友情と時の流れそして自分の生き方
親友と呼べる友人が3人いる。
私は小学校から女子校で、友達=女友達、という
かなり男性を見る目が育たない幼少時代を送った
(そして今に至る笑)
その青春時代を共に過ごした3人。
初めて“友達の娘“という愛おしい存在を経験させてくれたのもこのメンバーだった。
毎日連絡を取ったり、日々の様子を報告し合ったり、
そういう関係性ではない。
(私はそういう関係は好まないタイプ)
それぞれ結婚していたり、子どもがいたり、
働いていたり、いなかったり、
ずっと独身だったり、離婚したり。
それぞれの人生をいま生きている。
私が離婚した時も、自分達が本気で考えなかったからだと
本人と同じ次元で悩んでくれた。懐かしい。
何かの壁にぶち当たった時、
グループラインに「悩み人」が登場する。
それぞれの人生の立場でコメントが集まる。
こんな親友の4人でもこんなに様々な価値観があるのだから、
この悩みの元になっている人と価値観が違っても当然だと思える。
20代の頃はそれぞれの人生に、相手の人生にも感想や意見があって、
それでぶつかったりもした。
客観的ないいことも悪いことも彼女たちが教えてくれた。
今思えばかわいい光景。
その彼はどういうつもりであなたと一緒にいるの?
どうしてその彼は結婚してくれないの?早く別れた方がいい!
どうして結婚や子どもを持つこと=幸せだって決めつけるの?全員がそうじゃない!
と、泣きながら話したことも・・・照
それぞれの経験を心に積み上げて、
40歳になる2022年11月に4人揃って再会した。
「お変わりなく」というお互いに全員で笑った。
この人たちとはこうやって一緒に歳をとっていくのだな、と
人はそんなに簡単に変わらない、と
自分の長所と思えるところはずっと変わらずにいたいと思えた。
彼女たちは、他人の形をした私の鏡。