しっぽが生えた話5
と言う訳で、旦那が再び入院した。
寂しいけども、病気を治すためなら仕方ないね。
さて、実家帰ろ。
実家で過ごした10日間は、なんだか懐かしかった。
そして旦那が帰ってきた。
「ただいま」
「おかえり」
旦那、またしっぽを生やして帰ってきた。
今度は何やら紐が出ている。
そういう術式だそうだ。
「旦那、またしっぽ生えたの」
「どうも。しっぽ付き旦那です」
「いつ人間に戻るの?」
「分からない…」
あれまー。
まあ、別に良いんだけどね。
しっぽが付いてようが付いていまいが、旦那は旦那だ。
ふふん、しっぽの有無くらいで揺らぐような愛じゃないのだぜ。
まあ、また座れない生活開始なんだけどね。
しっぽが生えた話、次回が最後かな。