Age-specific associations of early daycare, older siblings, severe airway infection, and preterm birth with subsequent atopic diseases.
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I Summary
1. Research hypothesis
・アレルギーマーチに関して早期のリスク・防御因子については不明な事が多い
・一説として衛生仮説が唱えられているが、相反する見解がある
・アレルギーマーチにおいて早期の感染症とアレルギー発症との関連について検討する
2. Study design
21世紀出生児縦断調査を用いた大規模コホート研究
3. Study subjects
対象者は21世紀出生児縦断調査(2001年に出生児)
21世紀出生児縦断調査:2001年出生児(47015件)にランダムにアンケート調査を郵送したもので、0.5-1.5年置きに同家庭にアンケート調査を郵送した縦断調査
曝露(感染や感染のリスクに関わるもの)がアレルギー発症に関わるかを年齢毎に評価した
4. Data collection
曝露指標
TableS1: 早産(37週未満)、、兄弟の有無、託児、気道感染(感冒・気管支炎・肺炎)による入院、急激な体重増加(出生児から2.5歳に90パーセントタイル以上)
アウトカム指標
気管支喘息、アレルギー性鼻結膜炎、アトピー性皮膚炎
共変量
性別、母の喫煙、母乳保育(4か月以上)、早期アトピー性皮膚炎
5. Data analysis
・χ2乗検定で2群間を比較した
・main outcomeは喘息、アレルギー性鼻結膜炎、アトピー性皮膚炎の発症であり、ロジスティック回帰分析で評価するため一般化推定方程式を用いて5.5歳から11歳まで評価した(SPSS 18)。
・曝露に関しての推定回帰係数と相互作用の組み合わせから年齢別調整オッズ比を報告した。
・アトピー性皮膚炎の早期発症がその後の気管支喘息やアレルギー性鼻結膜炎に及ぼす影響について過去の文献を基に調査した。
・喘息発症に関しては託児、兄弟の有無、気道感染による入院、早産、急激な体重増加を分析し、性別、母の喫煙、母乳育児、早期アトピー性皮膚炎、5.5-11歳のアレルギー性鼻結膜炎、で調整した。
・アレルギー性鼻結膜炎の発症に関しては喘息を加え、かつ5.5-11歳のアレルギー性鼻結膜炎を除き前述したものと同様に行った
・アレルギー性鼻結膜炎を合併した喘息においては前述の5.5-11歳のアレルギー性鼻結膜炎・喘息を除いた調整を行った。
・アトピー性皮膚炎の解析には前述したものの早期アトピー性皮膚炎の有無、喘息を除いた調整を行った
・両側検定でp<0.05を統計学的に有意差がある、とみなした。
6.Conclusions
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II Strength of the paper
・ 過去の文献を基に各アレルギー疾患の共変量を調整している
・ 大規模の縦断調査であり、信頼性は高い
III Weakness of the paper (bias, chance, etc.)
・診断についての検査については記載がなく、喘息やアレルギー性鼻結膜炎と感染に関しては誤診されている可能性があり、それにより見かけ上のリスク因子上昇につながっている可能性がある。
・家族からの遺伝に関してはこの研究では質問できておらず、遺伝的要因が調整されていない。
・未測定の交絡因子が関与している可能性がある(ペット飼育や社会経済的要因など)。
IV Balancing of the paper
Strong
V Judgment
大規模な縦断コホート研究であり、またアレルギー疾患毎にリスクファクターを考慮しており信頼性が高い。各アレルギー毎に気道感染との影響を示しており、今後のアレルギー発症や衛生仮説の議論に役立つと考えられる。
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