キャラたってないと、ダメですか?
小さいころから人の思考や行動の違い、
そのほかいろいろなことを考える子だった。
なにも壮大なことではない。日常の中のふとした時にうかぶ
ちいさな疑問の答えを探すのが好きだった。
中高生のころかな?様々なキャラのクラスメートを見ていて思った。
ギャグばっかり言ってるような「はちゃめちゃに明るい子」もいれば
「静かでその存在がすっと消えいりそうな子」もいる。
いろんな子を神様は造ったなぁ。なんでかなぁ??
そんなことを考えていたら、ふっとその答えをドラマか何かのセリフが
教えてくれた。ラジオだったかもしれない。
「だってみんなが笑かす人ばっかりだったら、誰が笑ってあげるの?」
そうか!!
「笑かす人がいて、笑う人がいる。」
たったこれだけのことだけど、こうして世の中のバランスは取れてるんだ!!とその答えがやけに胸にグワンとひびいた。
確かにいろんな子がいる。
みんなを笑いの渦に巻き込んでくれる子。
その前で、ガハハと笑う子。
恥ずかしそうに、でも小さく笑っている子。
無表情のように見えて、実は目もとは笑ってたりする子。
私は笑かす子の話にクスクス笑う。
と同時に「かすかによみとれるくらいの小さなリアクションをとる子たち」の表情を横からそっと見ているのが好きだった。ふふふ。小さなしあわせ。
静かなあの子も楽しそうだなぁ。
そう考えると人生のすべては、いろんな人の掛け合わせで
うまく回っているもんだ。
オーケストラがもし全員シンバルだったら、うるさくてげんなりだもんね。
繊細な音を奏でる楽器も必要じゃない?
チーンって鳴らすだけのトライアングルだって必要なんだよね。
低い音、高い音、早いリズム、遅いリズム。
みんな合わさって素敵なハーモニーがうまれるんだよなぁ。
そう思うといつものクラスのメンバーがさらにキラキラと輝いて
見えたんだ。
そうだ「みんな違って、みんないい」って、金子みすゞも言ってたっけな。
*さいごまでお読みいただきありがとうございました。(*_ _)✧♡