ーー⚪︎⚪︎年前の写真ーー インスタで上がってくるアーカイブ写真。 子供が小さくて可愛くて、今再びアップしたいものもあれば 若く眩い自分の姿が今とあまりにも違って そっと画面を伏せたくなることもある。 40代を生きていて感じること それは 美しくいるためにはまず「経費」が必要ということである。 内面の美しさが。。。 あるがままの魅力が。。。 そんな声が聞こえてくるが リアル40代を走る女性はそれを全力で否定する。 50代はもっとかもしれない これから中年女性が美
上下揃ったランジェリーをコレクションして 着飾ることが大好きだった。 30歳で子供を産んでからは そうはいかなかった。 初めての授乳では乳首が切れ 血が滲み 子育ての大事なツールの一つとして 乳首はしっかり保湿したが 乳房全体の存在はいつしか軽んじられて忘れられ 背中やお腹に放出された。 「何年振りのブラジャーですか」 と聞く店員に まさか10年と答えることを躊躇していたが プロが見るとわかるのだろう。 「これから頑張って育乳していきましょう」と 笑顔が眩しい彼女の
何か気に入らないことがあると 「もう、離婚したい‼︎」 と、言えばなだめてくれる夫がいた。 現実、離婚となれば 子供を抱えながらどのように生活していくのかなど 考えもせず、相手を試す、そして自分の要望を通すための ただのセリフである。 それがこの頃では もう、このセリフは怖くて使えずにいる。 鏡の中の自分をみて 離婚を言い渡されるのは稼ぎがある夫ではなく 外見が衰えた自分の方が相応しいのではと思うからだった。 初めての子供を産んだ当時は 独身時代に比べ身なりに構う