FJクルーザー売りました。①
2022年9月に車を売りました。
もともと短期間で売ろうと思って傷つけないように大切に乗っていた車。
売った車はトヨタのFJクルーザーで〜す。
その前の車はトヨタのヴォクシー。
ワンボックスがはやり始めたころで、子育て時代でもあり、両側スライドドアが気に入って購入。
チャイルドシートや荷物の積み下ろしになんと便利だったことか。雨の日にも最適である。
たくさん荷物を載せての長距離にも活躍してもらった。今までで一番愛着のある車だ。通勤にも使っていたので17年間で30万キロを走破した。さすがのトヨタ車である。
そんな思い出深いヴォクシーでしたが、最後にはボンネットから煙が出て限界を迎えました。
次の車は電気自動車かハイブリッドかと悩んでいたところ、嫁の車も買い替え時を迎えた。悩んで悩んで議論した末に、嫁は新車で私は中古車を選ぶことに(ん?なぜだ?)。
というわけで、それなら実用性よりも価値のある車を買おうと考えた。ガソリン車も時代的に長く持たないという予測のもとに、「短期間で乗り換える。そしてその時に売れる車を。」というわけで中古車屋巡り。
ついでに30万キロを走り切ったヴォクシーの下取りもいろいろ探るが、当然のごとく価値はゼロ。
「思い出は金には代えられないのさっ」とキザに思うことで愛着のある車をねぎらった。
そして紆余曲折、たどり着いたのがFJクルーザー。なんと名前の響きのいい車だ。実は自分の名字もDAIGO風に言うとFJである。
新車価格は350万くらいでも、カスタマイズが当たり前の車であるので、あっという間に500万円をこえるようなビッグな奴だ。
当時はすでに製造は打ち切られていた。南米向けに作られた車で、燃費や車幅の問題で生産中止になっていたんです。
しかし何といってもかっこいい。トヨタ車でありながら、あの丸いトヨタマークではない「TOYOTA」のロゴもお気に入り。担当者がこれだけはと社長さんに掛け合って認めてもらえたこだわりの逸品らしい。なるほどあの風袋に丸いマークは似合わないっ。
乗り心地も(こういう車なので期待していなかった分)悪くない。というわけで、FJクルーザーに決めてからはさほど悩まず、3店舗ほど見た中で、一番スタンダードでシックなベージュのFJに決定。
リフトアップしたいかついタイプにも憧れはあったが、年相応に渋みのある落ち着いた色を選択したのである。
最後まで車幅の広さには慣れなかったが、その緊張感もまた、乗るほどに気に入っていったのである。しかしなんといっても見た目がかっこいい。
ある時などはスーパーに買い物に行って駐車場に戻ると見たこともないおじさんがじっと我がFJ見ているではないか。
「ん~、怪しい人か?」という疑問も「この車かっこええなぁ」の一言で払拭される。「そうでしょう。だから選んだんですっ。」と得意になれる車でした。
その後、職場の異動により、通勤に使わなくなったものの、毎日駐車場に止めてある愛車を眺める日々。そう、乗らなくても眺めるだけで十分な車だったのです。
5年間飽きることなく、止めてあるFJを見るだけでも優越感に浸れたんです。だって自分で乗ってたら外観は見えないじゃないですか。たまにカーブミラーに映るFJを見るのが好きなくらいだったんですから。
というわけで、晩年はめっきり運転することは減りましたが、仕事の行き帰りに愛車を眺めては癒される毎日を過ごすことができました。
ん~、またしても完結せずに長引きました。車を売る話のはずが、FJ自慢になってしまいました。お金にまつわり話は次回ということで。
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