近所のスーパーまでちょっとの買い物ができなくなる日

父親は今年の4月以降は歩けなくなり、自宅療養が始まってからは部屋とトイレくらいしか歩いていけなくなりました。

祖母はまだ存命ですが、90を超えて、家の中を歩き回ることがもっぱらです。2-3ヶ月に一度は、かかりつけ医に処方箋をもらいがてら、車で15分ほどの病院に行きますが、それだけで半日ほどかかります。スーパーでの買い物や外食も好きでしたが、この半年ほどでめっきり弱ってしまい、もう歩いてカートを押すということはできなくなりました。

こんな状態になったのは父は74歳、祖母は95歳。年齢の幅はいろいろですが、70を超え、病気にかかったら、特にそういった可能性が急に出てきやすい。心構えしておいたほうがいいと思います。

元気なうちに、家の中で歩き回るのに何が障害になるのかは家族の人などとともに確認したほうがいいでしょう。介護サービスを利用すれば、手すりや数段の階段の設置などもしてもらえると思います。

家で転んだり怪我をしてからでは遅い。
人間いつまでも元気ではいられないので、早めの対応が大事です。

排泄に失敗したり、転んだりすることが出てきたら、それは残念ながら老いが進んでしまっていることの兆候だと思われます。周りの人の手を煩わせたくないとか、受け止めたくない、という高齢者の気持ちはわかりますが、入浴やおむつ替えのサービスやデイケア、もしくは宿泊タイプの老人ホームの利用などを考えるタイミングです。

家で、万一誰にも知られずに亡くなってしまったというのは、ご本人がまず辛い思いのまま亡くなることになりますし、遺族としてはとても後悔することとなります。

極力そういったリスクを減らすようにさまざまなサービスの利用を検討することは大事かと思います。

まだまだ現役バリバリという方も前もって準備しておくのが大切です。40歳くらいから準備するのでも、私は全然早すぎることはないと思っています。

70歳を超えてくるとちょっとしたことができなくなってくる。自分の人生をどのように終わりにしていきたいか。考え、準備することの大切さを日々感じています。

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花村みのり
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