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漁師の話を聞くと、蟹を食べられるありがたみが分かる!?

野菜を買う際に、生産者の名前や写真が貼ってあることがあります。

これは私たち消費者がその野菜を安心して買えるためだったり、その生産者を応援する意味だと言います。

でも、野菜以外にも生産者を応援しても良いものがあると思うのです。

昔、若い頃に漁師をやっていたという人がいたのですが、

「あの頃の仕事に比べたら、今の仕事はラクに思える」

と話していたほど、漁師という仕事はキツかったそうです。

この人が乗っていた船の船長は、かなり風が強くて波が高くても船を出す人だったようで、毎回船酔いとも格闘していたと言います。

「あんなシンドイ仕事はない…」

と言っていましたが、さらにキツいのは

「カニ漁」

だと言うのです。

「オレの仕事もキツかったけど、カニ漁に比べたら全然」

と言うほど、キツいと言います。

「6人くらいで船に乗って、帰ってくると2人になってたり…」

どこにいったのか?いついなくなったのか?さえわからないほど、カニ漁はキツいと言います。

船が縦になるくらいの中で仕事をする訳ですから、海にいつ放り出されてもおかしくはないでしょう…

昔の話なので、今もそこまでハイリスクなのかどうか?はわかりませんが、キツさは昔も今も変わらないでしょう…

そんな漁師でさえキツいと言うカニ漁の実態をあまり知らない人のほうが多いのではないでしょうか?

私たちは単純に値段だけ見て

「高っ!!」

と言ってビュッフェのカニで満足していますが、そのカニがレストランまで運ばれてくるまでに、どれだけの血と涙が詰まっているか?

「細いカニだな…」

と文句を言ってしまうのは、カニ漁を知らないからでしょう。

つい最近も、カニの広告を載せたのは、カニをもっとありがたく食べるべきだと思って載せました。

いくつか購入してもらってありがたかったのですが、それ以上にカニを命がけで獲った人たちが潤うことにつながるのが良いことだと思います。

「今回は、帰ってこられるか?」

と思いながら船に乗っている人のことを思えば、ある程度の価格が乗るのは当然でしょう。

年末年始はカニが売れますが、カニ漁の人たちの名前や顔写真が貼ってあれば、私たちももっとありがたくカニを食べることができるかもしれません。

そういう人たちを想いながらカニを食べれば、もっと美味しく感じることでしょう。

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