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「両手いっぱいに芋の花を」感想

switchやsteamで配信されているDRPG、「両手いっぱいに芋の花を」をクリアしたので感想を残しておきたいと思います

いわゆるDRPGと呼ばれるジャンルは初めてだったのですがかなり楽しめましたつまらなかったら感想書きません

ストーリーやイベントのようなものはかなり少なく、世界観もアイテムやNPCとの会話で雰囲気を掴んでいくタイプで基本は探索と戦闘に重きが置かれています
戦闘重視のRPGが好きな方なら大体楽しめると思います

ネタバレというほどネタバレされて困りそうな要素も無いですが極力ネタバレ無しで書きます

そこそこじっくりやって27時間くらい

世界観・ストーリー

前述の通りあまり世界観について語られることは少ないです

芋花世界はあまり良いとは言えない状況っぽいのですが主人公部隊リーダーになっている女の子がポジティブで暗さをあまり感じさせない作りになっています
リーダーの女の子は気丈で色々頑張っていることが所々で描写されていたりダンジョン内では手を振ってくれたりして可愛かったです

BGMも拠点のものは明るめ、ダンジョンも落ち着いたものではあるが暗くはないので個人的には探索や戦闘に集中して楽しめました

システム・戦闘

ダンジョンに潜って戦闘で消耗したら戻ってまたダンジョンに潜る、を繰り返して進んでいくシンプルなものです

ダンジョン内にはいくつか鍵のかかった扉があり、対応する鍵を手に入れると探索範囲が広がるRPGのお約束みたいなシステムになっているのですがどのゲームでもこの鍵を手に入れて探索範囲が広がる瞬間はワクワクするので良いですね

HPは戦闘後に全快するのですが精神力(いわゆるMP)は回復手段が拠点に戻る以外無いのでこの精神力を管理しつつ進退を決めていくことになります

戦闘バランスはHPや状態異常が戦闘後に全快する代わりに雑魚戦でも気の抜けないバランスになってます
どの場所もある程度進むとショトカ開通出来るのですが精神力を上手く使いつつショトカ開通まで持たせられるか、雑魚道中でも緊張感のある展開になるのが面白かったです

仲間キャラとしては8種類のジョブが用意されていて私は全ジョブ割と均等に使ったのですが分かりやすく扱いやすいジョブもあれば扱い方次第で色々なことが出来るジョブもあり色んなジョブを使い分けて上手くダンジョンやボスを攻略するのが一番このゲームで面白い部分だと感じました

ここからは個人的な各ジョブ所感を書いていきますがいわゆる産廃ジョブはほぼ無く、どのジョブも使い方次第で活躍出来ると思います多分

上にも書いた通り色んなジョブを使い分けるのが醍醐味なのでネタバレ?気味です

ジョブ

  • ウォーリアー
    私は正直このジョブはあまり活かせなかったです。両手武器で火力が出せてガードやダメージ軽減技によるタンクもこなせる、というコンセプトにしようとすると器用貧乏になって終わります
    ちょっと違いますがどの役割でも上位互換がいて普通に育てると器用貧乏になる点がFF10のキマリと似てます

  • ナイト
    メイン盾
    豊富な防御系スキルや挑発で大抵の攻撃を難なく受け止め戦闘を安定させてくれます。盾突進でスタンが取れたり手が空いた時に防御デバフ入れられたり小技があるのも良い
    私は防御デバフのある槌運用をしましたが槍より良かったと思います

  • クレリック
    ヒーラーなんですがなんとこのゲーム基本ヒーラーが要らないのであまり活躍の機会はありません
    というのは序盤までの話で中盤以降は非生物(ゴーレムゾンビデーモンetc)特攻スキルや胆勇(バイキルト)、両手槌スキルがかなり役立ちました
    自分に胆勇かけて非生物特攻の鉄槌で殴るのがシンプルに火力出て強い

  • シャーマン
    シャーマンもヒーラーですがクレリックと同じくヒールの出番はあまり無いですがサポート系の小技が役に立ちます
    スキルツリーはパッと見とっ散らかって見えますが特定の物理ダメデバフ酸の霧、魔力バフになるトランス、敵が飛んでなければスタンさせられる足払いなど強力なサポ技が目白押しで後半はとくに重宝しました

  • レンジャー
    個人的に最初扱いに困ったジョブ
    ミニオンを召喚出来るので最初それを軸に育ててたのですがあまりにも弱すぎて唯一このゲームで技能振り直しを使いました
    最終的に刺突弱点のボスに生物特攻、飛行特攻の弓技をクレリックの胆勇で強化して打ち込んでそこそこ火力出せて良かったです。
    落とし穴がめちゃめちゃ強いらしいんですが私は普通にスルーしてました

  • ローグ
    ナイフ主体のサブアタッカーというより他ジョブの火力補助の小技が強い
    火属性1回限り2倍の油壺とソーサラーの組み合わせは鉄板
    レンジャーと組んで回避下げたり相手のミニオン対策が出来る子守唄や特定攻撃を無力化出来る仮装もピンポイントで利用
    回避タンクとして運用出来るようにもなっていて明らかに回避タンク使ってくださいみたいなボスもいるので正直ウォーリアーよりタンクとしても使える説はある
    自分はナイトでゴリ押しました

  • ウィザード
    典型的魔術師
    文句というほどでも無いがこのゲームは物理に比べて魔法が強すぎるのでこのジョブも必然的に強いです
    コスパの良い単体魔法氷柱、溜め無しの軽い全体攻撃風の刃、行動を1ターン止めつつ打撃ダメージが1回限り倍になる凍結、と強力な魔法が多くて基本ウィザードかソーサラーがパーティにいる状態でした
    またこのゲームの探索におけるリソースである精神力を装備とスキルで盛りやすいので物理アタッカーに比べて火力を出していられる時間も長い
    個人的に1番優秀なジョブを敢えて決めるならこのウィザードです

  • ソーサラー
    ウィザードと同じく魔術師ですが火の魔法と特殊な妖術に偏った構成で汎用性に欠けますが火力を出せるタイプ
    使用精神力を倍にする代わりに魔力も倍になる魔力燃焼とローグの油壺等組み合わせて撃つ魔法はボスを普通にワンパン出来たりして笑いました
    ただ燃費はウィザードに比べると悪いので探索と火が効かない敵はウィザードに分がありました
    自己強化系以外の妖術とミニオンは使ってないので知りません
    ウィザードもそうなんですが魔術師ってどのゲームも脆いのが弱点なのにこのゲームはそもそも後衛が攻撃を受けないかシャットアウトする魔法を使用する前提なのでただ火力が高い点だけ残ってるのでずるいですね

気になった点

これは気になった点というより向き不向きですがガードしなければ雑魚の一撃でワンパンされ対処策を取らなければボスの行動一つですぐ全滅するシビアな部分もあるのでRPGそのものに不慣れな人は大変かもしれません
部隊のリーダーちゃんが都度助言をくれるのでそれを頼りにしていけばなんとかなるかも?

あとこのゲーム鍛冶で武器防具を鍛えられるんですがちょっと探索進めてけばすぐ上位装備が手に入るので意味あるんですかね?とちょっと思いました
最終装備を鍛えて悦に浸ったりくらいしか…
あと腕力の杖は鍛えても良かったかなと書いてて思いました

技能振り直しに関してはもう少しカジュアルに出来ると個人的には良かったですね
色々スキルがあって振り直し前提で試してみたかったりするんですが振り直しに必要なゲーム内通貨が結構量要求されるのであまり気軽には出来なかったです

総評

ジョブ評が半分以上を占めてますがそれだけ色んなジョブを組み合わせたり使い分けたりして攻略するのが面白いゲームでした

全滅ペナルティも無いので気軽に色んなジョブで強敵に挑めるのも良かったですね
ちなみにボスは大体単体ボスなんですが正直3,4人で出てくる強敵枠の方がしんどかったり

2000円そこらでセールがやってればもっと安く買えるのでもしこの記事をご覧になってプレイしていない方がいらっしゃったら是非

一通り探索もして実績コンプ🙆

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