相続修羅ばばあ
ある日、実の母が亡くなった
母とは私の家族と同居だった
同居の方にはお分かりかと思うが
お互いの間に摩擦が全くなかったと言ったらウソになる
葬儀が終わったある日、義兄から見せられたのは
母の公正証書遺言!
そこに書かれていたのは、あろうことか
母の全財産を姉に贈るというもの
そして姉に何かあった時にはその子供たちに相続させるというもの
えっ?!ウソでしょ???
私の頭の中は真っ白に
あんなにわがままな母の面倒を見てきたのは私達家族なのに?
姉家族は良い時しか寄り付かなかったのに?
そんな中、義兄がシャシャってきて
同居していた家を壊して土地を分割するから出ていくように言ってきた
居住権を主張したところ、向こうは弁護士を立てて訴訟になってしまった(汗)
そんなこと言われても困る!
そんなこんななバタバタをここに綴って
少しでも同じ思いをしている人の参考にしてほしい、
そして有料記事を裁判費用に充てようと思い、
この記事を書くことにした
世間には理不尽なことは多々あるんだろうけど
この年になってまさか自分の身に降ってくるなんて
正に青天の霹靂というのだろうか
どうなる私!
どうなる私の家族!!
1.うちのおばばが死んだ
(西の魔女が死んだ風)
6月のある日、母(おばば)が亡くなった
施設に入って1か月も経たないうちに
母(おばば)が体調を崩したのは3月の半ばだったと思う
食欲が落ちてきて横になっていることが多くなってきた
母は90歳をいくらか過ぎている
年齢を考えれば体調の上下はそりゃあると思うが
今回は少々違う気がしていた
愛犬の世話をすることもなく、部屋から出てこない事が多くなった
そして何より、部屋の匂いが凄い
ドアを開けるとすぐわかるほどにアンモニア臭がする
年齢を考えれば一人でトイレに行けること自体が感謝すべき事なのだが
それにしても今回はかなり違和感を覚えていた
確かにはっきり言って母は
同居している実の娘である私とは折り合いが悪い
接触するとお互い緊張するので家では
ある時からもっぱら私は裏方に徹することにしていた
食事を作る、洗濯をする、母が汚したトイレの掃除をする等々
そして作った食事や畳んだ洗濯物を運ぶのは
同居している夫や次男坊がやってくれていた
そんな母が食事を残すことは多くなって
寝てばかりいることが多くなった
病院に連れて行った方が良いかと思っていた頃に
姉が施設に入れると言ってきた
施設に入れると言ってもなかなか難しいだろう
父の時にかなり苦労したことを思い出した
お見舞いに通いやすい場所と料金、
そして当の本人が居心地の良い環境などなど、
考慮するとなかなかないものだ
そうそう見つかるものではないと思っていたところに
姉から見つかったと連絡がきた
いくら夫婦ともにリタイヤしてる身とはいえ動きが速い
確かに、姉の夫の親二人の施設も探して
入居させる経験をしているので慣れているのかなとは思う
5月17日(水)、今週末に入所が決まったと姉から連絡が入る
この頃は母の妄想が激しくなっていた
「箪笥の上に次男坊がいる、一緒にご飯を食べよう」と言ってみたり
家にいるのに「家に帰りたい、一緒に連れて帰って」と言ったりする
何かを感じているのだろうか?
5月20日(土)、夫が家にいる時に
姉夫婦が家に来てあっという間に母を連れて行ったらしい
基本この頃はリタイヤした夫が家にいて
私は同居以来、母との衝突を避けるために外に働きに出ている
姉もそれを知っている
なので、私はいなくても夫が家にいる事はわかっていたはずである
夫曰く、母は「行きたくない」とゴネていたそうだが
あっという間に連れて行ったそうだ
そして、施設からの連絡先は姉のところになっている
まぁ 自分たちで見つけてきたのだからそうだろうな
うちも週末など行ける時にはお見舞いに行くようにしていた
その他にも何か欲しいものがある時などは次男坊に言って
次男坊が届けていたようだ
施設は比較的新しい施設で、個室には室内にトイレもあり、
ベッドと作り付けの腰高のクローゼットと椅子が1客があるのみだが
その他にテレビやテーブルなどが欲しければ持ち込んでも良いとの事だった
お風呂は付いていなかったが、週に何度か入れてもらえるとの事だ
ひとまず安心していた
うちに母を迎えに来た時に母から通帳と現金をを預かったので
今後はそこからやりくりすると姉は言っていた
姉夫婦は預かった母のお金で
テーブルと椅子のセットとテレビを購入したと言っていた
そんなこんなで母の施設での新しい生活がスタートした
年寄りというのは先が読めない
ちゃんと介護してもらえる施設に入り、
その先数十年生きる人もいるし、そうでない人もいる
そして一様に言うのは家に帰りたいという事
母はどうだったのだろう?
私にはそんなことは一言も言わなかった
入居から3週間たった6月11日に
長男の子供たちと次男を連れてお見舞いに行った
この日は子供たちを連れて行ったこともあったせいか
饒舌に何かを話していた
しかしながら何を言っているのかはわからない
次男の手のひらに一生懸命字を書くそぶりを見せたが
やはりわからなかった
6月11日、この日は姉の娘が海外から帰国する日だった
母にはみんなでそれを伝えた
明日には姉の娘がお見舞いに来るよと・・・
そしてその夜、姉の娘に合わないまま母は旅立った
施設の人の話では23:30だったらしい
2.葬式イライラ
母が亡くなった夜に、姉の娘が子供を連れて帰国した
一歩及ばず死に目に会えなかった姪とその子供
会ったからと言って容態が劇的に良くなるわけでもないと思いつつ
やはり、母の気持ちを思えば可愛い孫娘に合いたかっただろうと思う
姪にしても間に合わなかったことは残念だったろう
運命と一言で片づけるのは簡単だがお互い想いは残るだろうな
母の生前にもしもの時の喪主はどうする?などと話してはいたが
姉からは答えが出ないままで母は逝ってしまった
どうするのかと思えば、姉から葬儀の連絡がLINEに入った
日程と場所、そして出席者の連絡
家族葬にしようとは言っていたものの段取り早いな
そしてその出席者の人数が足りない・・・
どゆこと?
うちの子供家族も頭数に当然入っていると思いきや足りない
自分と夫と子供と嫁とその子供、、、やっぱり足りない
何度も指を折って数えるがやっぱり足りない
息子の家族は当然来る気でいるし
間に入って来なくていいとも言えない
それでも生前交流があったのだから
行くべきだと私は思うし、
子供にしてみても人の生死というのは
生きた勉強であるから出席させたい
姉とのLINEはこちらには訳の分からない事ばかりだが
何度かの交渉の結果、姉からの言葉に愕然とした
「今回は私が折れます。来ることは仕方ありませんね。」って
どういう事?どういう意味?
姉の言葉が理解できない…
通夜の時の精進落としは桶のお寿司だったので
個々人好きなものをつまんでいた
飲み物もまぁそれなりに多くはなかったが
瓶でとってコップで飲んだのでそれほど足りなくはなかった
久々に会った姪とその子供は時の経過を感じつつ
話をしようとこちらから近づくのだが
何かというと義兄がシャシャリ出て間に入ってくる
この人はいつもそうだ
こちらが姉の子供や孫と話をしようとすると
割って入ってくる
そんなに私の家族が嫌いなのか?
自分が弟と仲良くしてこなかったからなのか?
まぁ私は姉とは姉妹だが義兄は他人だ
とりわけ仲良くしたいとも思わないし、恩恵もない
葬儀の時もそんな感じだったから
いつものことと受け流してはいた
だが!どういう事?
そりゃないんじゃない?
というのも火葬場で母の火葬を待っている間の
料理が人数分ない!
自分の子供と孫の分はあるのに
うちの孫と嫁の分がない!
こんなこと初めてだ
どういう事?どういう事??どういう事???
私の子供が一人来ることができなかったからその分を嫁に回して
子供たちには私と夫の分を食べさせたが
そんなことある?
何度となく葬儀には出席したが
いくら仲の悪い家族だと聞いていても
出席者の食事を削るようなことは聞いたことがない
私は姉夫婦にそんなに悪いことをしたのだろうか?
姉はこんなことをする人間ではなかったはずなのに
何故今こんなことをする?
後日、今回の件を姉に強く聞いてみた
答えは母が息子の嫁が嫌いだったからという答えが返ってきてがっかりした
以前の姉はそんな事言う人間とは思わなかった
情けなかった
うちの嫁が姉に何か危害を加えたか?
確かに母は好いてはいなかったかもしれないが
姉は自分の目で嫁を見て話をして判断したのか?
なぜそんな風になってしまったのか考えられなかった
3.関係図
4.おばばの地雷
おばばの死後、初めての姉とのランチ
何度も二人でランチかお茶をしようと誘ったのに
断り続けた姉から誘いがあった
指定場所に行くと姉の横には変なバッグを抱えた義兄が控えている
もう嫌な予感しかしない
指定されたイタリアンの店で
とりあえず当たり障りのない話をして
食事が終わってコーヒーが出てくる頃、
おもむろに持っていたバッグから茶封筒を出す
封筒はやけに堅苦しく封の部分に割り印などがついてある
もう後頭部がビリビリするほど嫌な予感が的中する
義兄が私に封筒を渡し、開けて中身を確認してくれという
私が、開封するものを持っていないので
店の人にハサミを借りようとすると
姉が眉ハサミなら持っていると言って差し出す
小さっ!!
短いハサミを使ってやっとのことで開封する
義兄が読んでみろと言うので読んだところ
母の全財産は姉に譲るとある
姉に何かがあった時にはその子供たちに譲ると書いてあった
全財産って?
同居してわがままで気の強い女帝の
世話をしてきた私達家族にはびた一文残さないって事?
意味わかんない!
そしてその後、義兄がシャシャリ出てきて
バッグから取り出したクリアファイルの中の書類を
次々と出して説明を始める
それでいいかと聞かれて我に返る
それでいいかと聞かれても即答できるわけないじゃん!
とりあえずその書類の写メを取っていいかと聞いてスマホで写真を撮る
今すぐ決められないと言って返事は保留にする
あり得ない!
だって父が亡くなった時に、母に相続の書類だからと判を押さされたのは
財産放棄の書類だった
よく読んで判をつかなかった自分が悪いのだが
自分の親に詐欺られたようなものだ
母が生きている間は固定資産税など母が払ってくれていたからそれも
良しと思っていたが今更そりゃないぜ
そうだ!居住権というものがあるではないか!
兄に居住権というものがありますよね?と聞くと
「そんなものはない」と一蹴
とりあえず家に帰って夫に報告しなければ
しかし公正証書遺言とは!
ショックだった
遺言を義兄が取り出したあたりから姉は
ずっと下を向いて無言だった
姉は知っていたのか?
知っていてずっと知らないふりをしていたのか?
その時はいかにも初めて見たような顔をしていたがそれは演技?
だとしたら人間不信になってしまう
暗い気持ちで家路についた
5.ここで一度死亡後の手続きについてまとめ
1. 死亡の確認と診断書の取得
医師による死亡確認: 自宅や病院などで亡くなった場合、まず医師による死亡確認が行われます。
死亡診断書の発行: 医師が死亡診断書を発行します。事故死や犯罪に関連した場合は「死体検案書」が発行されることもあります。
2. 死亡届の提出 (7日以内)
提出先: 市区町村役場の戸籍課
提出期限: 死亡したことを知った日から7日以内
提出者: 親族や同居人などが行います。
提出に必要なもの: 死亡診断書または死体検案書
3. 葬儀の準備
葬儀社の手配: 葬儀社を選び、葬儀や火葬の準備を進めます。
火葬許可証の申請: 市区町村役場で火葬許可証を取得し、火葬を行うための手続きを進めます。
4. 火葬と納骨
火葬: 火葬許可証をもとに火葬が行われます。
埋葬許可証の発行: 火葬後、火葬場で埋葬許可証が発行されます。納骨の際に必要です。
5. 各種行政手続き (2週間以内が目安)
健康保険の資格喪失届: 故人が国民健康保険に加入していた場合、役所に届出をします。
年金の手続き: 故人が年金を受給していた場合、年金事務所に停止手続きを行います。
住民票の抹消届: 市区町村役場に住民票の抹消手続きを行います。
口座の凍結: 金融機関に故人の死亡を知らせ、口座を凍結します。これにより、預金や資産の取り扱いが相続手続きに入ります。
6. 相続手続き (3ヶ月以内が目安)
遺言書の確認: 遺言書が存在する場合は開封し、内容を確認します。家庭裁判所で検認が必要な場合もあります。
相続放棄や限定承認の申請: 相続を受けるか、放棄するかを決定し、家庭裁判所に申請します(3ヶ月以内)。
遺産分割協議: 相続人全員で故人の財産をどのように分けるか話し合い、協議書を作成します。
7. 税務関連の手続き (10ヶ月以内)
準確定申告: 故人が個人事業主だった場合、死亡した年の確定申告を相続人が行います(死亡後4ヶ月以内)。
相続税の申告と納付: 相続が発生した場合、10ヶ月以内に相続税の申告と納付を行います。
8. その他の手続き
生命保険の請求: 故人が生命保険に加入していた場合、保険会社に死亡保険金の請求を行います。
公共料金やサービス契約の解約: 故人が契約していた各種サービス(電気、水道、携帯電話、インターネットなど)の解約手続きを行います。
これらの手続きは迅速に行う必要があるものも多いので、家族や親族、場合によっては専門家(弁護士や税理士)に相談しながら進めるとスムーズです。
6.シャシャリ義兄
葬儀の時もそうだったし、
久しぶりに会った姪との会話の時もそうだった
何が気に障るのか常に義兄はまとわりついてくる
いつもシャシャリ出てくるのだ
確かに現役時代は上場企業で働いていたかもしれない
部下を使っていたかもしれない
でも私は義兄の部下じゃない
常に上からモノを言ってくる
そりゃ義兄より年下の姉の妹なのだから完璧に年下ではあるが
私だって社会人やってきたわけだし
オミズでもないので当然お金ももらっていない訳で
男性を持ち上げて良い気持ちにしてあげる義理もない
義兄にモラハラを受ける立場でもないと思っている
葬儀の時も私は姉と普通に話していたつもりだ
「そういえば、お墓はどうする?」と私
「お墓って?」と姉
母の子供は私たち姉妹だけ(のはず 戸籍謄本みないとわかんないけどね)
という事は二人とも嫁に出ているので実家の墓を守る人間がいない
ならばゆくゆくは近い将来、墓仕舞いをする必要がある事を姉に伝える
さぁ ここでシャシャリ義兄登場!
「そんなことはこっちでやるから考えなくてもいいよ」
聞いてたんかい!
今度納骨の時に事務所に行って聞いてくると言う
親切そうに言っているけどきっとこの人の本心は違うところにあると思う
まぁ 人間、相性というものがあるから
きっと私とは相性が悪いのだろう
この日に納骨するというので
指定した日、早めに墓地に行くと
姉とシャシャリ義兄は仲良く管理事務所の窓口に座っていた
私が近付くと、手続きはもう終わるから外で待つようにと言う
どこまでも仕切るなぁ
外で待っていると
じゃぁお墓に行こうかと、
何の説明もない
任せきっていいならこんなに楽なことはないが
説明ぐらいあっても良くないか?
まるで私は部外者のようだ
何と言っても向こうには遺言がある
全財産という煌びやかな賢者の剣がある
無敵だと思っているんだな
納骨時、石屋さんから話があると言われた
お墓の下の台が古いものなので母の骨壺を納めると
壊れる可能性があるということだ
納骨の前に墓仕舞いの話で事務所に行ってきたシャシャリ義兄は
とりあえずそのままにしてほしいと伝えていた
そりゃそうだ
墓仕舞いするお墓にこれ以上お金をかける必要はないのだから
納骨の後は当然のことだが
姉のところとはその場で別れた
私たち家族と食事をして気持ちよく?帰った
7.相続修羅場
何度目かのランチ会、今日は私も夫と参加
なぜなら、土地は母の物だけど家の半分は夫の名義なので
夫は当事者ってわけだ
ん?とするとシャシャリ義兄は何なんだ?
何の関係もないんじゃない?
聞いてみるとバッグの中からまたごそごそと書類を出してくる
見ると委任状として姉の代理人という事らしい
ついている印鑑は三文判だ
そしてそれをサッと見せるとサッとバッグにしまう
子供かよ
そして、相続の流れをとうとうと語る
いつまでに相続手続きをここにして
いつまでに税金の手続きをして云々
その為には土地の正確な坪数が必要だから土地家屋調査士に頼んで
税金の事は税理士に頼んで、司法書士がうんたらかんたら…
これがその計算書で…
今住んでる家の査定価格はどうのこうの
母の預貯金がこの位だから…
現預金を抑えてるからそんなところにお金をかなり使っているという事だな
そしてまるで手品師のようにシャシャリ義兄はバッグから
書類を出しては引っ込め、出しては引っ込め…
という作業を向こうのペースで進めていく
ちょっと待って!写メとるから!
こちらは書類をしまわれる前に写メとりまくりですよ
シャシャリ義兄からの提案は家を潰して
土地を半分に分けるというもの
でも内容を聞いているとうちの方が半分より少ない
なのに遺留分としてその分だと思って多めにやってる的な事を言う
それはおかしい
もしも現預金を姉が土地をうちが相続していたら
特例として同居していたので税金の減額が最大限使えて
納税額が少なくてすんでいたのに
それも生前姉に説明してあったのに
無駄なお金を使わなくて良かったのに
そして,LINE上のやり取りで姉は
「母への感謝をもっとしていたらこうはなっていなかったんじゃないの?」という一言に
私はカチンときた
そもそもこの同居は父から頼まれた事なのだ
当時、父の母親である祖母と同居をしていたのだが
年と共に身体が聞かなくなり介護するようになっていた
当時は今と違って介護施設や制度も整っていなかった
せいぜい介護用の紙おむつの補助程度だった
それも役所というところは自分からお知らせをしてくれるわけではないので
自分で調べて申請しなくてはならない
(今もそうだけど)
私は結婚して外に出ていたから
当時は母のワンオペ介護だった
祖母はトイレが間に合わず粗相をしてしまったり
手を洗う事も上手くできなかったりしたのだと思う
その度に母がイラついて祖母につらく当たっていたのを見かねた父が
うちに同居を切り出したのだと思う
父はずっと猛烈サラリーマンしかしてこなかった上に
祖母が男子厨房に入らずという教育したものだから
家事は一切できない人だった
そんな父が考えて考えてうちに同居を持ち出したのだと思う
姉は長男と結婚したから向こうの家を見るだろうから
妹の私たち家族に入ってほしいと
考えてみたらかなり虫のいい話ではある
うちもそろそろ社宅を出て新しい住まいを探そうという時期だったので
父に頼まれたこともあり、家を建て直して同居することになったという訳だ
女帝である母はこちらが良かれと思って言う事をことごとく反対した
2世帯住宅にしようというと、そんな必要はない!と
しかし自分の欲しいものはすごく主張した
一階の玄関わきの部屋は日本間の二間続きにして書院窓を付けろとか
雪見障子にしろとか
同居すればしたで祖母を2階の部屋にポータブルトイレを入れて軟禁するという事をした
その時、結構身体が衰えていた祖母はトイレまでハイハイで行こうとしていたが
母は新築の家が汚れると言って部屋から出さないようにした
恥ずかしい話だが当時誰一人女帝たる母に抵抗できなかった
当時、私は子供を保育園に預けて働いていた
家に帰ると子供のおむつと祖母の下の世話をした
それがせめてワンオペで昼間世話をしている母への手伝いだったのだが
母はありがたいと思うどころかそんなことは当たり前と思っていた
週末は夫と二人で祖母をお風呂に入れる
身体が衰えた祖母をお風呂に入れるのは結構大変だ
母はそんな私を手伝う事もなかったし私も望んではいなかった
祖母を入れた後のお風呂は湯舟がかなり汚れる
でもそんなことも子供の頃にかわいがってもらった思い出があるからできる事だ
母はそんな私たちに感謝したのだろうか?
そしてその時代は姉はうちに寄り付きもしなかった
父にしてもそうだ
真面目に定年までひとつの会社で勤めあげて家の収入を守ってきたのに
リタイヤした時にアルバイトで得た収入を全て取り上げた母
父だって外で友達と食事位したいだろうに小遣い無しなんてやってらんないよね
それを母に言って少し小遣いあげたら?と言うと激怒して
親に説教するなんて100年早い!この家から出ていけ!となった
正に女帝だ
彼女がこの家のルールブック
逆らうものは許さない
恐ろしや~
そんな同居の苦労も姉は知らない
母がどれだけ周りに対して辛く当たってきたかを知らないのに
母に感謝が足りないとはどういう事?
父の小遣いの件で意見して以来、母は私を見ると怒りのスイッチが入ってしまうので
こちらはなるべく接点を持たないようにした
子供たちが小学校に上がるタイミングで正社員で働くようにした
上の子が中学に行くようになると朝5時に起きてお弁当と夕飯の支度をして
母が起きてくる8時より前に家を出る
正社員なので仕事が忙しい時は残業もしなくてはならなかったし、当然帰りも遅い
子供たちもいつまでも子供ではない
おばばの言う事は聞かなくなるし、自分の思う通りには行かなくなる
そんな母は子供たちに娘である私の悪口を浴びせていたことは
彼らが大人になってから聞いた話だ
子供が高校、大学に行く頃には父も衰えてくる
母と姉が旅行に行きたいと言う時には
父をデイサービスなどに預けて旅行に行くようになった
父が衰える前から、「あの人は旅行が嫌いだから」と言っていたが
一言でも父に「一緒に行く?」と聞いているところを見たことはない
女帝は自分の好きなことにお金を使い、
姉と旅行に行く
姉はおばばの機嫌の良いところだけしか付き合っていない
それでも姉は母に感謝しろというのだろうか?
8.死んだら天国 残るは地獄
母はどういう思いであの遺言書を書いたのだろうか?
私たち家族がそんなに許せなかったのか、
姉がそんなに可愛かったのか、
自分の娘たちを争わせるようなことを本当に望んだのだろうか?
いずれにしても良い方向に向かうはずのないものだ
以前、相続の説明時にシャシャリ義兄が取り出した母の戸籍謄本では
姉と私のみで母に隠し子などはいなかった
昔、同居を始めてしばらくした時のある事を
同僚のお局様にこぼしたときに、
「あなたのお母さんは魂が子供なのね、
だからあなたが大人にならないと」と言われたことがある
行動の先を考えない事を子供というならその通りだと思う
自分のやった事の責任が取れるのが大人だとすれば
母はこんな爆弾を投下して責任をとらないのだから子供のまま逝ってしまったのだろう
親というものは子供の幸せを願うものと思っていたが
そんな常識を覆して母は逝った
本人は本当に私を苦しめたかったのだろうか?
母は女帝だったので自分の思う通りにならないと怒った
私をなじった
自分の常識を押し付けてきた
母からすると私は常識外れの娘だったのかもしれない
でも時代と共に考え方も変わるしインフラも変わる
女帝である母はいつしか私の顔を見ると
怒りをあらわにして文句や怒号ばかりを浴びせるようになった
そして私はそれを避けるために
家にだんだん帰れなくなくなってしまう
保育園から子供を引き取った後、
ベビーカーを押しながらスーパーのフードコートに行って
子供とちょっとおやつをつまんで時間を潰す
母たちの夕食が終わった頃に帰るようになった
そんな私の辛さは姉は知らない
言ったところで
「同居ってそういうものでしょ?だから同居しなきゃよかったじゃない」と
やってしまった事を責められるのが関の山だ
まだローンも残っているし、子供も小さいし
家を出ることそのものを考える余裕はその時の私にはなかった
母が亡くなった今となっては
母がいなくなったから天国だというつもりは毛頭ない
それどころか母が残した地雷のせいで地獄がまだ続くと思うと
同居している間、ずっと我慢を強いられてきたこの30年間が
何だったのかまったくわからない
たった一人の姉と争う事になるなんて考えたこともなかった
これからも地獄は続くんだなぁ、などと寂しく思う
9.サギじゃねーの?
ここで一度整理すると
母が亡くなって母の名義の財産は今家の建っている土地と家の半分
家の半分の名義は私の夫の物だ
シャシャリ義兄からの提案は
とにかく今住んでいる家を私たち家族が出ていき
土地の遺留分だけは私の名義にする
その土地に家を新たに建てるもよし、
土地を売って他に家を買うもよしというものだ
そしてうちに居住権はない!と言った
とにかくシャシャリ義兄が作成した書類に判をつけと言う
そんなにすぐに決断はできないと時間を稼ぐ
時間を稼ぐ以外にこちらの戦い方法がない
そうでなくても頭の中は混乱して考えられないというのが本音だ
そんな困り果てているところに
知合いの司法書士の先生が話を聞いてくれた
「その遺言はおかしいね
お姉さん夫婦が書かせたんじゃないの?」
知合いに弁護士がいるからちょっと話を聞いてもらったら?と
言って下さり紹介を受ける
アポを取り、色々と揃えられる書類を持って相談に行った
「公正証書遺言があるというのは強いね」
裁判所でも公正証書遺言はひっくり返せないと言われた
その上でこちらとしては他に財産がないかどうかを調べて
相続額を上げることで遺留分を大きくするしかないと言われる
親しい親戚からも近くの弁護士先生を紹介してもらったが
やはり同様の答えだった
その遺言書を書いた時に認知症の診断をされたことはなかったかと聞かれたが、
父が亡くなった時にちょっと変だったことはあるが
犬を飼ったことでまた元気になった事実はある
認知症と診断されたことはない
もしも認知症の診断があれば遺言をひっくり返すこともできると知ったが
その線はないと答えた
仕方なく我々家族も中古住宅を探すことにする
シャシャリ義兄は自分の提案の線で話を進めるが良いかと矢の催促
もう精神的には最低な状態だ
ネットで調べてもそれなりの物件しか見当たらない
知り合いの司法書士の先生の言葉がふと蘇る
「その遺言はおかしいね
お姉さん夫婦が書かせたんじゃないの?」
確か公正証書遺言の日付は1月7日だった
例年、私たち家族は年末年始は夫の実家で過ごす
姉の家族は大体1月2日に挨拶に来る
母が私たち家族がいないのをいいことに
自分がこんな目にあっていると在ることないこと姉夫婦に愚痴っていたとしたら?
「そんなにいじめられているのなら早めに遺言でも書いておいたら?」
などと母をそそのかしていたとしたら?
これはあくまでも私個人の推理にすぎないけど
それってサギじゃねーの!?
なんだかいろいろ腹立たしいのと
自分が搾取されてる感じが否めない
マジそれってサギじゃねーの!?
そうは思いたくないけど
やっぱりそれってサギじゃねーの!!??
ただ、もしもそれが本当だったしても
その本当だということをこちらが証明しないことには
それが真実だとは認められないのが歯がゆい
そしてこの頃には夫婦そろって夜もよく眠れず
夜中に何度も目が覚めて寝返りを打つ日々が続いた
心身ともに最悪の状態だ
これが悪夢なら醒めてほしいと何度となく思った
10.よしっ!弁護士さんに相談だ
(アディーレ風)
仕方なく引っ越し先の物件を探し始めたものの
これというものには出会えず、
片やシャシャリ義兄からは書類に判をつけと矢の催促
ほとほと精神的に追い詰められていた
夜も何度も目が覚めてしまう
朝起きても寝た気がしない日が続いていた
出モノの家があったら紹介してほしいと
知合いの不動産屋さんに声をかけてみる
よほど私の様子がおかしかったのかもしれない
早い時期に一度会おうと言ってくれた
会って今回の件を聞かれる
こういう経緯で出ていかなくてはいけなくなったのでと
事情を話すと、彼はにっこりと柔らかく笑って
「そんなの出ていく必要なんてないよ」と言ってくれた
だって貴女は家賃を払ってたの?
お父さんから頼まれて住んでいたんでしょう?
土地代を払っていたわけではないでしょう?
それは親も一緒に住むってことを了承してたって事じゃないの?
ならばどうどうと居座っていればいいよ」 と言ってくれた
そしてそんなに追い込まれているんなら、
不動産に強い弁護士を紹介してくれるという
それからでも家を探すのは遅くないという事で
藁をもすがる気持ちで紹介してもらう事にする
シャシャリ義兄とは真反対な言葉だった
前回、呼び出されたときに義兄は
「あの家に住んでる間、家賃を払っていたのか?
路線価で計算しても年間〇〇万円の土地代は払わなくちゃいけなかったはずだ
それが30年だと〇〇〇万円になる計算なのにただで住んでいたのか!」と迫ってきた
何故社シャシャリ義兄にそんなことを言われなきゃいけないのか?
お前に相続権はないだろうと言いたいところを我慢する
身体によくない
しかし、あれ?
遺言書の日付が1月7日だったな
以前司法書士の先生に言われたことが甦る
例年姉は1月2日頃に新年の挨拶に来る
それは大概私たち家族が外にあいさつ回りに行って家にいない事が多い
そんな時に母の愚痴を聞いて
それなら遺言を残せば?と言ったんだとしたら?
私たち家族に出て行けと言うのは
姉夫婦が謀った詐欺なんじゃないの?
そうは思いたくないが
だとしたら彼らの精神は本当に腐っていると思う
そう考えるとだんだん腹が立ってくる
もしも姉の考えだとしたら情けなくなる
そもそも女帝は家や土地に異常に執着する性格だった
姉に全部譲るというところまでは理解できる
しかし、シャシャリ義兄の言うように分割して売ってしまうという事は
どう考えても母の遺志に反していると思う
それなのにそこまでしてこの土地が欲しいのか?
今までの態度は何だったんだ?
もう人間不信になってしまう
そうこうしていたらある日、
知らない弁護士から訴状が届いた
とうとう姉夫婦がうちを訴えてきた
どうする?私!
私またピンチじゃん!!!
救世主現る!
訴えられる前に知り合いの不動産屋さんから紹介されて
弁護士先生に会いに行った
事情を話すと先生はシャシャリ義兄とは真反対の事を言ってくれた
「土地の賃借料は払っていたんですか?
払わずに30年間暮らしていたという事は
親御さんの同意のもとにその土地に暮らしていたという事ですよね
ならば出て行く事はないんじゃないですか?」
まったくその通りだ
私たちは言語化できなかったけど
そういう事なのだ
まさに私の目の前に救世主が現れた瞬間だった!!!
もう先生が輝いて見えた
よく見るとなかなかハンサムではないか!
もうドキドキとウキウキが止まらない
更には、お母さんが亡くなって相続の話が出た時には
土地家屋調査士や司法書士、税理士などの資料が揃っていたんですね?
ずいぶんと手回しが良いですね とも…
先生、それってあらかじめ相続を想定していたってことですか?
まあそうでしょうね という会話があったかなかったか…
もうそれって計画的じゃん!
やっぱ詐欺じゃないの?!
思いたくないけど
胸の中に黒いものがこみあげてくるのを抑えることができない
その後考えないようにすればするほど
黒いものが広がってくるのを抑えられなかった
あ~嫌だな こんなこと考えている自分が嫌だな
どんどん心が貧しくなっていくのを感じる
そのうち私が最低なのか、姉夫婦が最低なのかわからなくなってくる
お人よしすぎるかもしれないが
やはり姉を悪く思いたくない自分がいるのも確かだ
だってこの世にたった一人の姉妹なんだよ?
そもそも自分がいなくなった後に
争いの種を蒔いていく母の気持ちもよくわからない
私の理解を超えすぎてる!
亡くなった人を悪く言いたくはないが
亡くなった人との関係よりも生きている人との関係の方が大事だと私は思う
12.通知書
ある日、下記のような内容証明郵便が届いた
内容証明郵便とは弁護士らしい
その通知の内容は以下の通りだ
以下、有料ページへ
https://note.com/bright_panda877/n/nfd2c31166858
13.訴えられた!
おばばが亡くなった翌年2月に突然、
姉夫婦の弁護士から訴状が届いた!
訴えられたのだ!
え わたし何か悪いことした?
訴状によると私たち家族が相続の期日を過ぎても居座って出ていかないというもの
っていうか世の中の同じような立場の人たちは
あそうですかって出て行ったりするものなの?
みんな円満に相続にうんと言うの?
そんなことないよね?
似ているケースでもそれぞれの事情はあるし
性格だって違う
話が通じる人もいれば通じない人もいるだろう
(うちは後者だったわけだけど)
うちだけが特別なんていう事はないはずなのに…
訴状の内容は、私の夫くんが持っている家の権利を
ごちゃごちゃした計算の挙句の450万円で譲れというもの
はぁ???
450万だぁ?
確かに木造家屋で30年経っていれば
本体価格はあってないようなものかもしれないけど
そんなはした金じゃ売れねーっつうの! 馬鹿にすんなよっ!!
さてこの売られた喧嘩でどうごねようか?
受けて立とうじゃないの!
っていうかこうなる前にイケメン弁護士先生に相談しておいてよかったぁ~
ここではいそうですか、450万で売りますと言えばそこで即試合終了
裁判にはならずに終わり
弁護士も裁判官も要らないよね
でもみんな納得できないから裁判という制度があるんだよね
声の大きい人間、押しの強い人間がいつも思い通りになる世の中っておかしいよね?
ちなみにそういう知識を増やしたいと思って
そんな小説とか書籍を検索したんだけど
本格的な相続の本とかはあるんだけど
小説とかエッセイなんかはヒットしなかったんですよ
本格的な本ではきっと、
このケースはうちと違うしなぁ~となるのが落ちだろうなぁ
webでも大枠や流れは書いてあるけど
自分の気持ちにフィットする記事は無かったんですよね
それもこの記事を書こうと思ったきっかけです
もうそれこそ家庭教師も参考書もなしに
勉強するすべもなかったのにいきなり東大試験に臨む感覚です
それでもね
やっぱり理不尽だと感じる事、許せない事、売られた喧嘩、
自分のプライドと尊厳を守るためには戦わないとと思う訳です
私、けっして喧嘩好きな性格でもトラブルメーカーではないです
むしろこれでもかってくらい平和主義者
典型的な日本人なので物事を丸く収めようってタイプ
仕事でもね マジホント
それでは間を取ってこんな感じでいかがでしょうってタイプ
人生ではね マジホント
まさかこんなことになるなんて思っていなかったおめでたさ
自分でも甘いなぁとつくづく感じる出来事
まぁ 今回の訴状では家の半分の権利を買い取る、売らないという事なので
直接私ではないんだけど
例の公正証書遺言が出てきてからずっと
私の中で何故どうしての言葉が消えたことはないです
ちょっと前に老後の2000万円問題というのがあったけど
本当に2000万円あれば楽しく生きていけるんだろうか?
衣食住が足りてやっと幸せと言える気がする
2000万円なんてなくても、衣食住が足りて
近くにお友達がいてくだらない話ができたらそれはそれで幸せなんじゃないの?
という事で今回の売られた喧嘩は
買う事にしました
14.御連絡
何だか間髪を入れずって感じだけど
今度は相手弁護士からFAXが届いた
連続の連絡で忙しくなってきた感じである
以下はその通知
以下、有料ページへ
https://note.com/bright_panda877/n/n74a364016961
15.怨念がおんねん
あれ以来、心のどこかにいつも刺さっている棘がずっとある
棘がコブになってコブが化石になって巨大化していく気がする
それが何かと言えば
ずっと仲が良いと思っていたダン姉と裁判にまでなって
母の残したものは何だったのか、考えなくても常に頭の隅にある
最近、髪が白くなってきた
還暦過ぎの年のせいだとは思うが、髪も薄くなってきた
それはそんなストレスのせいなのかとも思ったり思わなかったり
こんな年齢になっても揺れるのだよ 心が
母が亡くなり、シャシャリ義兄からいろいろ言われ
そんな中でもダンマリ姉が吐いた言葉にやられ
もしも自分が仕事をしていなければ本当に
そのことばかりに囚われて倒れていたかもしれない
数年前にヘアドネーションをした事がある
その時には病気治療で髪が抜けた人の
ウィッグにしてもらえればいいなという清い気持ちを持っていた
今また髪が肩甲骨の下あたりまで伸びてきたので切りたいと思っている
ただ、今回ドネーションをするのはとてもためらいがある
観念的なことではあるが、
この2年間、ダンマリ姉との係争で私の髪の半分ほどには怨念が宿っている気がする
そんなヤバイ髪を寄付しても、
その髪を使用したウィッグをつけた方に何かあっても困る
いっそ嫌がらせに怨念が宿っている髪を
シャシャリ義兄のポストにぶちまけてこようかとも思うが
そんな嫌がらせは自分たちを不利にするだけなのでやらないけどね
にしても、人間気持ちが荒んでいる時にはろくなことは考えないものだ
とにかく年の瀬になり、この怨念のこもった髪を切る事には決めた!
とにかくバッサリ切ってスッキリするのだ!!
そして年が明けたらまた切り替えて闘志を燃やすのだ!!!
とにかく今はそう思うのだ
自分のプライドの為に戦わなくては!
そのための断髪式!!
そうよ、この髪には怨念がおんねん!!!
美容室には予約を入れた
さぁ いざ出陣だわ
16.小規模土地の特例
何が悔しいと言って、今回の相続によって何故払わなくても良いお金を払わなければいけないのか!
女帝がそれなりに残してくれた財産を、税金やらサムライ族やらに湯水のように使うシャシャリ義兄が理解できない
今住んでいる家や土地の名義が変わったら国に税金を支払わなければならないのはわかる
もちろんモノを相続した時には現金がなければ、借金をしてでも払わなくてはならないと言われればそれも納得する
考えようによっては家と土地がそんな金額で手に入るなら安いという考え方もある
しかし、ローンも払い終わって、子育ても終わり、
やっと自分たちの人生だと思ったとたんに介護、
それが一区切りついたと思ったらこの相続騒ぎである
人生後半に来てそりゃないぜ
以前、ダンマリ姉とは、現預金は姉に家と土地は私が相続という事で話はついていた
小規模土地の特例の事も何度も説明した
同居している私が相続すれば、大した相続税もかからなかったはずだ
当然、お互いの弁護士費用もね
女帝が亡くなって目の前の現金を見たことで
姉夫婦は目の色が変わって強欲になった
それも億ではない!
それほど高額とも言えない金額でだ
何かの本に書いてあったが
相続でもめるのは金持ちではなくほとんどが小市民だそうだ
何故なら金持ちは生前からきちんと相続対策をしているから
とはいえ人間というのは環境で変わるものなのだなぁとつくづく思う
何が故人の遺志だ
生きている人間の幸せの方が大事なのではないのか?
故人に遺志があるなら私のところに化けて出てこい
既に家の半分と土地の名義は姉に書き換えられている
この先、私が居住権を主張して住み続けたとしても
お互いにメリットは少ないと思うのだが
こちらが住み続けている限り、姉はこの土地を売る事は難しいだろう
かといって私がこの土地を買い取るというのも釈然としない
それって盗人に追い銭ではないか!
土地の名義を変えればまた税金がかかる
本当にあほらしいとしか思えない
もしもそれを承知であの遺言を書かせたのだとしたら
欲に目がくらんで、浅はかだとしか言えないな
そんなに税金が払いたいのか。。。
ずいぶんと金持ちなんだな