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自分の顔が好きだと気づいた

今日の夕方、SNSをぼんやり見ながら、「自分の顔が好き」だと思った。
さらに言えば、自分の顔がいいと思ってる。

そこまで思って、自分にびっくりするとともに、「そうかぁ。私は自分の顔が好きなんだね」としみじみ嬉しくなった。
だって、ぶさいくとか愛想がないとかかわいくないと言われる事が多い人生だったから。

記憶を紐解くと、幼い頃に父がたくさん「陽子はかわいい」「将来美人になる」と言ってくれていたことが大きかったのだと思う。
両親が離婚するまでは。

父と母が離婚して、私と妹は母の元で育てられた。
母からは、「無愛想だ」と良く言われ、父に似ている性格を「そんなところばかりお父さんに似て!!」と悪様に言われることは何度もあった。

5歳年下の妹は愛想が良く、周りからはかわいらしいと言われることが多くて、妹と比較して「私はかわいくないんだな」と思うようになった。

視力が低下して牛乳瓶の底みたいな分厚い眼鏡や、手入れを放棄したげじげじした立派な眉、自信がなくてビクビクしてる振る舞いや、発言する事を恐れて話す時に口元を隠す癖、一時が万事そういう感じだったので、中高生の時は「ぶさいく」「根暗」枠の人間だった。


だがしかし、冒頭で「ぶさいくとか愛想がないとかかわいくないと言われる事が多い人生だったから」と書いたけど、それは事実なのか?そんなにたくさんの人から私はそう言われたのか?と冷静になった今なら思う。

何回言われたかなんてもう覚えていないけど、数回の心無い言葉を精神的ダメージが大きかったが故に「たくさん言われた」と思い込んだ可能性はある。

成人して30代後半に、奇跡的に父と再会して、紆余曲折がありつつも、40代半ばには親子としての交流ができるようになった。
その頃には40代半ばになっていた私に対しても「陽子はかわいい」とのたまう父だった。
言われる事が気恥ずかしくて照れくさくて素直に受け止められなかったけど、今となっては父に感謝している。

そんな今だからこそ、「自分の顔が好きだし、いいと思ってる」と感じられるようになったんだろうね。


2025年初日の出と私


2025年初日の出と私とmmm


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