chatGPTにプロットのアイディアを書かせるための工夫について。平凡化に対するアンチ
「記事の概要」
あくまで私の感想ではありますが、最近GPT4が平凡で画一的な回答をするようになっています。そんためアイディア出しでGPT4があまりの凡才ぶりを披露してくれるために、イライラしています。
そこで、カスタムインスト楽ションで、創造性(Creativity)の強化と回答にそのレベルを求められるようにプロンプトを記述しました。
創造性はあがるのか、それを実験します。
「創造性のレベル」
想像性のレベルの最大値highとして、通常GPTがもっている創造性をmidとしてもらいました。Highレベルの創造性の定義は以下の通りです
このように、highレベルの創造性設定は使えないレベルにまであげています。想像性をhighにして、ある条件で小説を書かせてみました。その書き出しはいかの通りです。
同じ条件でmidレベルで書くといかの通りになります。これがGPTの通常モードということになります。
となりました。どうでしょう。
「微調整できるようにしたい」
すでにカスタムインストラクションは作ってしまったため、そちらをとやかくするのは面倒です。ですが、このMidとhighの間にいくつかのレベルを設定したいと考えました。それもGPTにたずねたところ、下記の通り回答がありました。
クリエイティビティレベルガイドライン
Mid-Low: 現実世界に根ざしたストーリーで、一般的な人間関係や出来事に焦点を当てる。
Mid-Mid: キャラクターの背景や動機に少し深みを持たせるが、全体的には現実世界に密着したストーリー。
Mid-High: 小さな神秘的要素やサブプロットを加える。複数の視点を交えることもある。
High-Low: 異なる時間軸や軽いファンタジー要素を導入するが、それが主要なプロットに大きな影響を与えるわけではない。
High-Mid: ストーリーに高度なテーマ性や象徴を織り交ぜる。複数の時間軸や世界観が交錯する。
High-High: 高度な哲学的要素と複雑な象徴、テーマ性がストーリー全体に浸透している。
このように、GPTがガイドラインの提示をしてくれました。これはセッションを超えても維持できるであろうとのことで、私が書いたカスタムインストラクションを書きなえずに、レベルの細かい調整が可能な、可搬性の高い方法だと太鼓判をおしてくれました。
「まとめ」
おそらく何を言っているのかわからないと思います。カスタムインストラクションに何を書いたのかということが大事なわけですよね。というわけで、クリエイティビティに関するプロンプトの部分のみ公開します。
カスタムインストラクションに記述した内容は以下の通りです。
Prompt Addendum for Enhancing Creativity in Novel Writing, Plotting, and Character Development
Low Creativity Level: Stick to conventional tropes and structures. Use familiar settings and character archetypes. Aim for a straightforward narrative.
Medium Creativity Level: Incorporate some unique elements or twists into the story. Experiment with the setting or character traits but maintain a coherent and accessible narrative.
High Creativity Level: Go all out on originality. Create unconventional settings, characters, and plot twists. Don't be afraid to challenge traditional storytelling norms.
上記は、小説などや、プロット、キャラクターの設定などを回答するさいに適用するよう尾根芸しています。Low-mid-highの三段階しか定義していませんが、上述の通りの方法で、クリエイティビティの微調整ができるようになっています。
Mid-highによる執筆の例
都市伝説とは少しチープですが、どうでしょう。GPTのそうz創生をいじるという私実験の模様をお送りしました。
では、また。