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⑰結婚式にむけて

結婚式にむけて

「何もかも私が悪かったです」と返信してから母はコロッと態度が変わり、結婚式の準備に積極的になった。

金出すから口出させろ、と言わんばかりに(いや、実際言ってた😂)
打掛はこんな安もんじゃダメ、打掛の時の髪型は文欽高島田じゃないとダメ、このカツラ茶髪すぎるから黒髪のカツラを取り寄せなさい、と口出ししまくり。
ヘアメイクのリハもついてきて、終始見張られてるような気持ちw

嫌だったけど、もう結婚式を無事に実施するためにある程度言いなりになりになるのはやむなし!!!

結婚式で思い描いた髪型にならなくてずっと後悔してる、とSNSでつぶやいてる人を見て、理想がそこまで強くあるってすごいなーと思った。
人生で一番輝いてる最高の瞬間をベストな状態で残したい!って思うんだなー。へーすごいなー。

めっちゃ他人事(笑)

私は自分が主役とか嫌だった。
自分が輝くとかどうでもよかったよね。
そりゃ少しでも良く映りたいとは思うけど、だって「私」だよ?

華奢で猫背で、少しでも動くと体から自己肯定感の低さが出てしまう。
そんな自分嫌だ、見たくないのに。
それが一生残るだなんてもう最悪だ。
当然、動画に残すなんて選択肢は皆無。

結婚式は皆さんに結婚をご報告する場。
花嫁の自己満足なんかいらない。

まーそんなもっともらしいこと並べて正当化しようとしてました(笑)

でもきっと、体が整っていて顔も長くなくて、自分にOK出せる状態だったなら、ドレスを選択してヘアメイクにもこだわってたんだと思う。

今もう39歳やけど、私はいつかウェディングドレス着て写真撮ろうと目論んでます!
骨格から体を立て直している今、あの時より絶対いい笑顔、スタイルで写真撮れる自信があるから♪

当時首がなくてタキシードパツパツだった主人も、今なら着こなしが全然違うはず。嫌だって言うと思うけど一緒に撮りたいな~

結婚式でやりたくないこと

さて、私は結婚式で定番のアレがやりたくありませんでした・・
それは

『花嫁の手紙』

まじでやりたくなかった。
これだけは絶対嫌です、無理です。やりたくありません。
プランナーさんに何度も訴えた。

「絶対親御さん喜びますから。皆さんもこれを期待していますし、絶対やったほうがいいです!」
プランナーさんも譲らないー!!

母からは物質的な愛はたくさん受けたけど、私が求めていた精神的な愛は受けてこなかった。むしろ精神的に傷つけられてきた思い出しかない。

だからどうしても感謝ができない。

そもそもさ、お母さん喜ばないんだよ、こういうの。

でも、親戚や友達からは「泣ける結婚式を期待してるよ~★」と口々に言われるし、プランナーさんは折れないし、、、
私は断り切れず、花嫁の手紙を読むことにしました。

親戚との前夜祭

さて、11月となりいよいよ結婚式。
結婚式の前日は、義両親と弟さんが新居に遊びに来た。
夜は飲み会。
お店の二階を貸し切りにして、結婚式に出席するため青森から来ている主人側の親戚が大集合した。

私は緊張していた・・
初対面の親戚もいる飲み会。
はぁ~結婚式の前日に疲れるの嫌だなぁ。

そう思っていたのだけど、始まってびっくり!
和やかな、和気藹々とした楽しい飲み会だった。

ただただ楽しい飲み会を終えると、みんな「また明日の結婚式で~~!」
と笑顔で解散していった。

こんな楽な親戚付き合いあるんだ!
目から鱗が落ちる、とはこのことだ。
本当に結婚してよかったな~とほんわかした気持ちで満たされた結婚式前夜だった。

悲鳴をあげる体

さて結婚式当日。

神前式だったので、まずは白無垢を着て記念撮影。

頭の位置がずれている😱

お互いの両親も会場に着いて顔を合わせるわけですが、なんせ母は結納を欠席宣言したため義両親とは初対面である。

当然、結納の時のことを謝ったりしたのかと思い、後から義両親に聞いてみたけれど「何事もなかったかのように普通に挨拶した」だけだったそうだ。。

怖すぎ。。
やっぱり義両親が結納の欠席を引き留めてくれなかったこと恨んでるんでしょうね。

さて、両家の紹介を済ませて神殿に入り、三々九度をします。
その時、

「せ、背中が痛いぃ・・・・😨」

骨格構造が崩れまくっている私には白無垢が重すぎた。

華奢で猫背なので、補正も胸側にパンパンに入れて無理やり形づくっているから見た目には胸を張っているように見えるけど、中身は肋骨がずり落ちたまま。
頭は重いカツラ、綿帽子。

厳かな神楽が流れ、巫女さんが舞を舞うなか、脂汗を流しながら
「早く終わってくれーー!!あと少しで倒れそう!!!
 お願いだ、もってくれ私の体ーー!」
とひたすら祈った😂

骨盤後傾してるから後ろに転びそうなのを、背中で頑張ってたのかも

三々九度の時の私、めっちゃ怖い顔してます(笑)

お願い、神様ー!

神様への祈りが通じ?!無事に倒れることなく三々九度が終える事ができました。

記念撮影やら、披露宴のお出迎えなどが終わり打掛に衣装替え。
これで少しは体が楽になり、背中の痛みはおさまりました。
いよいよ披露宴スタート!

花嫁の手紙はどうなるのか?
母がお見送りで爆弾発言?!💣

気になる続きはまた次回に!

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