とみん

私立小学校教員です。今年で4年目の勤務となります。 私立小学校の情報発信や、自分の教育実践を発信していきます。

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私立小学校教員です。今年で4年目の勤務となります。 私立小学校の情報発信や、自分の教育実践を発信していきます。

最近の記事

12歳の発達段階を考える①

ごきげんよう。私立小学校で教員をしているとみんです。 今日は自分が担任している小学校6年生の発達段階について、ディー・C・レイ著作の「セラピストのための子どもの発達ガイドブック」をもとに考えていきたいと思います。 ・脳の発達12歳の子ども達の脳は急速に成長します。例えば前頭葉の発達に関しては、合理性や計画性、ワーキングメモリーといった知的側面が急速に成長します。これまでの経験と新しく得た知識をもとに、時には大人顔負けな考えをいうことがあり、びっくりしますよね。 では、彼ら

    • 算数の教材研究で役立った本 4選

      ごきげんよう。私立小学校教員のとみんです。 今回は算数専科として採用された自分が、初任の頃に購入して役立った本を4冊紹介します。 板書で見る 算数シリーズ 定番中の定番です。筑波大付属が出版している本で、教科書にリンクした各教科の授業案を1時間ごとに紹介しています。 一番おススメできるポイントは、算数・数学で学ぶ抽象的な概念を、具体的な活動を通して楽しみながら学べる工夫が沢山記載されていることです。 例えば、6年生の相似の単元では、以下のような授業案が提案されていました。

      • 担任手当は必要か

        ごきげんよう。私立小学校で勤務しているとみんです。 夏休みも終わり、2学期が始まりましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。 本日は先日Twitterで話題に上がっていた「学級担任に手当は必要か」というテーマについて綴ろうと思います。 自分は私立公立問わず担任手当は必ず必要である!と考えています。 1.学級担任になるということ 学級担任になるということは、学習指導だけでなく、担当する学級の生徒指導及び保護者対応も責任をもって対応することが求められます。これらの業務は楽

        • 教員採用試験で役立つ教育心理学①  ~ピグマリオン効果について~

          子どもの良いところを見つけて、たくさんほめなさい。 教育関係の仕事に就いた人なら一度は言われたことはありませんか? 私はあります。最初はバイト先の室長から、今でも管理職の先生から耳にタコができるほど言われています。 正直、最初はこの言葉に対してあまり肯定的にとらえることができませんでした。 なぜかって? だって、詭弁に思えたのですもの。 ただ褒めるだけで本当に能力があがるものか、と。 学習において大切なのは、教育者による誉め言葉ではなく、学習者の継続的な努力である