ただのラブライバーが2年3ヶ月でHSK5級をとった話(&中国語検定2級不合格体験記)
おはこんハロチャオ。リリィです。
前回中国語の話をして久しい(2023年5月頃)ですが、あの後の進捗についてお話しします。
前作
https://note.com/bright_orchid434/n/n853a3b090aee
中国語検定2級不合格体験記
はい、早速ですが中国語検定2級の不合格体験記を書きます。
成功より失敗から学ぶことの方が多いからね。
不合格って悪いイメージがあるけど、そもそも挑戦しないと不合格すら貰えないのです。
ラブライブのキャラだって、ライバルユニットに勝てなかったりライブの途中で体調崩したりしたけど、だからと言ってかっこ悪い訳ではありません。が、しかし私の体験記には恥ずかしい部分もあります。反面教師にしてくださいませ。
試験当日までの勉強法
私が中国語検定2級の受験日に設定したのは、2024年3月でした。
これは中国語検定3級に合格した1年後です。
中国語初心者から中国語検定3級までの道のりは、中国語検定3級から中国語検定2級までの道のりと同じと言われています。
それまでにモチベを保つため、Super Chineseというアプリで1日15分は勉強していました。
どんなに面倒でも、これだけは毎日やりました。
以前にHello Chineseという似た名前のアプリを紹介しましたが、
Super Chineseの方が難しいレベルの内容(HSK5級レベル)も扱っているため、このアプリにしました。
一から中国語の勉強をしたいなら、好きな方を選ぶと良いと思います。ただし、Super Chineseの方が長く使えます。
Super Chineseは学習者に発音させることに重きを置いていて、結構音読させられます。だがそれがいい。
あと、有料ですがAI(CHAO君)が学習で分からなかったことを教えてくれます。
解説は親切ではないので、間違えた理由を詳しく知りたいならAI必須かも。
ランキングで全国の学習者と、経験値の数(学習すると手に入る)を競えます。これは闘争心を掻き立てられますね。
この前はランキングで可可のアイコンの人も見かけました。私と同じようにラブライバーで中国語勉強する人もいるんだな。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.superchinese&hl=ja&pli=1
結果的に中国語検定2級には合格できませんでしたが、この勉強法は後に大きく役立ちました(後述)。
アプリの他には、2023年12月頃から中国語検定2級 トレーニングブック(筆記問題編、リスニング問題編)、キクタン 中級編をしました。
どちらも何周したかは覚えていない。
…しかしこれがどうも裏目に出てしまったようです。
そして玉砕へ
2024年3月。
3月末に中国語検定はあったのですが、それまで小林愛香さんとのじゃんけん大会、ユニット甲子園と3月初めはイベントが目白押しでした。
この2つを諦める選択肢は私にはありませんでした。
だって行きたいんだもん(怠慢)。
ただし新幹線やイベント会場にも教材を持ち込み、二宮金次郎みたいに勉強はしていました。周りからしたら怪しい人だっただろうな。
そして中国語検定2級当日。
ガチガチに緊張し、リスニングにフルボッコにされました。
自己採点後、あと2問正解できていれば合格なことに気付きました。
それに母亲と父亲を聴き間違えるという最悪な凡ミスをしていました。
この問題も正解できていれば、あと1問という所までは行けました。それでもまだ不合格だけどね。
前半の短文はそこそこ聞き取れましたが、後半の長文はボロボロでした。
思い返せば、同じリスニング教材を沢山聴きすぎて回答を覚えてしまっていました。本当の意味で力になっていなかったのです。
これが私のリスニングの敗因だと思います。
しかし、結果が返ってきてみると、筆記だけは合格点に到達していました。
筆記の勉強法自体は間違っていなかったようです。
トレーニングブックで攻略可能でした。
悔しい結果に終わりましたが、収穫はありました。
それだけでも受験する意味は十分にありました。
HSK5級合格までの道のり
リベンジできない…だと…
中国語検定2級の不合格通知を受け取った後、6月の受験に向けて再度トレーニングブックで勉強していました。
6月の受験に向けて勉強していたその時、実家の父から電話がかかってきました。
「ばあちゃんのお祝い会するから、6月23日は空けておいてね」
ちょっと待った!!!その日は中国語検定2級の試験日じゃあないか!!!
中国語検定は何度でも挑戦できますが、お祝い会は数えるくらいしかできません。
電話に出た時点で、6月の受験は諦めました。
お祝い会の方が大事なので、勿論この選択には後悔していません。
HSK5級へ、出発
6月に中国語検定を受けられなくなったので、次のチャンスは11月です。
それまでモチベーションが保てるか不安でした。
そこで、私は思い出しました。
「まだ…あるじゃあないか、中国語の試験」
ここでHSKの存在を思い出しました。
HSKとは、中国の教育部が認定する国際的な検定試験です。
中国語検定が英検なら、HSKはTOEICみたいなもの(厳密には違う)。
HSKは1〜6級まであり、中国語検定とは反対で6級が一番難しいです。
4級までは合否判定がありますが、5級、6級はTOEICのように点数表記になります。
しかし、全体で6割以上をとれば合格扱いされるようです。
中国語検定との大きな違いは、リスニングがボロボロでも筆記で高得点をとれば合格できるという点です。中国語検定ではどちらかが合格基準点を切れば不合格です。
また、リスニングは中国語検定2級では音声が2回読まれる代わりに選択肢が書かれていません。HSK5級は選択肢が書いていますが音声は1回しか読まれません。
いざ受験日を調べると…6月22日(お祝い会前日)にHSKがやっていることに気付きました。
お祝い会前日に戦うことを決めました。
HSK5級のレベルは中国語検定3級以上中国語検定2級以下なので少しハードルが下がってしまいますが、それでも挑戦する価値はあると思いました。
試験当日までの勉強法
1.トレーニングブック(HSK5級)
中国語検定でもお世話になったトレーニングブックをHSK5級用に新たに買って1周しましたが、正直難しすぎました。
でも初めての受験だったので、本の中のアドバイスは役に立ちました。
私のレベルがもっと高ければもっと使いこなせたかも。
2.中国語版Xアカウント&中国語3行日記
以前の記事に書いた通り、私は英語と日本語のアカウントを持っていました。
中国語検定2級の勉強で私は作文があまり得意ではないことに気付いたので、中国語のXアカウント(@JPNlily23)を開設しました。
幸い英語&日本語アカウントで中国人のフォロワーさん(ラブライバー)もいたので、中国語のアカウントにも遊びに来てくれました。
彼らはネイティブの視点で私の中国語を見てくれるので、貴重な存在です。いつもありがとう!!!
中国語アカウントを作ってオタ話をするだけでは中国語は伸びないので、
合わせ技でQ&A Diary 中国語で3行日記を使い、毎日いろんなテーマで中国語の日記を書くことにしました。
その結果、接続詞の使い方が少しだけ見えてきた気がします。
3.SuperTest
Super Chinese +上記2つを使っても、中国語が伸びた気がしなかった私は、
Super Chineseと同じ会社が作っているSuperTestというHSK対策アプリを使いました。
しかも6月9日からです。ギリギリすぎへん???
つべこべ言わずに最初のレベルテストを受けました。
受けた時点ではHSK4級レベルだってさ。これで本当に5級合格できるのか不安になりました。
…が、このアプリには「HSKコンボ」という単元を進めるモードがあり、
この単元を全て終わらせると不合格時(6割を下回った時)の返金保証がつきます。
全部やり切るしかないじゃあないか!!!!
オタ活でゴリゴリ所持金を減らされていた私は死に物狂いでHSKコンボを進めました。金の亡者に見えるかもしれないけどマニーは大切ですの。
休日はほとんどアプリ触っていたと思います。見た目ソシャゲ廃人だった。
そして、6月20日(試験2日前)にHSKコンボを終わらせました。
同じ思いは二度としたくないです。
決戦の時
HSK初受験ということで、私は過去一番震えていました。看護師・保健師国家試験の方が緊張しなかったぞ
夫が会場まで車で送ってくれて、会場で受験者以外が入っても良いエリアまで応援しに来てくれました。
ガチガチに緊張していると、夫がそれを見て腹筋崩壊していました。
…冷やかされた気もするけどこれで緊張は多少解けたかな。
会場には20代前半くらいの若い女の子が沢山いました。男の子もいたな。あと、私と同じく趣味で受験しているであろう年配の男性もいました。
試験本番、やはりリスニングには苦戦しました。元々苦手だった上に1回しか音声が流れないからしょうがない。
しかし、筆記はある程度スラスラ解けました。恐らく中国語検定2級の勉強が役に立ちました。あの失敗は無駄にはならなかったんだな。
確信はありませんでしたが、恐らく「受かったな」と感じました。
合格!!
7月22日、ホームページで結果が表示されました。
300点中211点!!6割どころか7割超えているので合格です。
リスニングがまさかの6割を切っていなかったことが驚きでした。
ギリギリだったけどね。
まさかただ「嵐珠と可可の言葉をもっと知りたい」という動機だけでここまで辿り着くとは思いませんでした。
ラブライバー、捨てたもんじゃあないよ。
今後の課題
途中で書いた通り、11月に中国語検定2級のリベンジに挑戦します。
それから何年かかるか分かりませんが、中国語検定準1級にもチャレンジしたいです。
1級だと中国人でも不合格になるレベルらしいので、そこまでは自分に求めません。
それに、日常会話レベルくらいまでには中国語が話せるようになりたいです。
せっかく嵐珠や可可がくれた中国語との縁。簡単に終わらせたくはありません。
私だって、輝きたい!!(唐突で強引な終わり方)