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R1300GSは本当に凄いのか?

(その1車高調整)

 11月末の日本発売日直前に、伊豆修善寺のマリオットホテルで二輪ジャーナリスト試乗会が開催され、その試乗インプレッションがいろいろなメディアで公開されています。そのどれもが絶賛の極致で夢のバイクの登場だ‼️って論調で揃ってます。ネガはまあ値段が〜ってとこぐらい?ですが本当に技術的にどれだけ凄いのか?そうでも無いのか?視点を四輪のテクノロジーから探ってみたいと思います。その1は、注目の車高調整機構から。
 バイクのインプレッションってなんだかんだで先ずは足つき!これ日本のユーザーの大問題なんですね。ではなぜ二輪に車高調整機能がなかなか普及してないのか?ハーレーが実用化してやっと真打GSがってとこですね。四輪の世界で車高調整はもう古くからある普通の機能でさまざまなタイプが実用化されています。R 1300GSで採用したザックスも、4輪では昔からさまざまなタイプの車高調整をリリースしています。今回の機構も4輪で実用化された物と大差は有りません。違いは使い方。4輪の車高調整は二輪と真逆で、車高を上げる為に使うのが一般的です。通常はロー車高で見た目もカッコよくて、重心も下がってハンドリングもグッド👍だけどコンビニ駐車場や悪路、荷物をいっぱい積むと、お腹を擦るので車高調整で上げる!って訳です。でも実際必要なシチュエーションや車種が限られるので、一般の乗用車に広く採用されている訳ではありません。ならば足つき大問題の二輪に採用がなかなか進まなかったのはなぜか?ズバリ重量増ですね。車高調整にはオイルポンプやらなんだかんだで10kg近い部品が追加されます。足が着いても重たくなったら本末転倒!そこでBMWは車高調整を採用する為に、シャカリキにベースモデルの軽量化をやったのです。
結果車高調整付きのツーリング仕様は前モデルとトータル重量は大差は有りません。実際に取り回してみても大差有りませんでした。
私は車高Hの850mmでも足着きは問題無いです。が下がる事で更に安心感増すんだ!と思っていました。
が実際に試乗してみると、その差は街中の信号停止くらいでは分かりませんでした。もちろん路面が傾斜してたり悪路の凹み等で止まる状況だったら恩恵大?なのか?じっくり走り込まないと分かりません。
センタースタンドが立てやすいってのもやってみましたが、車高が上がってきて絶妙なタイミングでセンタースタンドを上げれば効果大!
タイミングを外せば大差有りません。軽量化か足着きか?どっちがホントに大事?難しい😓
 次回はR 1300GSのエンジンサウンドについて考察します。

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