Number_i「BON」小ネタ集てきな。
※2024.9.4更新
楽曲を聴くうえでの楽しみが広がる何かになれば。そんな気持ちでそっと置く、BONの小ネタ集てきな。
楽曲ができあがるまでにどんな考えや作業があったのか。
可能な限り主観をいれずに、Number_iの発信したものを中心にまとめています。
※ここに記載していることは、一部某サイトに管理者個人が投稿している内容をほぼそのまま引用しています。(引用先は本人たちの発信による)
パクリや丸写しといった内容ではありませんので、その点ご留意ください。
✔平野紫耀プロデュース、「BON」
BONはNumber_iの初のミニアルバムにおいての、平野紫燿プロデュースによるリード曲。
平野は今楽曲において楽曲制作、歌割(パートは3人それぞれのイメージで振り分け)とディレクション、振り付け、MVのサンプル提示と、全制作過程に携わってプロデュースしている。
✔あえてのBONを深読みしてみる
MVでは漫画21世紀少年を彷彿とされる場面があり、映画版「20世紀少年」第一章のタイトルは『終わりの始まり』=Begining of next(BON)。
あえて深読みするならばこの楽曲タイトルには、新しい出発をした彼らならではの意味も込められているのかもしれない。
そして個人的に歌詞を深読みするならば、BONの強気な歌詞の裏には
「ここからまた楽しんでもらえるような制作、表現をやっていくね」
というファンへの愛の宣誓ともとれる、愛情あふれるメッセージが込められているように感じる。
✔BONの制作話
日本の曲を作りたい。和をテーマにしたトリッキーなヒップホップをやりたいという平野の考えから制作された。
「強い根っこと幹があり、そこから葉を伸ばしていく盆栽を自分たちの在りかたに、<君 LIke a 針金>の歌詞には盆栽を育てる上で必要不可欠な針金を、ファンがメンバーを理想の形に導いてくれる、という意味が込められている」 平野紫耀
Number_iがエル・ジャポン特別版カバーに初登場!
冒頭は太鼓ではなく笙の音色から始まり、琴・三味線などの音、盆踊りや囃子言葉(合いの手)のような日本のリズム感が意識されたパートもあり、冒頭のラップパートはお経や祝詞が意識された音階になっていたりと、HipHopでありながら、随所に和が取り入られている楽曲に仕上がっている。(この音探しも平野本人が行った)
✔MVの見どころ
マジで一度見てほしいMVは、日本文化をあらゆるところで感じることができる。
盆栽はもちろん、枯山水、襖、茶室と茶道、ドラゴンボール(日本の漫画)、和製ホラー、しいたけ目(昔の少女漫画でよく使われた)、あえての団地に、街頭紙芝居の様子と紙芝居、ドリフターズ(日本を代表するコメディアン)のお家芸である、たらい落としといった日本の見どころが満載。
(後半の3人のガッツボースのようなシーンは、「チャリで来た。」というプリクラ画像が元ネタ)
ダンスにも日本の文化、伝統である盆踊りやお囃子の演奏といった所作が取り入られ、メイン衣装の藍染色はジャパンブルーと呼ばれ、海外から日本を象徴する色とされていた。
冒頭で使われる印象的な赤もさることながら、赤い仮面の帽子をかぶった人物は、GOATでの天狗を連想させる(INZMでは歌詞にでてくる)
GOATのMV同様、映画「2001年宇宙の旅」を想起させる部分もあり、平野はMVのエレベーター冒頭シーンの数字(x-1)は宇宙の数字と明言している。
他にもいろいろと仕掛けがあるだろう、MVはこちら↓
✔次回作INZMとのMVでの関連
クラブのような場所のスクリーン映し出される盆栽は、大雨と稲妻のような画面の後に映し出される(0:29~)。
(※稲妻はピカっと光を放ち、豊作と関係すると古来から伝えらているが、実は盆栽も作物同様、成長に雷は重要な要素となる)
クラブで神宮寺が見つめる迷路(0:35~)は次回作では本の表紙で使われ、その図柄はゲームのオマージュ。次回作ではゲームがストーリーのメインとなる。
紙芝居のシーン(2:52~)の自転車には稲妻マークがプリントされ、最後は稲妻の落ちる方向へと3人が向かう。
INZMのMVにはゲームを行う部屋のテレビ台の上下にはBONのイラストとマークのオブジェ(これはPUNPEEのグッズの可能性も)、部屋の右側にはBONの絵本が置かれ、地図の写真を撮る部屋には同じケースに盆栽が飾られている。
(ちなみに神宮寺一人のゲーム部屋の冷蔵庫にはPUNPEEのアイコンイラスト、3人でするゲーム部屋の右にはGOATのストリートダンスシーンにあったドラム缶も)
といった具合に次回作のリード曲INZMへの伏線も貼られている。(自転車のシーンはたまたまの天気が悪かったそうだが、それが次回に繋がるのだから、2作とも同じ映像監督さんとはいえリンクがすごい!)
✔日本語だからこその言葉遊び
歌詞には日本語ならではのメタファー、遊びが多くあり、そういった部分もぜひ注目してほしい。
・同じ読みでありながら漢字と意味が全く異なる言葉
➔Bonsai=盆栽、凡才、
・前後の言葉の掛け合わせ
➔制作 SHAMI →制作(SHA)者/SHAMI=三味(線)/沙弥、
・歌詞に隠されたメンバー三人の名前
➔TVショー/紫耀・一網打尽(ichimouda JIN)/神・KC/KiChi=岸
など
pecoriはBONには日本のギャグ漫画「天才バカボン」もかかっていて、「王者が~」「3人の天才」の部分などはすごくボースティングしているとラジオ、雑誌で明言。
(原作者、赤塚氏によるとバカボンの由来は、バカボンド<放浪者>)
✔全ての制作に携わるNumber_i
もともとNumber_iは結成時に「いろいろな制作をやっていこう」、と話し合ったと語っている。
だからこそ全員で楽曲制作だけではなく、プロモーション含め、裏方作業;ブックレットのフォト選びやグッズ制作といった、すべてに制作過程から携わっており、自分たちのSNSが動かない時は裏方作業をしていると思って欲しい、とファンへ伝えている。
✔収録アルバムタイトル、『No.O -ring-』の意味
神宮寺勇太は海外インタビュー動画でアルバムタイトルについて、
「フルではなくミニアルバムのため、『0』をタイトルにかけ、ここからナンバリングしていく」
と語っており、実際に2024年発売のファーストフルアルバムのタイトルは「No.I.」と名付けられた。
2024.3月ごろ(おそらくこのミニアルバム制作時期に当たる)から楽曲を各メンバーの担当制に変え、加えて楽曲ごとにグループチャットまで作成するようにしてみた、と雑誌で神宮寺が発言している。
特集:世界に挑戦する日本エンタメ2024|ニューズウィーク日本版
✔『No.O -ring-』におけるメンバー各々の役割
今ミニアルバムから各楽曲を担当制にして制作。
(デビュー曲GOAT制作では、3人で原曲をブラッシュアップしたと語っている)
平野紫耀→BON・i
神宮寺勇太→SQUARE_ONE・ 花びらが舞う日に (Bonus Track)・夢の続き
岸優太→OK Complex・No-Yes・Banana (Take It Lazy)
を担当している。