久しぶりのデート
喧嘩して、しばらく口も聞かなかった二人が久しぶりにお散歩デートした。
朝も少し喧嘩しそうになった、旦那の買い物依存症みたいなところを強めの口調で言った私に対して不満が爆発した。
それもあって、一緒に散歩しよう、散歩しながら話そうと誘ってみたら、快く引き受けた。
同じもの何個も買う、毎日荷物が届く、部屋がすぐに散らかす。というのがすごく嫌で、だから我慢できずに、文句を言ってしまったら、旦那が責められたと反撃したでしょうね。
歩きながら、考えてみたんだけど、やはり、旦那にとって人より物の方が信頼できると思っているじゃないかなぁ。
小さい頃に、鍵っ子で、両親に怒られてばっかり、友達も仲間も味方も誰一人もいない環境で育てられてたらしい。よく聞くのが小さい頃一人で部屋の中で悪者退治みたいなゲームを想像しながら、ベットボトル当てゲームを遊んだという話だ。一人で怖くて、寂しくて、どうしようもなくて、物と遊んで過ごすしかなかった小さかった彼を思うとかわいそうと悲しい気持ちでいっぱい。それでも頑張って大きくなったんだねと思うと本当にすごいと感心した。
小さい頃から人との関係性よりも、物との関係性が彼に安心感を与えたでしょう。どうのように人と接すればいいも分からない、人に頼ったり頼られたりすることで信頼関係を築く成功体験もほぼないまま大人になったと思う。
だから、何かストレスや辛さを感じると、人に相談するより、すぐに買い物して、実物のある物を手に入れるとこで癒しを求めたんでしょう。
旦那に思ったことを伝えると、しばらく黙ってから、涙を拭いた。
理解された!
私もほっとした。
買い物しないと居られない無力な彼がいた。
そこを気づくことで、旦那も私も救われた気がする。旦那は自分の寂しさと辛さがやっと私に理解されたし、私も旦那のことをもう少しわかるようになった。だからしょうがないという諦めの部分もあるし、買い物代わりに新しい代替案を一緒に考えてチャレンジしてみようというワクワクな部分もある。
今日は14キロ歩いた。二人ともヘドへど、だけど最高というしかない。