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欧羅巴旅72/75〔イタリア•バチカン市国観光〕


〜世界一小さな国だからといって、るんるんしてたら一日終わっちゃったよう編〜

Ciao!

今日も相変わらず眠れないので5時間睡眠ですが、楽しみにしていたバチカン市国に行くのでそんなことは置いておきましょう。

中学生の時に世界でディズニーランドよりも面積が狭く、最小国として授業で学んだバチカン市国。
高校では世界史の資料集にこれでもかという程、掲載物があったバチカン美術館。紙面だけでなく、今からそこに行き直接目の当たりにすると思うと、胸が高鳴ってきます。


今日の朝ごはんはニョッキと茹で芽キャベツ。スーパーにいろんな種類のチルドのニョッキが売っていたけど、きのこが中に入っているものを買ってみました。
ボンボンチョコと同じくらい大きいもちもちのニョッキに、クリーミーなきのこ風味のクリーム。朝からこんなに美味しいものを食べてしまっていいのかしら。
芽キャベツは、うん芽キャベツ。でも野菜必要だからね!


身支度を整え出発。
ここのお家は駅から20分程離れているので、朝のお散歩分も楽しめます。ただ道に汚いものがごろごろ転がっているので、下に注意が必要。まあ、これもローマらしくていいんじゃいでしょうか。


地下鉄テルミニ駅でB線からA線に乗り換え。車内は結構混雑、空気感といい朝の総武線といい勝負なくらいです。
こんなに混んでいたら、誰かしらはスリにあってしまうだろうな〜言うてちゃんと荷物を前で抱っこしていれば全然平気なレベルだとは思うけども、やっぱり日本の治安の良さって素晴らしいですね。


地下鉄から地上に出て、人の波に流されること徒歩10分。

カラフルな街並み
巨大な柱を潜り抜けると
サン・ピエトロ大聖堂!


知らない間にバチカン市国に入国していたようですね。
写真じゃ伝わりにくいのですが、広いし大きいしすごい迫力。これは、、さすがキリスト教の本拠地ですね。


本当は先にバチカン美術館に行く予定でしたが、あまりにも綺麗なので先にサン・ピエトロ大聖堂に行ってみましょう。

9:00ごろに到着し手荷物検査の列に並ぶこと20分。列は意外とスムーズに進んでいきます。

わあ〜〜大きくて本当に綺麗。
あまりにも大きくて、上を向く首がおかしくなりそうです。


中に入ってみると

金色の高い天井に、細やかな装飾。これは圧倒的に聖堂ナンバーワン。どこをみても美しく、きっと誰がみても感動するでしょう。この空間を作ったルネサンス期の芸術家達の才能と労力、何百年も前に作られたこの聖堂が今でもここまでの美しさを維持できているのもまた素晴らしい。
世界中からたくさんの人が足を運ぶのに納得ですね。


当たり前ですが、歩いて進むと景色が変わるじゃないですか。
「絵画を見る」や「中心から見る」とかいうメインよりも、その移り変わっていく「途中のカーブで絵が垣間見える時から全体が見える瞬間」がまた美しいのです。つまり、全てが美しいということ。


随分満喫したところで、この広い空間からお次の本日のお目当てのバチカン美術館へ行ってみましょう。
イタリアの美術館は予約する時に手数料がかかるし、気がついたらもう売り切れてたので当日券を求めます。

そもそも予約って好きじゃないの。だって、その時にならないと本当にやりたいことってわからないじゃない〜せっかくやるならベストタイミングで私はやりたいから、目的が一つならするかも知れないけど複数ある時は予約しない、というかできない。現地に行って他のところに興味が湧いたり時間を費やしてしまって、結局行けないことも度々あるの。こういうのって、すごく性格が出てるわね。ふふっ


美術館の近くまでくると行列があったので、最後尾の人に何の列か尋ねてみるとその人も分からずに並んでいるそう。
ちょっと確認して戻ってくるね〜と、周りの看板やら先頭に並んでる人に聞いてみるとこれからチケットを買う人の列で合っていそう。 
チケットの列だったよ〜と先程の最後尾さんに伝えて一緒に待機。そこの通路は予約用と未予約用の列が柵で区切られているで、そこに座って待てるので余裕で待てます。

お供はプロテイン


列に向かう途中ツアーの人の声かけを沢山浴びてきたんだけど、その中の1人に「今日は当日券は売り切れだから、ツアーしか残っていない」と言われたの。本当かどうか、ちゃんと自分の目でまずは確認が最優先と断ったんだけど、やっぱり当日券残ってるじゃない。そうやって伝えるもの、商売上の手口なんだろうけど嘘はやめてほしいわ〜。。


40分程並び中に入れたので、まずは手荷物検査。それからチケットを購入し鑑賞へ。

学割使えるかなと、日本の学生証だしてみたら割引してもらえて8€。ラッキー✌️


まずスタート地点に行くために上に上がります。

もう美術
昔使われていた船



スタートはエジプトのお部屋。
時系列順に並んでいるので、だんだんと現代へと近づく造りに。

お墓の扉で、ここから魂が行き来する所
エジプト文字、絵がうますぎる
本物のミイラ
左目から内臓を抜くらしい
この人は髪の毛を赤く染めていた
ミイラの装飾品
あの世で働かせる人形も一緒に
ムチを持っているのは隊長かな?
タイトル:ナイル川
川を人の姿で表現しているのね
足元には川の神のワニが🐊




続いて石像のお部屋。

誰か忘れた
父親が息子を捨てちゃったけど、実は生きてて後に再会するパターン
ここでは珍しく父性が表現
この髪の毛はカツラらしい
時代の流行に合わせて変化できるように
カツラというと薄毛のイメージがあるけど、カツラがオシャレって現代人からするとおもしろいわ
本物よりも美人に作ってもらった石像
実際よりも柔らかい表情に
右下の男の子は、、誰が忘れた
だけど、お兄さんが1番上に立つために兄に殺されてしまった子
もう悲しい表情をしてる
まだまだ続くけどそろそろ飽きてきた
(とかいったら怒られそう)
ナイル川
こちらも川を表現してるけど、ちびっ子とワニが戯れているのがかわいい


これらをゆっくり鑑賞していたら、もう一時間半たっていました。このペースだと体力がもたなそうなので、取捨選択しながら進んでいきましょう。

個人的に興味深かったのがこちらの地図のお部屋。

疲れ過ぎていていつ作られたのかは覚えていないけど、とても綺麗だよ
シチリア島
サルディーニャ島
イタリア全島

日本の伊能忠敬もそうだけど、地図作った人って本当にすごいよなぁ。
しかもそれが現在の地図とほとんど同じなんて、勝手に苦労に感動しちょっと元気になりました。昔の人がこんなに頑張っていたんだから、美術品鑑賞している私がなんで疲れているんだよって。


まだまだ続きますが、早くラファエロが見たいので足早にラファエロルームへ。
いきますよ??

うわぁお…本当にラファエロ。
色遣いがはっきりしていて立体感は半端なく、特にこのカーブや天井画は言うまでもありませんね…。
最後のアテネの学堂は、何度も資料集で見かけテストまで出てきた作品。そしてこの作者は誰でしょうと聞かれて、答えられなかった余計な記憶が蘇ります。


そして、最後にシスティーナ礼拝堂を鑑賞。こちらは撮影禁止です。壁画はもちろんとても美しく大迫力だったのですが、想像以上に壁の人口密度が高かったのが印象的。まして立体感のある作風なので肉体が感じられました、はあ〜大満足です。


最後に可愛い天使を見つけたので載せておきます。

右の子が特にチャーミング

個人的な話、天使が好き過ぎてサイゼリアが好きな程なのですがこの子がヨーロッパ旅で1番かわいい子でした。



気がつくとたっぷり4時間も美術館に滞在。お腹が空いたことに退館してから気がついたので、イタリアといえばのパスタを食べにいきましょう。

上の瓶から麺が選べるよ
ローマといえば、カルボナーラ!!


日本で見ていた「旅するためのイタリア語」でカルボナーラ作る時に、本場ではクリームを入れないと知って現地で食べてみたかったのです。


ではいただきまーす!!ぱくっ

あ〜〜!!美味しい!せっかくカルボナーラを食べてるけど、まずパスタ自体がとってもおいしい。アルデンテな食感にもちもちとした少し太めのパスタ、流石イタリアですねパスタの扱いが上手すぎる。
本場の味付けは卵とベーコンと塩胡椒。日本人からしたら少し強目に感じるほどの塩胡椒でしたが、クリーミーで濃厚なソースがとっても美味しくペロリでした。

ここの店員さんもフレンドリーで「どこからきたの?」と聞かれたので「日本だよ〜」と返すと、「藤井風と優里が好きなんだ」と。日本の音楽が世界に知られてるということも、その店員さんもナイス。イタリアの店員さんは外交的で親切な人がたくさんなおかげで、お店ではいつも楽しい時間が過ごせるの。

とっても美味しいパスタを作ってくれた店員さんに感謝を告げ、しょっぱいものを食べたらお次は甘いもの。へへ〜ヴェネツィアぶりにイタリアでジェラート食べちゃおう♩


色んな種類のジェラートがあるので、ショーケースの前で悩んでいたら店員さんがティスティングさせてくれました。 
その結果こちらに。

マンゴーとヨーグルト!
それにチョコレートのコーティングにクリーム、ハートの目のクッキー。

濃厚マンゴーさっぱりしたヨーグルトに、チョコとクリームが相性抜群。セブンのまるごとシリーズのマンゴーが1番濃厚だと思っていたけど、やはりそれをぴょんと超えてきましたね。

イタリアのジェラートやさんはいつもチョコレートをかけてくれるので、ついついお願いしちゃう。甘いのに、もっと甘くしちゃうなのがイタリアらしくて好き。
あとねふわふわの少し甘めなホイップクリームも、そんなに載っけていいの?ってくらいちゃんとたっぷりくれて。一緒についているサクサクのクッキーで滑らかなジェラートも合わせて掬ってたべるの。スイーツをスイーツで食べる、それが本当に美味しくてたまらないの…!!


「ゆっくりしていってね」と案内してもらったバールスタイルの脚の長い椅子に座って、賑やかな店内で掬っては口へ掬っては口へ。
一時期ジェラートやさんになりたくてイタリア修行を考えたこともあったけど、これを食べたら多分みんなジェラート職人になりたくなっちゃうわ。これでジェラートは大満足。


Ottimo!Grazie mille!で感謝を伝え帰路へ。相変わらずのぎゅうぎゅう地下鉄だから、バックを抱っこしながら。
この一緒に旅をしてきた斜めがけのバックも随分と汚れてきたなぁ。帰ったら、リュックと一緒にお洗濯してあげよう。


と、今日も30000歩で家に帰るころには足が相変わらずガタガタだけど心は大満足。もう帰国は目の前、あと1日分の観光もしっかり楽しまなくっちゃ。

今日は、、幸せだから軽くヨガだけして眠ろう。あ〜いい夢が見られそう。ではbuona notte〜🌕

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