3/3

マルチタスクというのは、誰もが憧れる能力であるが、私は持っていない能力だ。私は、人のできることは体力的、気力的な全量が決まっており、それをやることに振り分ける作業をしていくと考えているが、マルチタスクと呼ばれる人はこの振り分け方が上手いのだろう。または全量が多いかであろう。

私は一つのことしかできないので、全量を一つに注いでいることになる。そのおかげだろうか、その達成度に関しては一定の評価を得ることが多い。では周りにいるマルチタスクと呼ばれる人間は評価が低いかと言われると、そうではない。彼らも評価される。むしろそれがマルチタスクの条件とも言える。彼らと私を比較すれば、当然彼らが評価されるだろう。

やはり全量を増やすことでしかマルチタスクへの道は開けないのだろうか。そうすれば、私の体が削られてしまう。ダブルタスクがちょうどいいかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?