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~私が散歩する理由~

こんにちは。haru.です。
心穏やかに過ごすために、必要だと気がついた事柄を綴っています。

ところで、おとなのみなさま、散歩してますか?


ひとり散歩

ひとくちに「散歩」と言っても、様々なシチュエーションがありますよね。犬を飼っている方なら「犬のさんぽに付きあって散歩」しているでしょうし、小さなお子さんがいらっしゃる方なら「子供と公園まで散歩」していたり、好きな子ともうちょっと一緒に居たくて「遠回りして散歩」している高校生カップルもいるでしょう。

でも今回お話したいのは、ひとりでする散歩です。「ウォーキング」とまでは格好つけて言えない、「ひとり散歩」についてお付き合いください。

膝をやられた話

これまでの記事にも書いてきましたが、私は結婚を機に慣れ親しんだ京都の町を離れ、東北の福島にやってきて専業主婦となりました。
すると途端に、外出の機会がそれはそれは少なくなったのです。はじめの半年間は周辺地域に慣れず、ことばの違いが邪魔をして、(同じ日本人なのに東北の地で関西弁を話す私は、自分が外国人になったような気持ちでした)なかなか外へ出て行く勇気が持てませんでした。

そうして明らかに運動不足になっていたある日、買い出しを終えてアパートの階段を上っていた時です。

「ピキッ」

左膝に違和感を覚えました。
その日はお米5キロと食材、さらに日用品も購入していました。一度に持って上がろうとしたのも良くなかったのですが、見事に膝を痛めてしまったのでした。

それからと言うもの、立つ時はテーブルに手をついて「よっこらしょ。」
座るときもスクワットをするような体制になると痛みが強くなり「どっこいしょ。」
祖母がやっていた動きそのままになっていることに気づき、30代半ばにしてこれはまずいと焦りました。

体力をつけよう

いきなり走ったりハードな筋トレをするのは、膝をさらに痛めてしまうといけないので「ウォーキングをしよう!」と考えました。けれど、私は昔から形から入るタイプ。
ウォーキングするなら信号が無い運動公園が良いよね、どんな服装で出かけよう、毎日続けないと意味がないよね、などと理想のウォーキング条件がありすぎて全く行動に移せないまま、時間が過ぎていきました。

ハードルを下げよう

結局、ウォーキングを始められないまま、さらに半年が過ぎました。膝の痛みは少し和らぎましたが、完全ではありません。
「あぁ、私ってホントダメ。」
自己嫌悪モードに入りそうでした。
ですがある時、地図アプリで自宅からいちばん近いポストまでを調べてみると、徒歩で5分ということが分かりました。往復すれば10分間歩いたことになると知って、これならできるかもと思ったのです。
わざわざ運動公園まで行かなくても、普段着で、毎日できそうです。
ハードルがかなり下がったので翌朝から歩き始めルことができました。

気分爽快、昼寝しなくても大丈夫

やってみると、運動不足期間が長くなっていたこともあり10分でもかなり効果を感じました。本当にお恥ずかしいですが、股関節や背筋が凝り固まっているのがよく分かりました。加えて午前中に散歩をすることでしっかり朝日を浴びることができ、とても爽快な気分になりました。
そして、不思議なことに、朝の散歩を始めるようになってからは昼寝をしなくなりました。それまでは、夜23時に寝て朝は6時前にスッキリ起きるのですが、9時頃と16時頃に睡魔に耐えられなくて眠ってしまうということが多かったのです。やはり、朝の散歩で体内時計が整うと言うのは本当だったのだと思いました。

もうちょっと歩いてみよう

朝の10分間散歩を3日も続けると、今度はもっと長く歩きたいと思うようになりました。そうしてまた地図アプリで調べてみると、自宅からいちばん近くのドラッグストアまで徒歩20分であることが分かりました。
往復40分は長すぎるなぁと思いつつ、その店舗で割引がある日にだけと決めて、歩いてみることにしました。割引で買いたいものを一つ考えておいて、それだけを買って帰るというミッションです。
いざ、やってみるといい具合に心拍数が上がり、ぽかぽかと血流が良くなっているのを感じます。続ければ足の筋肉も鍛えられそうだと、嬉しくなってきました。

今いる場所の風景

自宅周辺を歩くようになって、気づいたことがあります。それは、福島の雪景色や吾妻山の風景がとても美しいということ。思えばこんなに自然豊かなところをのんびり散歩する時間があるなんて、とても贅沢で幸せなことです。

吾妻小富士
遠くに福島市街地が見えます


私は元来歴史好きで、転勤族の夫との結婚を決めた時、その土地ならではの文化やことば、風景を肌で感じられることにわくわくしていたことを思い出しました。
私はこれからも、夫に転勤があれば知らない土地で暮らすことになります。こわがらずに、わくわくする気持ちを忘れたくないと思いました。

おまけ

数年前、ポルノグラフィティのファンクラブloveup!の会報にメッセージを送ったら、載せてもらえたことがありました。私の「ライブが楽しみでワクワクして眠れませんでした。」といった内容に対して、晴一さんが「ワクワクはギフト。これからも大切に。」という主旨のコメントをくださいました。

専業主婦になりさすがに夫に申し訳なく、ファンクラブはやめてしまいましたが、晴一さんの言葉とポルノの音楽は、今でもずっと私の宝物です。

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