見出し画像

シェアしたくなる気持ち 感情トリガーと口コミ

エンタメ作品にしても、何にしても口コミでバズって多くの人に伝わることでヒットしていく。なので、消費者が他の人に勧めたくなる作品を作れることが何よりも大事である。今回はその"シェアしたくなる気持ち”感情トリガー について説明する。

ちなみに私がこれまで人に勧めてきたものは、

・勉強の鬼原則
 受験にずっと失敗していたがこの本のやり方を実践したらうなぎ上りに成績が伸び、第一志望に受かることができた。受験を通してできていた自分は成功できない人だという思い込みを吹っ飛ばせたのはこの本のおかげ だから人に勧めています🔥

・溜池ごろう モテ体質講座
 大学に入り、3人連続で振られ続けた自分はこの講座を受け、女性という生き物と、何を意識して準備をすればいいかわかり、結果可愛い彼女をget!できた神講座!今でも非モテ陰キャに勧めている(笑)


進撃の巨人
 中学2年生の修学旅行前に読み衝撃を受けた。怖いし、グロイし、面白い。そのまま修学旅行のバスの中で皆にストーリーを語りお勧めした。担任もそのままハマった(笑) ちなみに親友は「進撃の巨人」がきっかけで結婚相手と付き合った(笑)なので私が勧めたおかげである💛




📚感情トリガーとは


感情トリガーとは、思わず共有したくなる衝動 となる感情である

まず立ち返るべきは、自分はどんなときに「情報を人に教えたい=シェアしたい」と思うか、ということです。自分のことを振り返ってみると、“感動して泣いたとき” “アッというほど驚いたとき” “もん絶するほどカワイイ!と思ったとき”などがそれに当たります。
つまり、シェアしたいと思ったとき=自分の感情が大きく動かされたときではないでしょうか。シェアとは、その情報によってもたらされた自身の感情を、誰かと共有したいという衝動によって生まれるものだと思うのです。

思わずシェアしたくなる“感情トリガー”、設計できてる?

確かに、「溜池ゴロー」と「勉強の鬼原則」は自分の悩みが解決できると思った時に物凄い明るい気持ちになれました。ただその時はまだ他の人に勧めようと思わなかったです。何故ならば、まだ結果を出せていないから。で、実際に実践したら結果が出た。この時が本当に嬉しかった。その成功が嬉しすぎたので、自分と同じように困っている人は知って欲しい!!という気持ちが大きいかもしれません。

一方で、「進撃の巨人」は読み終わった時の感情の満足感!!!あとおもしれ―から伝えたくなりました!いいから読んでみ!めっちゃ面白いから!!という気持ちです。


💡誰かに伝えたいと思う情報の種類

👇のデータからわかると思いますが、感動 や 胸熱 を感じた時が伝えたくなるそうです。ちなみに、胸熱とは、感動した瞬間の気持ちのことです。つまり、感動を作れれば、共有されるということです!💡


🌈感情トリガーの種類

📍共感
 胸アツや感動のように、感情が大きく揺れ動く体験をすることである。

📍驚嘆
 驚きである。確かに予想外や想像していなかったという驚きの感情はプラスにもマイナスにも別の感情に移りやすくしてくれる感情である。
 なので感動を作るためには、感動の手前に驚きを入れるのが一番よい!

📍理性的思考
理性的思考とは、本能や感情に左右されず、冷静に筋道を立てて物事を判断・行動できる様子

 啓発的なものである。つまり、発見や学びである。

📍情緒的思考
 情緒的思考とは、共感や需要のように相手の心に寄り添うことである。
 

ここまで感情トリガーについてみてきたが、感情が起きた結果、どのような欲求が起きるのかも理解しておいた方が解像度が上がると思います!解説していきます!🔥

💡人々が「共有」する動機&創作への活かし方


 5つ動機の種類としてあるそうです!

📌自分がいいと感じるもの、人を喜ばせるものを伝えたい

「この情報は自分にとって有益で凄くよかった世の中のマーケターも喜ぶに違いない(だから伝えたい)。」という人間の「”価値あるもの”を他人と共有したい」という深い心理と結びついています。
NYT の調査における実に49%の参加者が「自分が関心がある商品を他人に知らせて、行動を促そうと考えることがある」と回答しています。

「SNS、共有の心理学」
本能的欲求と紐づく5大動機を解説

 創作への活かし方としては、ストーリーテーリングが効果的である。
具体的には、キャラクターのサクセスストーリーや体験や課題を解決する方法などのエピソードを作り込むのだ。 


📌自分の存在価値を確かめるため

自分が投稿した情報が共感を得て、人にさらに共有されると嬉しいのは人間の共通認識です。先程ご紹介した施策の例えでいえば、自分のTweetの「いいね・リツイート数」が一種の”バズ状態”になるとき、投稿者は「あぁ、満たされる(自分の社会的な存在価値を感じる)」状態となり、満足感を得ることができます。
「自分の存在価値を認めてほしい」という、人間の元来持っている「承認欲求」と連動していると言えるでしょう。

「SNS、共有の心理学」本能的欲求と紐づく5大動機を解説

自分が勧めたもので他の人が喜んだり、賞賛して貰えると自分の感性などが認められた気がして嬉しくなる。これめっちゃわかります!人は他人やキャラクターに自己投影するので応援したり、褒められると嬉しくなったり。全ては承認欲求を満たす行為だということだ!💡

 活かし方としては、読者が自己投影しているキャラクターを第3キャラクターから褒めさせよう。そうすると、満たされた気持ちになり、嬉しい気持ちになる。それが、「有益だ、共有したい」と感じさせるのだ
 そのためにも、キャラクターの存在価値を肯定させる 価値提供のエピソードを入れること

📌好きなヒト・モノ・コトを応援するため

 「あの社会的に素晴らしい取り組みをしている企業の取り組みを共有して、社会が少しでもよりよくなるといいな。応援したい」

のように、人は自分がいいと思っているものを応援したくなるそうです。
その手段として、広める行動に出るそうです!

 創作への活かし方としては、読者が時間を費やすに値する満足感を感じれる作品を作りましょう。例えば、「ナルト」「ワンピース」等。
  


📌自分の意見・姿勢・ポジジョンを明確にするため

SNS上で議論されるトピックに対して投稿を通じて自分の意見や姿勢を述べることは、自分と他者の境界線を明確にさせることができます。逆のケースでは「意見が同じ」という人とは境界線の内側に一緒にいる、という自他認識もできるのです。NYT調査の68%の参加者が「自分が何者で、何に感心があるのかをより理解してもらうために共有をしている」と回答しています。

「SNS、共有の心理学」本能的欲求と紐づく5大動機を解説

 自分が何者であるか等は、人間のアイデンティティの確立欲求である
好きなものやサービスなどはある意味で自分の好みや興味や態度等を世界に提示し、他者と自分を切り分ける行為である。だから、知らせるのだ。
自分もamazarashiというバンドが好きだったり、「ベルセルク」のガッツの強い圧倒的一匹狼な男の感じに自分もありたいと思って共有したことがあります!

 創作への活かし方としては、キャラクターをブランドと同じように捉えましょう。つまり、キャラクターの持つイメージを作り、それを読者が指示することで、自分を主張できるようにするのです。

具体的な例でいえば、Appleやテスラなど。このようなブランドや製品の最新情報を共有することで「ハイテク・洗練された・最新の」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか?自社の製品やブランドはもちろんのこと、ソーシャルメディアで発信するコンテンツは誰にどんな価値を提供しているかを明確にする必要があります。
人々は、自分がこの世の中でどのような存在であるかをより明確にするために「共有」を行います。ここを満たすためにユーザーの興味や関心事に焦点を絞ったコンテンツやポジションを明確に提示できるようなコンテンツを提供しましょう。

「SNS、共有の心理学」本能的欲求と紐づく5大動機を解説


📌他者との関係を育む・維持継続させるため

ソーシャルメディア上で情報を共有することは、新たな繋がりを生み出し、既にある繋がりを維持・育むことに役立ちます。また、共有することで、自分と同じ興味関心を持つ人達と一緒に成長し、仲間意識を持つことができ、人間関係や社会との繋がりを感じることが出来るのです。 
 何故ならば、人は人間関係や社会との繋がりを感じたいと強く望む生き物だからである

「SNS、共有の心理学」本能的欲求と紐づく5大動機を解説

 まさに「ワンピース」や「名探偵コナン」である。または、流行りの曲などもそうである。学校で皆好きで読んでいるから読む。これと同じである。つまり、流行っているものができたら、読んでいない人も所属の欲求や親密欲求を求めて読みだすということだ!これは流行らせ戦略として少年漫画などの学校のような集団をターゲットにした作品作りをするのがいいかもしれない。
 活かし方として、時間はかかるが作品のブランディング作りをしていく必要がある。「ジョジョの奇妙な冒険」もある種ブランドである。また、戦略として集団で話題になりやすいような装置や仕掛けを創ることを勧める
 例えば、「鬼滅の刃」ならどの柱が好きか。や、「ワンピース」なら4皇が誰が一番好きかであるかなどである。
 つまり、皆で話し合い、同じ意見を持つ人とより仲のよい関係になれるようにするのがよい。だから、キャラクターの中にも意見が対立するキャラクターを創るべきである
 
 

🚩口コミは何故起きるのか?


📚口コミとは


なぜクチコミは起こるのか!クチコミの役割と質について徹底解説

 口コミには、発信者自身のブランドやサービスへの関心度の深さが口コミの種類として反映される。
 そこまで関心がないなら、「告知」する程度である。具体的には、「あのお店良かったよ」で終わりである😢
 相関がると、「おススメ」と「レビュー」を読者にして貰えるかがカギである。

🔧何故口コミは起きるのか?

クチコミが拡散される際、”興味を持つ” ”実際に体験する” ”感情の変化”という過程を経て、最終的に「誰かに知らせたい」というところに行き着きます。これが大前提となります。
本当の意味で「伝わるクチコミ」を実現するなら、上記の”興味を持つ” ”実際に体験する” ”感情の変化”という3点は必ず押さえておきべき重要事項です。むしろ、この3つのポイントを押さえずに、ただ影響力があるから(ここでは読者数やSNSのフォロワー数など)といって一方的に情報発信を依頼する方法では、単に「告知」もしくは、良くても「オススメ」というレベルの情報に留まり、クチコミというレベルまでには到達しないでしょう。

なぜクチコミは起こるのか!クチコミの役割と質について徹底解説

プロセスとして、
📍 Step1 興味を持つ
📍 Step2 体験して貰う
📍 Step3 感情の変化
である。
 創作はそれをしっかりできる媒体であるので、体験の中身をしっかり作り、ドラマを作ればファンを獲得することができるのだ


📍参考記事
シェアしたくなるSNSプロモーションとは?
思わずシェアしたくなる“感情トリガー”、設計できてる?
「SNS、共有の心理学」本能的欲求と紐づく5大動機を解説~人はなぜ、シェアするのか?~
なぜクチコミは起こるのか!クチコミの役割と質について徹底解説

📍関連記事


いいなと思ったら応援しよう!