数学ができないと思い込んでいた

何年か前、中学校で数学の授業のアシスタントを゙していた。

授業中、机間巡視をして困っている子のサポートをしたり 、どうやっても授業についていけない子に別室で個別に指導した。

中学生の頃、数学が出来ない出来ないと母に叱られていた。数学のテストは計算ミスと、ケアレスミスで、どうしても良い点数が取れなかった。
「こんな点数なんて!もう匙投げたわ!」
泣いても泣いても、叱られ続けた。内心、別に何か助けてくれた訳でもないのに、匙投げたって、おかしくないかなと思った。

中学生に数学の手助けをしていると、あれ?私、ちゃんと理解して、教えられる。この集団の中に中学生の頃の私がいたら、そんなに出来ない子じゃないな。点数が取れなかっただけで、分からなかった訳じゃない。

あんなに叱られ続けてなければ、数学に苦手意識を持たずに済んだろうな。通知表の3だって、あんなに泣くまで叱られるほど悪い成績じゃない。結構、頑張っていたのにね。中学生の私。


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