7つの里農場

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最近の記事

四角豆

夏野菜が終わりつつあるな中で、今の時期に実をつけてくれる四角豆。細い蔓が伸びて一斉に実をつけるが、初期の段階では蔓が細く、草に負けることが多い。除草をして生き残ったものが今の時期にできてくる。天ぷらなどにするとおいしいみたいだが、そのまま味噌汁の具などにしても美味。コリコリしている。一部のお客さまには好評。

    • 大根の種を播きました

      9月に入り、大根の種を播き始めています。1週間ごとに色々な種類を播きます。最近は暑さで播く時期がずれたり、芽が出ても虫にやられことが増えてきました。何とか生き残ってくれることを願って播いています。 9月に入ってからも連日30℃を超える気温が続いており、正直、やる気を失っています。30℃ぐらいなら、何とか外に出て作業ができますが、体温に近づけば近づくほど、体力が奪われるだけで、まったく作業になりません。そんな時はふて寝ですが、この気温の問題は(?)本当に深刻だと思っています。

      • 草刈り(ハンマーナイフ)

        今週は夏の暑さも少しやわらぎ、少しほっとしているが、草は旺盛である。有機農業の世界は正直草との闘いなのだが、本当にうんざりする。写真はわかりにくいが、ハンマーナイフモアという草を粉砕する機械があって、草刈りは手刈り、刈り払い機、そしてこのハンマーナイフを使ってひたすら夏の間は草を取っている。 ハンマーナイフの良いところは、刈り払い機などでは草はその場に残るが、機械の中に大型のカッターがあるので草を粉砕してくれる点だ。要は草が細かく堆積していくので、うまく利用すれば、耕耘しな

          野菜の種採り

          今年も夏野菜は今が最盛期でこれから徐々に生産が落ちていく。今年も草取りでヘトヘト。夏野菜の種採りをぼちぼちとはじめた。固定種の採種は当農場の最優先事項なのですが、まあ洗ったり、干したりしたりして大変な面もあります。また、気を付けないとすぐにカビます…。買った方が楽だと思います。 日本の栽培野菜については子孫を残せない(親の劣勢が出てしまう)F1種というのが主流なことは何度か書いてきた。私はそれについては農家の選択の自由だと思っているが、そういった単一なものだけになってしまう

          播種期のずれと温暖化(1)

          先週同じタイトルのものを書いていたので数字を振った。それぐらい播種期のずれは野菜栽培にとっては最悪な問題だと思っている。 8月に入り、本来なら人参、キャベツ類の播種をしないといけないのだが、昨年ぐらいから顕著になったのは、この時期に播いても日差しの強さと高温で芽が出てもダメなことです。そこでこの地域に住んでいる、諸先輩や同期に色々聞いてたどり着いたのが写真の方法です。まあ、こういった方法で播種している人は多いと思いますが、私は基本、ビニール資材を使わないなどのヘンテコなこだ

          播種期のずれと温暖化(1)

          播種期のずれと温暖化

          このところの猛暑ですでにバテバテのヘロヘロでどうしたものかと本気で思っている。いつも書いていることだが、この気温の高い状態が人間のもたらしたものなのなら、本当に何とかしないと大変なことになると思う。自然界では回帰不能地点(point of no return)というのがあって、あるところまでいってしまうと修正不可能になるみたいだが、ひょっとすると今の状態はそれなのかもしれない。人類の破滅の日は近いかもしれない。 私の住んでいるところは有機農家が多いので、年に何回か(親しい人

          播種期のずれと温暖化

          滅びゆく日本の農村(イノシシ被害)

          この暑さの中、かなり辟易と農業に従事する中、水田の方では出穂がはじまり、ヤレヤレと思っていたら、イノシシが出没し稲を倒しはじめてしまった。写真にすると精神的に萎える(苦笑)ので、表題の写真は夜な夜な家の周りに出没するイノシシ群が大地を掘り返している様子です。田んぼ、畑、家の周りは電柵などで対策をしていますが、向こうも生きていくために必死なので、その防御網を突破したらもう止められません。ワイヤーメッシュという鉄の網柵(本来の利用法ではないが)を設置する手もあります。田んぼでは実

          滅びゆく日本の農村(イノシシ被害)

          この殺人的日差しの中で農作業する意味

          このところの焼かれるような暑さの中、ここ数年毎年のことだが、体力がいつまで持つか不安になる。有機農業(便宜上そういう表現をしているが、自然農法、不耕起農業、無肥料農業、表現は何でもいいと思っている)という農法は、少なくとも私が実践しているものは夏場の草との闘いと言っていい。夏場は雑草(雑草はこの世に存在しないが、栽培作物以外の草たちのこと)は1日に20cm伸びると言われ、除草しても除草しても草は生えてくる。まあ要は実の部分が草に覆われなければ良いし、最近はむしろ多少の草があっ

          この殺人的日差しの中で農作業する意味

          山の生活あるある

          先日、家の裏のコナラを切り倒した。前に投稿したナラ枯れの現象で、まあすぐに倒れることはないが、気になったので倒した。傾斜もあって非常に難しい伐採だったが、案の上、納屋とトイレの軒下をかすめ一部損壊してしまった。家などはすべて自作のオンボロ(?)なので、まあまあ自分で直せばいいのだが、木は枝の付き方などで重量が変わるので、思わぬ方向に倒れることが多い。プロの人が見ていたら、怒られるかもしれないが、何事も自分でやらないといけない生活なので、その点は難しいところだ。 自給自足生活

          山の生活あるある

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          大豆の種まき

          ヤーコン

          珍しい野菜かもしれないが、ヤーコンは春先に球根を植えて育てる。有機農業でも結構作りやすいと思う(個人的には有機農業でも自然農業でも農薬農業でも何でもいいと思っているが。有機農業はあくまでも個人的選択)。毎年のことだが、すべての野菜がうまく育って、収穫できるわけではない。最近は気候が厳しいので失敗するケースが目立ってきている。そういう意味では色々な野菜をたくさん作っておくのは重要だと思う。当農場では少なくとも50種類以上の色々な野菜を作付けしている。まあ、ほとんどの小さな有機農

          四葉(すーよう)キュウリ

          もともとの土質か私の技術力のなさか、ウリ科の作物には毎年苦戦する。ちなみに、今年はウリ特有(?)の虫のウリハムシが多く、ズッキーニやカボチャは定植早々に消滅した。まあ、よくあることだ。そもそも、毎年ウリ科の作物には苦労する。これは上述のように土質の問題もあると思うが、感覚としては多くの苗を定植し、生き残ったものを収穫するという感じだ。ちなみに、キュウリについては苗ではなく、直播きで栽培する方法もあり、今の時期からはそうする。多くて3回ぐらいに分けて時間差で種まきをすると、夏過

          四葉(すーよう)キュウリ

          ひたすら草取り

          さて、今年は梅雨入りも遅く、水不足が懸念されますが、5月に定植した夏野菜たちは順調に育っています。一部、カボチャやキュウリはウリハムシと水不足で今年は駄目です。まあ、色々な種類の野菜を作っている意味は、一つの野菜が駄目でもどれかは生き残るという感じのところもあり、まあ仕方ない。次のことを考えるしかないです。今は今月末から来月に向けての大豆、小豆の種まきの準備もしています。 有機農業といえば聞こえはいい(?)かもしれませんが、夏場の仕事といえば草取り(除草)作業しかないです。

          ひたすら草取り

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          新ジャガ!

          食糧ができなくなる時代はすぐそこ(残念だが)

          この写真は春先の当農場の小麦。南部小麦を作っている。この後にイノシシに電柵を突破され、一部やられた。また、今年は暖冬の影響で収量はかなり少なくなった。冬越しの作物にとっては冬の寒さも成長には重要なことを痛感している。植物は寒さで栄養を体内に蓄えたりするのだ。気候変動の影響が肌で確認できることにある種の恐怖を感じている。 小麦についていえば、お世話になっている製麺所からわざわざ連絡があり、「今年は小麦の赤カビが異常発生しているので注意してください」とのこと。小麦は意外と病気が

          食糧ができなくなる時代はすぐそこ(残念だが)