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あるひとりの女性トップランナーが「敗北宣言!」その信念を諦めさせたモノとは?!

こんまりさん。言わずと知れた、片付けのエキスパート。「断捨離」という言葉を定着させた、片付け界のトップランナーだと思います。

そんな彼女が、上の記事で、「‥片付け、いったんやーめぴっ!!」と宣言した訳です。

なぜって?!そう。育児。

整理整頓、整然とした住環境が保たれた状態は、住む人の心の姿勢や考え方に影響するから、そりゃそうするのは正しい考え。だから整理整頓!ってのは、まずもって大事。徹頭徹尾間違ってない。

‥でも、育児中となると、その整然とした状態を保つ余裕がそもそも無くなる!散らかった状態に心を病んでても、育児は待ってくれない!!

あのこんまりがですよ?!
大谷選手が二刀流辞めまーす!っていう事と同じです。これつまり、「子育て」ってのが、いかに大変な状況かってことです。

これは同時に、何気ないようで、大変有意義な発信だと思う。こんまりさんは別にわざわざ「敗北宣言」を発信する必要は無かったと思います。子育てが落ち着いてから、また片付けのエキスパートとしてどんどん活躍していけばいいだけで。

でも、こんまりさんは「ギブアップした事」を正直に告白しました。
このこんまりさんの「敗北宣言」は、世間の子育て家庭に向けた同じ目線からの「子育て中は、子供の世話で精一杯ですし、それがまずは第一!そんなに片付け出来なくても、大丈夫ですよー」というエールとも感じられました。片付けのプロからそんな発信は、世の子育て世帯が持ってた「散らかった部屋を見るたびに感じる罪悪感」を、多少は軽減できたのではないでしょうか。また、世の中には子育てだけでなく、要介護のご家族へのケアをしながらの日常を過ごす人が沢山います。そんな人たちの存在と、のっぴきならない状況に気付くことができた事は、こんまりさんにとっても、そのメソッドを更に磨き、整理整頓の凡庸性を高める貴重な経験なのではないかと思う訳です。そういう意味での「敗北宣言」ならば、これは意義あることだと思います。

ここからは私の妄想ですが、従来のハードコアな「こんまりメソッド」と同時に、子育て世帯や、家族の介護をされる皆さんにも有益な「ちょこザップ」的なメソッドが、こんまりさんにより開発→発信されれば、これはもしかしたらこんまりさんの次のステージの扉が開けるのではないでしょうか?(もう開発してるかもですが。。)

‥さて。部屋を片付けるか。。(まずは、テレビの下のトミカたちを救出)

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