生を変えるきっかけとなりました。

野菜や食材との出会いに心踊らせ、 その日の食材の表情に合わせて料理を作る日々。 周りからは「食べ物に話しかけてる」と 変わり者扱いされることも。(笑)

でも、彼女のSNSには、こんなコメントも。

「食材への愛がたっぷり伝わってきます」 「Rさんの感性が素敵すぎます」 「今日のサラダ、まるで春の草原みたい...」

今では「五感が喜ぶ料理教室」を主宰。 

彼女の食材への愛情を込めて丁寧につくる料理とその感性に、参加者の笑顔も広がります。

アートで見つける心の風景

色と形の通訳者、Nさんの軌跡

「あなたの今日の気持ちは、どんな色をしていますか?」

大手企業の人事部で働いていたNさん(41歳)は、 美術館巡りに没入したことから、新しい道を見つけました。

「絵を見ているうちに、不思議なことに気づいたんです。 同じ作品なのに、その日の心の状態で、まったく違って見える。 モネの睡蓮が、ある日は希望に満ちて、 別の日は深い孤独を感じさせて...」

今では「アートダイアログ・セッション」という 独自のコーチング手法を展開。 美術館やギャラリーを舞台に、 アートを通じて人々の内なる声を引き出しています。

彼女のアトリエの壁には、 クライアントたちが感情を表現して描いた 即興的なアートが飾られています。

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実はこれらは私の想像じゃなく、実際に私の周りにいる人たちです。(少しアレンジしてお伝えしましたが)
彼女たちのオタク的な探究心や好奇心、繊細な感性、「好き」の気持ちや想像力が、他に真似できない唯一無二の豊かな世界を創造していて、本人たちがそれを楽しんでいるだけじゃなく、その世界に共鳴する人を魅了したりインスパイアして豊かな世界を広げています。

感じる心から生まれるもの

「世界に浸りすぎる」「想像しすぎる」 「没入しすぎる」

その感性をもう否定しなくていいんです。むしろこれからの時代を楽しく健やかに生きていく糧になると思っています。

なぜ、今この時代に求められるのか

データやAIが発達すればするほど、 むしろ大切になってくるのは、私たちの「感じる力」。

私たちの感性は、 時に新しい価値を生み出す源泉となります。

例えば:

  • あなたが感じ取った些細な違和感が、新しいアイデアを生むかもしれない

  • あなたの繊細な観察眼が、誰も気づかなかった解決策を見出すかもしれない

  • あなたの深い共感力が、誰かの心に寄り添う場所を作るかもしれない

  • あなたの豊かな想像力が、世界に新しい物語を紡ぎ出すかもしれない

オタク性は最強の知性

さらに、その分野にとことん繊細な感性を持つだけじゃなくそれを誰に言われるまでもなく探求し続けてしまうなら(オタク性があるなら)、それが誰にも真似できない仕事や活動、研究になるかもしれません。

とことん好きだからこそ、自然と知識が深まっていきます。人が見過ごしがちな細かいところにも気づけるのは、純粋に好きだからこそ。この「知りたい!」という気持ちが、独自の視点を育ててくれます。

好きなことだから「まぁいいか」で済ませられない。より良いものを作りたいという思いが、他の人には真似できない質の高さを生み出します。

好きなことなら、少し大変でも「よし、がんばろう!」という気持ちになれます。この前向きな気持ちが、独自の工夫やアイデアを生み出すエネルギーになります。

その分野が大好きだからこそ、「こうしたらもっと良くなるかも!」というひらめきが浮かびます。誰も思いつかなかった新しいアプローチも、好きという気持ちから生まれるんです。

好きだからこそ、つまずいても「もう一回!」と立ち上がれます。この粘り強さが、最終的に誰にも真似できない「自分らしい」仕事を作り出していきます。

このように、何かに夢中になれる気持ちは、その人にしかできない特別な仕事や活動を生み出す源になると思うんです。

さらに、好きの力は変化の激しい今の時代のメンタルヘルスにも関わります。ストレス解消や気分転換にもなるし、困難な時期を乗り越える精神的な支えにもなりますよね。

だからこそ、感じることを恐れず、 想像することを楽しみ、 自分の世界に浸ることをもっと楽しんでみませんか?

きっとその先には、 あなたにしか創れない美しい世界が広がっているはず。

明日からの小さな一歩のヒント

じゃぁ、何から始めたらいいの?そんな方には私ならこう答えます。

人と同じである必要はありません。
むしろ、人と違って不思議がられたりびっくりされたりすること。
誰にも言われなくてもいつの間にか没頭してしまうこと。
なんの役にも立たないのでは?と思いながらもどうしても心惹かれること。
時に、そこまでこだわるなんて変態だよねと人に言われること。(笑)
何時間でも熱量高く語れること。
それをもっと掘り下げてみませんか?
探求してみませんか?
自分のものの見方や感じてることを誰かに伝えたり発信してみませんか?
そのユニークで誰よりも繊細な感性こそが、 あなたにしか生み出せない価値を持っています。
探求し続けることで誰にも真似できない独創的な世界を創ることができるのではないでしょうか?(ガウディの建築のように)

日本で生きてきた私たちにとって人と違うことを認めるって少し怖いかもしれません。でもその違いを認め表現することに少しずつ慣れていくことはできます。(今はきっとその過渡期ですよね。)

ぜひその冒険を楽しんでいただきたいと思うんですよね。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
今日はここまでにしますね。



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