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PLAN75の感想文

この前書いた、私の「80歳くらいに『ポンッ』とこの世から居なくなりたい」論を書いて程なくして、この映画を観た。
観て、そのリアリティというか現実の日本との共通項の多さにとても「ズーン」ときて、何も手につかなくて。で、いま、考えをまとめて書いている。

映画の内容は、この先何年先かの、(または別の世界線の)日本。いよいよ老人は生きにくくなるような世情が重なり、政府主導で「PLAN75」という、(35年固定金利型住宅ローン「フラット35」みたいなキャッチーな呼び名!)75歳で安楽死するプランが、大々的に提供される。制度利用者に10万円給付や、死の前後の施設利用免除など、「こんなひどい世の中に少しでもいい形で見切りをつけられる」と、老人たちはこぞって利用する。そんな世の中を描いた、何だか現実味というか、来月にでもそうなっててもおかしくないリアリティ満点な設定に、おののく。狼狽える。

「こうなったら怖いよね」という現実逃避SF的な切り口ではなく、「近い将来こうなるしかないんですよねぇ」な、羽交締めにして喉元に刃物突きつけるよな味わいが満点で、ますますこの日本で生きてていいものかと、不安がいっぱいになる。

まあでも、私も年取って心身共に不安になったらPLAN75、利用してますよきっと。そこはそうなると思う。

結局、自分も年老いてなんやかんや利用者になってしまう。。そういう怖さがあるんです、この映画。

色々と語りたくなる。まじです!

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