母親、必要?
子2人、3人で暮らしていた時のこと。
思ったよりも生活は大変じゃなかった。むしろ子供といれて楽しいくらい。
妻は母乳が出なかったのでミルクも積極的に自分があげてたし、オムツもお風呂もそうだ。休みの日のお昼寝や夜の寝かし付けもやってたから延長線上という感じだった。
いきなり男手一つになって子供が懐かない!なんてことはなかったのである。
(あれ?コレ母親いなくても良くね?)と思ってしまった。
というのも、ちゃんと理由がある。
この時点で妻に対し「子供を置いていなくなった無責任な奴」という認識だったのだが、その他にも衝撃の台詞を吐いたことがあるのだ。
妻は生まれる筈のない奇跡の子だったためデロデロに甘やかされて育った箱入り娘だ。
結婚当初、足の爪を切ってくれと頼まれたことがある。冗談かと思ったが本気だったらしく、今まで母親に切ってもらってたとのこと。25歳にもなってよ?ヤバくない?自分の事が自分で出来ないのだ。勿論、一人暮らしなんてしたことない。
他にも妻は「掃除機をかける」という行為を絶対にしない。片付けも苦手だから、気付けば周りはモノだらけになる。
義母はチャキチャキタイプで何でも先回りしてやってしまう。実家でも、妻が散らかした先から義母が片付けていくのである。そんなのが当たり前だからか、結婚した当初に「排水口って詰まったことないよね〜髪の毛って溶けるのかな」とか言い出した。
「そんな訳ないだろ!なんで(自分じゃないなら誰かが掃除してくれたんだ)と考えられないんだ!」と言ったら「櫛に髪の毛があんなに溜まるのも知らなかったよ〜」だって。
義母が櫛の掃除までしてたということだ。
育てるのは激甘でもいい。自分の事は自分で出来るように育てやがれ、と言いたい。
そう、そこで冒頭の(コレ妻いらなくね?)になるのだ。
俺からしたら、掃除の手間を増やすためだけの足手まといキャラなのだ。
3人で暮らしてて、やっぱり子供達は母親の話をしない。
保育園の帰り道「このまま母さんいなくても良いと思わない?」と聞いてみた。
この時の長女の反応たるや凄まじかった!
大音量の「ヤダー!!」だったのだ。
やっぱり母親って損得とかじゃなく、そこにいるだけで必要な存在なんだろうね。子供にとって。