第16回「なりたいリーダーになる!」(成果を出すための組織マネジメント)~部門横断の一体感を創るためにワークショップをする~
こんにちは。
今日のテーマは「部門横断の一体感を創るためにワークショップをする」です。
部署間や部門間というのはどうしても利害関係も対立しがちで、また仲も悪いことが多いかと思います。本社と現場、製造と製造など、とかく主張が折り合わないということがあります。また現場間でも、部署が違えば部分最適に陥りがちであり、なかなか全体最適で物事を考えることができないといったことも多くあります。
こんなときには「部門横断の一体感を創るためにワークショップをする」ことを私は推奨しています。各部門から代表者に出ていただき、ワークショップ(いわゆる交流会)を行うというものです。できれば丸1日で開催できると良いですが、半日でも構いません。その後に飲み会もセットしたらなおベターですね。その内容ですが、何も難しく考えることはありません。自分の部署の仕事をお互いに紹介しあって質疑を行う、「お客様や品質向上のためにできることは何か」などの共通のテーマを立てて議論するなど、そのようなもので十分です。部署間の相互理解が進まないのは、まずお互いの仕事をよく知らないということから始まっています。またワークショップをやってさらに良いことは、ここで人的ネットワークができて、お互いに困ったときに何かお願いできる、質問できるといった関係性もできあがります。
半日とは言え、貴重な労働時間を割くことにはなりますが、以上のようにここから得られることは「大」です。何よりも参加した本人のモチベーション向上にもつながります。最初は各部門の代表者については「意識の高い方」から人選しておいた方が良いかと思いますが、回を重ねるに従ってその対象者を拡大して、裾野を広げていきましょう。
「部門横断の一体感を創るためにワークショップをする」を他の部署の管理職の方々とも協力しながら、是非、試していってください。
2023年2月25日