何もかも大丈夫じゃない自分に気づいてくれる人はマジで大事にした方がいいよって話
突然ですが。
最近、どこか体の様子がおかしい。
それが今になって漸く分かり始めている。
今日までに思い当たることをあげてみよう。
入社式があった4月1日。
その日の夜。
シャワーを浴びていると、無意識に涙があふれてきた。
なんでなんで。と考えていても、理由は思い当たらない。
大学生じゃなくなったことに対する悲しみからなのか。はたまた環境の変化によるものなのか。
5月の頭。
また無意識に涙が止まらなくなる。物事を悪い方向に考えすぎて、仕事が手につかなくなった。
5月下旬。体に異変が起きた。
冬でもないのに、蕁麻疹が両手の手の甲にびっしりと出来た。お風呂に入るとめちゃくちゃ痒くなり、手が真っ赤になった。
最近よく手を洗っているからかな、と思っていた。
介護職という仕事柄、トイレ介助もあるし、その度に何度も手を洗う。確かに環境的に蕁麻疹は出来やすい。
だから、毎日必死にハンドクリームを塗りまくり、なおかつ皮膚科の先生に処方してもらった薬をつけると、1週間くらいで症状は治まった。
これで大丈夫だ。自分ではそう確信していた。
6月。
泣くほど辛いことは起きていないのに、
「消えたい」とか、「死にたい」とか。そう思うことが増えた。
なぜか無気力になることが増えた。お風呂に入ること自体が億劫になり、特に髪を洗うのが面倒くさくなった。
親には冗談交じりで相談していた。「今流行りのお風呂キャンセル界隈?」みたいに。そんな風に笑ってごまかしていた。
思い返してみれば、今までは日常の習慣に対して面倒くさいとか、億劫だと思ったことはほとんどなかった。
何回も思った。お風呂に入りたくないと。
それでも仕事は何とか出来ていた。
ストレスの事は上司に相談していたし、休みは増やしてもらったけれど、人並みには仕事が出来ている。自分ではそう思っていたし、この先も自分のペースでやれるのかも。
そんな確信もあった。つもりだ。
7月1日。仕事終わり。
家に帰って来た家族から突然、こう言われた。
「あんた、最近顔死んでるよ」
え?
無意識だった。
ストレスが溜まっている感覚はあったけれど、私はちゃんと休めてる。
と思っていた。
毎日利用者さんのことを考えて、何かあったらすぐに反応して、人一倍気を遣って。とにかく利用者さんが安全に、かつ安心して過ごせるように。
仕事なんだから、自分よりも利用者さんに意識を集中させないといけない。
でも、休日には自分の好きなことをしてるし、友達とも遊んでるし、美術館にも行っているし、美味しいものだって食べてる。
今のところは大丈夫だ、って。
職場の人にもなんにも言われてないし、人から心配されるほどではないんだって。
でも、違った。
自分では気が付かないほど深刻なくらい、確実に、私の体はストレスに蝕まれていた。
じわじわと、それこそ、真綿で首を絞められるかのように。
家族から言われてはじめて、自分の体が今、限界に近い状態になっていることを自覚した。
その後は、もう、何が何だか分からなくなった。
心の奥に溜まっていた澱みが物凄い勢いであふれ出してきて、とにかく泣いて泣いて泣きまくった。この3日間くらい。
これが、今まで仕事を続けてきた答えなのかもな。
今のままではたぶん、私の体は持たないよと。
そんなサインをここ数か月の間、体が出してくれていたことに、漸く気が付いた。
あまりにも馬鹿正直すぎて笑ってしまうけど、ちゃんと身体って、不適応な時は正直になるんだな。
と、なんだか妙に冷静になってしまうのだけど。
今度、仕事を辞めたい旨を伝えて見ようと思う。
すぐに辞められるわけではないと思うけれど、少なくとも、辞められると思った方が気が楽になるというのが私の現状だ。
職場環境自体が悪かったわけではないし、職場の人もすごく良い方ばかりだった。そこは本当に恵まれていたと思うし、先輩には手厚く仕事も教えていただいたし、感謝してもしきれない。新卒で入ったばかりで急にいなくなるなんて本当に本当に申し訳ないとも思う。
でも、仕事も大事だけど、自分の体とか命以上に大事なものって、何もない。
せっかく生まれてきた私だけの、一度きりの人生なんだ。もっと自分に正直になったっていいじゃないか。
今はとてもとても不安で辛いし、進む道を間違えてしまったのが本当に情けないし悔しいし、何が何だか訳の分からない感情に押し潰されそうになりながら、この文章を書いている。
それでも。
後から見返してみて、「こんな自分もあったんだな」って笑い飛ばせる日が来るように。
1ミリでも前に進むために、あんまり嫌なことばっかり書きたくないけど、残しておこう。
今はただ、一緒にいてくれる家族の存在が本当にありがたい。
自分では「大丈夫」って思っていても、意外と大丈夫じゃないんだよな。
そんなふうに、自分では気が付かないような異変に1人でも気付いてくれる人がいたら、あなたも絶対に大事にした方がいい。
(これからまた【1ヶ月書くチャレンジ】は続けていく予定です)