battled(お題 ここで告白が成功したカップルは永遠に幸せになれる伝説を持つ樹の下で殺しあう男と男)
こんにちは。今日はメンバーシップの小説を投稿します。隔週ごとくらいに新作などを入れていきます。100円〜/月で全部読めますので、よかったらどうぞ。
Amazonさんで出版してる本(短編集)もよかったらよろしくお願いします。
『もしも僕がリンゴの木を植えなくても』
五島(ゴトウ)は足を引きずりながら、ある方向へ向かっていた。俺はその後を急ぎ足で追う。
彼はある犯罪を犯し、何人もの命を無慈悲に奪っていた。俺は犯人を特定し、担当から外されたのに同僚が止めるのも振りきってしつこく奴を追っていた。
彼は用心深く潜んでいたが、協力者の手助けもあり捕捉してあと少しという所まで追いつめた。
先程別の同僚とやり合ったので、かなりの重傷を負っているようだ。このまま放置しても絶命するかもしれないが、何らかの助けがあって万が一生き延びたりしたら厄介(やっかい)だ。この手で確実に仕留めなければ。
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