倉庫改装

「道具を買いなさい」

「物は大切に使いなさい」

これは父親が残してくれた、有難い言葉。

元々、長男であった自分は父が他界したタイミングで、大手電機メーカーを辞めて、田舎に帰ってきた。

「家を継ぐ」

現代では古臭い考えかもしれないが、自分はとても大切な事だと考えている。

言われた通り、サラリーマンで稼いだお金で、私は道具を買い続けた。

かれこれ15年。

最近になって、その道具をメンテ(=大切に使う)ことに、結構な労力や、環境を必要とするようになってきた。

「親の仕事、考えを継いで、息子が発展させれば、家はどんどん豊かになる。」

これは親戚のばあちゃんの言葉。

この道具を息子の代でも使ってもらえるように、倉庫を改装することにした。

まずは大量のごみを捨てた。

やっかいなゴミばかり。

ゴミを捨てる力、これは確実に生きていく上で有用なスキルだと思う。

べニア板は丸ノコで細かく(ゴミ収集車に入るように)し、金属、プラスチックなど、種類ごとに分けた。

クリーンセンターに持って行くときは、下手にゴミ袋に入れることは避け、

でっかいコンテナなど、

中身がよく見えるようにして、種類ごとに固めていくのがポイントである。

写真は金属回収。

業者にもっていき、150キロ分引き取ってもらった。

5000円程度の収入を得た。

錆びまくった屋根。

雨漏りもひどかった。

自力で、トタンを剥がしたが、そこで問題が。

高所作業は危ないから、やめろと家族からストップが入ったのである。

3人の子供の父親。

言われるのも無理はない。

地元のリフォーム業者にお願いし、なんとか工事してもらえるようになった。


改装後の様子。

ゴミだらけで使い物にならなかった棚がよみがえった。

リフォーム業者が「換気扇」「電気」を提案してくれたおかげで、めちゃくちゃ快適に。

ちなみに、掃除で埃を吸いすぎて、肺が痛くなった。

業者さん曰く、カビの菌が肺に刺さっているとのこと、

普通に生活していたら、治ると思うが、

埃がひどすぎると「危険」なようである。

ともあれ、改装は無事ほぼ終わった。

道具を守り、新しい価値を生んでいけるよう、考えていきたい。

ここから、何か新製品・新事業を開発。

無謀にも?そんな事を夢見ている。

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