ASD長男のクセスゴ仲間の交流
ASD長男が、
「Aちゃんが夏休みのお土産くれたー」
ともらって来たのが、チップスターのりしお味。よく見ても、ご当地物でもなんでもない、スーパーで売ってるのと全く同じやつ。えええ?
「あ、Aちゃん、チップスターの工場見学とか行ったのかな?」
と聞いたら、
「日光だって」
出た!
日光で友達へのお土産を選んでて、偏食長男が食べられそうな物を、と考えた結果、どこでも普通に売ってるチップスターを選んでくれたのだろうか。ウケる。
ASD長男の通うフリースクールはASDやADHDの子が多く、割とクセがすごいけど、お土産は割といつも観光地のお土産然としたものばかりだった。Aちゃんがカゴに入れた時点で親御さんは、自分用に買っていると思ったんだろう。うちに来ました。面白かったです。ありがとうございました。
また、ちょっと前だが。
クラスメイト親子ボウリング大会をやって、その流れでイタリアンに行った。偏食が激しい子供達の厳しい条件をクリアする、白飯があるイタリアン。初めて全員が食事できた記念すべきランチ。いつもは誰かが食べられるものがなくて、おやつ的なものを食べて過ごしたり、帰っちゃったりしてたので、めっちゃ盛り上がるかと思いきや、子供たちのテーブルは全員俯き終始無言。ミレーの「晩鐘」かっつー位、場違いなオゴソカ感を醸していた。対する隣の大人テーブルはキャッキャしており、
「普通逆だよねー」
などと笑っていたが、B君が食べ終わるや、
「帰りたい」
と言い出す。
「え? 何を言うの?」
焦るB君の母。あんたたち、ちゃんと仲良くしていた? と他の親も心配しだすと、それにつられたかのように他の子供達も全員帰りたがる。親チーム、焦って残りをかっこみ、
「またねー!」
と解散。長男に、何があったの? と聞くも、
「え? 別に普通だけど」
何か全員下向いて無言でスマホ見てたじゃん! B君つまんなくなったんじゃないの? と言うと、
「いや、Bも含めて全員でLINEで大盛り上がりだったけど?」
聞くと、ボウリング盛り上がったね! ここ美味しいね! 楽しいね! と全員でLINEで大いに盛り上がったらしい。全然そうは見えなかったよ、目の前に全員いるんだから口で言えばいいじゃん! と思うのだが、なんせクセスゴ民。帰りたがったのは単に食べ終わったから、との事。
「食べ終わったら、席を空けるのが礼儀では?」
マナーだった。お店には優しい。優しいのだけれどこちとら、
「まだ親が食べてる途中でしょうが〜! しかも全員〜!」
なのだった。田中邦衛を凌駕する、そんな事が起こるなんて。
そして翌月も同じボウリング、イタリアンに、B君含む子供たちに熱望され、行った。同じ流れだった。親も子供のタイミングに合わせてさっさと食べた。全員がお店に優しくなった。
うちのASD1人でも「?」と思う事が多いのに、集団になるとカオスになりがち。面白いからいいけど。
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