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ツァイガルニク効果

創作をするために操れないといけないのが、謎 ですよね。
私が尊敬している小池一夫氏の本の中でも、リドル(謎)使いになることが読者を読ませたくなるための秘訣だと仰っていました。

そこで今回はなぜ物語には謎を忍ばせた方がいいのかをツァイガルニク効果という心理学を用いて説明していきます🍀



📚ツァイガルニク効果の定義

ツァイガルニク効果とは、自分にとってそれほど重要でなかったことも、未完了であるように問われることで、答えや結果が知りたくて仕方がなくなる現象です。

💡ツァイガルニク効果の理由


  人間は、完成・完結した物事に対しては「終わったものだ」ということでスッキリとし、ほかの物事へスムーズに意識を移すことができます。しかし未完成・不完全なものに対しては、心地の悪さを感じてしまいます。「やり残し感」のようなものが記憶に残り「完成させたい」「スッキリしたい」という欲求を湧き立たせることで、欲求が興味や関心となり、深く印象付けられると言われています。

ツァイガルニク効果とは?敢えて完了しないことで興味関心が強化される

つまり、人は完全になっていないものは完全にしたいと思ってしまう生き物なのだ。

🍀まとめ

 昔好きで関係が途中で終わった人ほど覚えていたりしますよね。これもツァイガルニク効果です。となると私が大好きな作品の「スラムダンク」はまさに、これからの活躍を観たいと思わせて終わりになりました。だから、続編を望む声や、他の完結した作品よりも心に残っているのかもしれないなと思いました。
 

スラムダンク 桜木花道

 

💡創作への活かし方
 

 私は活かし方は2パターンあると考えています。1つ目が、続きを読まさせたくするフックのテクニック。2つ目が読者が追っかけたくなるキャラクター創作である。
 1つ目のフックの部分は👇の解説に書いてあるので、興味ある人は是非読んでみてください!🍀

 2つ目は、すぐには叶えることの出来ない目標や夢などを追っかける主人公だ! なので、最後の最後まで“未完了”が続くのだ
 そう考えると、「ワンピース」や「鬼滅の刃」や「ナルト」はまさにツァイガルニク効果が発動し続ける話だと思う。
 その中でも特に、「鬼滅の刃」はわかりやすい。何故ならば、鬼の元になっている鬼舞辻無惨を倒さないといけない。その前に、上弦と下弦の鬼を倒さないといけない。のように目標を叶えるまでの道筋が明確だからだ。これは物凄いいい発見である!!

鬼滅の刃 鬼舞辻無惨


鬼滅の刃 上弦の鬼

なので、ツァイガルニク効果を創作に活かすなら、

📍①完了が難しい目標や夢を持ったキャラクターを創る!
📍②目標や夢を叶えるためのステップを具体的に見える化すること できればキャラクターを使って!!

である!💡



📚参考記事・文献
ツァイガルニク効果とは?敢えて完了しないことで興味関心が強化される

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