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準デジタルアーキビスト資格取得の道


はじめに

こんにちは。鈴坂雪蛍です。
先日、私は準デジタルアーキビストの資格を取得しました。
資格の申込みにあたり、体験談などを調べたのですが、ちょっとコアな資格のため、資格取得に関する記事があまりなかったので、私の体験談を発信してみたいと思います。

準デジタルアーキビストとは

この記事に辿り着いていた人は、デジタルアーキビストとはなんぞやということを調べてきた方だと思うので、あえてここでは詳しい説明はいたしません。
ただ、めちゃくちゃ簡単にいうと、デジタルアーカイブに関する保存・管理・活用を担う人材のことです。そして今回私が取得した準デジタルアーキビストというのは、デジタルアーキビストの入り口に立つ人、というイメージです。

資格取得の理由

私がこの資格を初めて知ったのは、転職活動をしていた時です。
ある有名企業の求人で、デジタルアーカイブに関わる人材の募集が出ており、その中で「デジタルアーキビスト」という記載がありました。
資格の取得方法について調べてみると、講義を受けた後に試験とあり、大学の授業のような仕組みになっています。また、デジタルアーカイブには元々興味を持っていましたが、詳しく学んだことはなく、資格取得という形でデジタルアーカイブについて体系的に学ぶことができるという点が、非常に魅力的に感じました。素人の私が受けることができるのは準の方でしたが、せっかく興味を持ったのなら受けてみようと思い、申し込みました。

資格取得の勉強

私受講した会は、事前に講義動画をみて勉強し、最終回のみリアルタイム講義を行う、という流れでした。
事前にアップされている講義動画は、大学の講義のような感じでした。講師の話を聞きながら、レジュメにメモを取るなどして、デジタルアーキビストの基礎を体系的に学ぶことができました。
リアルタイム講義終了後から、資格取得のための試験が始まります。そのため、最終日までに全ての講義動画を視聴しておく必要があります。講義でよくわからなかった部分や、事例をイメージできなかった部分は、テキストやインターネットで具体例を調べることで、不明点を明確にしていきました。
最終回のリアルタイム講義では、今までの講義のまとめや、事前に送った質問への回答がなされ、準デジタルアーキビスト及びデジタルアーカイブについて、より深く理解することができました。

資格試験

試験では、講義で出てきた内容を問う知識問題と、具体的な事例を用いて知識を実際の業務に落とし込む応用問題が出されました。
知識問題は、レジュメなどを確認すればすぐに解ける問題がほとんどでした。事前にレジュメを読み込んでおくことをお勧めします。
応用問題は、習った知識を具体例に落とし込んでいくので、かなり頭を使いました。これは講義内容をしっかり理解していないと解けないと思います。また、身近にデジタルアーカイブの事例がないと、解答するのは厳しいと思います。デジタルアーカイブとして事例に出すモノ自体を自分自身が理解していないと、問題に解答することができないからです。私は、大学時代に学んでいた分野を事例に解答しました。
また、時間配分も重要です。与えられた時間内に全ての問題に解答するには、知識問題にあまり時間をかけることができません。知識問題を素早く終え、なるべく応用問題に時間をかけて丁寧に解答できるよう、時間配分を行うとよいと思います。

おわりに

私は、準デジタルアーキビストの資格取得は、そこまで難しいものではないと感じました。講義の中でも講師の先生が、試験は落とすためにやっているのではないから、なるべく全ての解答欄を埋めるように、と言っていました。私は現在デジタルアーカイブに関する職についている訳ではないため、試験の応用問題には苦戦しましたが、全ての解答欄を埋めて提出したところ、試験に合格することができました。
また、社会に出てから久しぶりに興味のある分野の講義を受けたというのもあり、楽しみながら勉強することができました。
興味のある方は、ぜひ準デジタルアーキビストの資格取得、目指してみてください。


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