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不気味

 私は「ダイヤモンドの功罪」や「ミッドサマー」を鑑賞した時、ゾッとする不気味を感じることがありました。日常の中だと絶対に感じたくないけど、安全な場所なら感じてもいいかなと思える感情群の1つが「不気味さ」だと思います。
 今日はこの不気味さについて解説をしていきます!

📚不気味さとは


 不気味とは、何となく不安・なんとなく怖い といった感情です

この不確定的な “なんとなく”がポイントですね😱

🤡不気味さの正体

 ニコニコ笑っているピエロが怖いと感じたことが私にはある。都市伝説的なものでマクドナルドのピエロも怖いと感じたことがある。この原因は何を考えているかわからない“不明瞭さ”と“予想不能な”点にあるそうだ

18~77歳までの健康な成人1341人を対象に、さまざまな視覚的な特徴、行動的な特徴、職業や趣味の特徴などをリストアップし、何に対し不気味さを感じているのか評価をしてもらうというもので、収集した回答を総合的に分析。「不気味さ」の正体を探っている。
この調査からわかったのは、まず多くのピエロがそうであるように、女性よりも男性のほうが不気味に思われるということ。
そして、独特の笑顔や長すぎる指、不自然な目のサイズといった身体的特徴に不気味さを感じる人はほとんどおらず、多くの人は「曖昧さ」や「予測不能な様子」を不気味だと感じることが明らかになったという
そして、これが当てはまるのがピエロという存在だとマクアンドリュー教授は指摘している。
「ピエロがよく身につけているかつらや大きな赤い鼻、真っ白なメイク、派手で異様な衣服はピエロの正体やアイデンティティを曖昧にさせ、掴みどころのない雰囲気を作り出しています。また彼らはいたずら好きであり、次にパイを投げつけてくるのか、顔に落書きをされるのか予想もできません。不確実性の塊であるピエロは、言い換えれば不気味さの塊なのです」

ピエロを不気味に感じるのはなぜ? 心理学の専門家が読み解くピエロの怖さの正体

 確かに何をしてくるのかがわからないと、色々妄想してしまいその結果、ネガティブ感情が発生しますよね😱


マクドナルド ドナルド


🍀何故不気味さを感じるのか?

 人間が脅威や危機のリスクに備えるために機能している感情だからだ。
何が起きるかわからない予測不可避な状態で逃げないと、もしかしたら無害かもしれないが、何らかの被害を受ける可能性も否定できないのだ。

 つまり、身を守るために人間が獲得した貴重な感覚こそが“不気味さ”の正体なのだ💡

💡創作への活かし方
 “不気味さ”を感じさせるためには、
 ・正体の曖昧さ
 ・予測不能さ
の2つをキャラクターに持たせよう!

私がゾックっとした「ダイヤモンドの功罪」では、優しいコーチなのだが、主人公の才能に惹かれ、主人公の気持ちを無視し、友情を利用して、代表のトライアルに誘導させるシーンがある。その時のコーチの本音の曖昧さと才能を開花させる、いや、コーチがその才能を使ってみたい欲求を叶えるためのエゴサから生まれる次何をしてくるかの予想不可能さ に“不気味さ”を感じたのだ😱


ダイヤモンドの功罪 


📍参考記事
「不気味の谷ってどんな谷?」
ピエロを不気味に感じるのはなぜ? 心理学の専門家が読み解くピエロの怖さの正体

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