ー最後にー
読者の皆様、お疲れ様でした。
数多くの記事の作品からこちらの作品をご覧下さり、ありがとうございます。
いかがだったでしょうか。
この出来事は、2024年前半に起きた事すべてを描いております。
自分は多くの人達に助けられました。
ー執筆にあたっての著者のこだわりー
他にも色々とエピソードがあるのですが
読者様により分かりやすくストーリー展開を理解して頂く為
本編では細かいエピソードは省き、簡潔に描きました。
───最後にはなりますが
本書のテーマ、本編の補足、登場人物のその後の三部構成で
「あとがき」をまとめていきたいと思います。
ご興味がありましたら最後までお付き合い頂けると幸いです。
【ー本書のテーマー】
本書はノンフィクションではありますが
この作品のテーマは「人間」です。
著者の人生は
これまで”霊”に苦しめられていた、というのが本編で分かると思いますが
逆に、自分の窮地に助けてくれたのも
なっちゃんという名の”霊”であるという事。
生きているのか、死んでいるのか
”状態”が違うだけで
彼らは同じ人間なのです。
これまで生きてきて、生きている人に苦しめられた経験もあれば
今回みたく、麗奈さんや除霊師さんに助けられた経験もある。
自分はこれらをまったく同じ事だと考えます。
ですが今回登場した
老婆の霊を取り込んだ”怪物達”は人間でも動物でもない為、例外にはなってしまいますが…
老婆の霊は
世の中の理不尽に巻き込まれ孤独死で生涯を終えてしまった
いわゆる”時代の被害者”なのではないか?と自分は考えています。
だからと言って、彼女がしてきた事を決して許せる訳ではありません。
幸せな家庭を崩壊させられた、家族が病に苦しめられた被害者側の自分にとっては
全てが終わった今となっても許せない気持ちがあります。
ですがその反面、全てを忘れて
安らかに眠って欲しいと願う自分もいます。
それが今現在の、自分の正直な心情です。
【ー本編の補足ー】
ー本編の補足ーでは、本編で描けなかった事や自分が体験したり、霊能者さんから聞いた霊能の世界の豆知識を紹介していきます。
ー今回登場した怪物達と老婆の件についてー
今回登場した老婆の霊についてのお話をしていきます。
時系列的に、母親が原因不明の病になったのはアパートに住む以前の話になります。
考えられるケースとしては
①アパートに住む前から老婆の霊に何かしらのきっかけがあって
我々家族の事を認知されていて、アパートに移り住む前から母親に取り憑いていたか
②元々別の霊が母親に取り憑いていて
アパートに住む前まで悪さをしていたか。
③今回出てきた怪物が元々母親に取り憑いていて、老婆が父親から離れて母親に取り憑いたタイミングで老婆が怪物達に吸収されたか。
このパターンが考えられるかな?と思っています。
自分の中だとパターン①が一番辻褄が合う気がしています。
ちなみに麗奈さんは、老婆の憎しみの力が強すぎて怪物達を呼び寄せたんじゃないか?と解釈しています。
結局その怪物が何だったのか?
未だにその答えは分かっていません。
本編にも描かれていますが
ただ分かることとしては
・動物でも神でも人間でもない。
・”魂”と呼ばれるものを元々持っていないエネルギー体。
・”神の力”に匹敵するくらいの力がある
自分達の分かる事はこれくらいですかね。
除霊師さんはこの怪物の事を”怪異”と名付け呼んでいました。
除霊師さんいわく、今回の”怪異達”は消滅させる事に成功したが
地球上のどこかには全く同じ”怪異”の仲間がまた別で存在しているだろうと感じたそうです。
老婆の魂はその”怪物達”に吸収されてしまってから、老婆の本来の目的(母親を弱らせて最終的に著者を孤独死させる事)が果たす事ができなくなり、
母親からエネルギーを吸収し、
母親と著者の体や精神に悪い影響を与える存在になっていたみたいです。
麗奈さんいわく
母親が力尽きたら、怪物達の次の憑依対象は
著者になり
我々の死後、最終的に怪物達は母親の魂と
著者の魂を吸収し
永遠にこの世を彷徨う事になっていたかもしれない、との事です。
ー除霊時の状況と霊能者達の解釈ー
そして”怪物達”は麗奈さんに、母親の写真で霊視をされた時、自身の力を隠していました。
”強い霊”ほど自身の力を隠す事ができる。
怪物達(いつでもかかってこい。返り討ちにして殺してやる。)
と思っていたようです。
だから麗奈さんが4月の半ばに除霊すると決まった際も
麗奈さんには勝てる自信があったから何も霊障を起こさなかった、という事になります。
ですが除霊依頼の件で自分と除霊師さんで連絡を取り合っていた時は
怪物達(やばい、”こいつ”(除霊師)には祓われる。
除霊師と連絡が取れる息子の方を殺らねば。)
と思って
職場にいる著者に攻撃してきていたようです。
怪物自身が除霊師さんには勝てないと悟ったから霊障を起こし、攻撃を開始したという事になります。
自分の左足に多少被弾はしましたが、
大半の攻撃はなっちゃんが防いでくれていました。
そして除霊依頼をするギリギリの所で
自分が除霊師さんや麗奈さんの事を疑ってしまったのは
除霊依頼をさせないように、恐らく怪物達からの”精神攻撃的な霊障”だったのではないか?と考えられます。
ー自分の中で根拠の1つとなったエピソードー
実は本編では書かなかったのですが
麗奈さんには、自分が幼い頃に住んでいたアパートの”当時の色”まで的確に言い当てられていました。
「薄いブルー色のアパートに住んでいなかったか?」と。
今現在となってはそのアパートも塗装で塗り替えられ、違う色になっている為
二十年以上前のアパートの色なんて第三者から確認しようがないです。
(もちろんネットで調べてみても出てきませんでした。)
彼女には毎度驚かされます 笑
ー霊感開花におけるメリット、デメリットー
本編に描かれている通り
著者は幼い頃少し霊感がありましたが
今回の母親の件があってから
”霊感が開きかけの状態”になってしまい、幽霊が視える事が多くなってしまったので
一般人から霊感持ちになった著者視点の感想や
麗奈さんや除霊師さんから聞いた
霊感が開花してしまった場合のメリット、デメリットについて
ざっくりとまとめて紹介をしていこうと思います。
【霊感開花のメリット】
①珍しい人だと思われ
一部の人からは面白い人だと認識されて一定の承認欲求が満たされる。
②霊的な危険察知能力の向上、及び霊が視認できるようになる。
③自身が持っている話題のネタが増える。
④死後の不安にある程度解決がある。
⑤才能があって、霊能力を伸ばす事が出来れば、一種の職業にする事ができる。
【霊感開花のデメリット】
①悪霊から憑依されやすい体質になる。(攻撃対象にされやすくなる)
※霊側からすれば霊感持ちに憑依した時に、好き放題できるから。
②霊障がよりはっきりダメージとして現れやすくなる為苦しみやすくなる。
③車の運転時、生きている人と霊の誤認による事故が起こりやすくなる。
④住居や職場、人間関係などに視えない人より厳しい選別条件を課す必要がある為、生きづらくなる。
⑤現代だと視えない人(一般人)から基本的に理解されにくい。
この界隈は詐欺師も多いため、”嘘つきだ”と避難されやすい。
⑥行動範囲が狭まる。常に危険がついてくる。
動画1つ見るにしても、悪霊が飛んでくる可能性がある為、ある程度選別していく必要がある。
⑦心が病みやすくなる。社会性を損失しがち。
⑧霊感が開花しても才能が無く伸びなかった場合、一生苦しんで生きることになる。
ざっくりと書きましたが
基本的に霊感があっても、対処法が分からず
”ただ視えるだけ”の状態なのであれば非常に危険かつ、現代で普通に生活していく上ではデメリットの方が遥かに多いです。
著者は”才能がないタイプ”の人間である為
麗奈さんからも「開きかかっている霊感を閉じていく方向の方がいい」と言われました。
ー朱天神社についてー
また、なっちゃんの話を聞いていると朱天神社の神様と神の使い人達は
どうやら”組織化”されているみたいです。
警察で例えると
神様が”警視総監”で
神の使い人達が警視長、警部補、巡査といったイメージでしょうか。
(あくまで著者のイメージです。)
ーなっちゃんのステルス能力についてー
本編では描きませんでしたが
なっちゃんは、麗奈さん以外の霊能者(除霊師さん含む)に認知される事が一度もありませんでした。
これは恐らく麗奈さん以外の霊能者には姿を現すことを拒んでいる、と著者は解釈したので
麗奈さん以外の霊能者にはなっちゃんの事を
あまり話す事はしないようにしていました。
ちなみに、今回の小説の公開に関しては
なっちゃん本人にも麗奈さんを通して許可を頂いています。
ー何故神様は著者の存在を知っていたかー
ちなみに霊は、電波からでも相手の事を認知できるみたいです。
だから動画サイトで心霊スポットの動画を見たりすると
こちらの事を認知し、その心霊スポットから霊が飛んできたりする可能性があります。
ただ逆も然りで、神社の動画を見たりすると
その神社の神様から自分の事を認知されたりします。
自分の場合は朱天神社のルート検索や、動画を見たりした事で朱天神社の神様から認知されたみたいです。
そして麗奈さんいわく
神様は本当にどうしようもなく困っている人の前にしか現れないとの事。
また神様が、著者とより多くの霊能者との縁を繋いだ理由としては
著者が物事において疑い深い性格だった為、
複数人の霊能者との縁を繋ぐ事によって
著者に”霊の存在”を確信させる為だろうと考えられます。
全ては母親に憑いた”怪物達”を取り祓う為。
【ー登場人物のその後ー】
登場人物のその後について、軽く話していきたいと思います。
なっちゃん(那月)
今回の出来事が終わってからも
なっちゃんとはまだ関わりがあります。
なっちゃんは神社へ帰ってから回復し、
数週間に一度くらいのペースで
著者が職場へ向かう丁度10分前に自宅に
来て、ゲーム機の電源をつけて
「遊びにきたよ」と合図してくれたりします。
なっちゃんは未だに自分の自宅に来る浮遊霊や悪霊を定期的に退治してくれているみたいです。
朱天神社と自分の自宅からはかなり遠い位置にあるのに対し
すぐに行ったり来たりする事ができるのは
彼らは”意識”そのものであるエネルギー体である為
生きている我々とは違い
物理的な距離や時間に影響を受けない性質だからなのではないか?と考えています。
(これはあくまで著者の解釈です。)
既婚者の友人
第参話で出てきた
”既婚者の友人の生霊”は著者の自宅からいなくなり、
彼女は今も旦那さんや子供と暮らしています。
肆話で登場した友人
体調を頻繁に崩す事がほとんど無くなり、勉学に集中できているようです。
占い師、除霊師
除霊師さん、占い師さんとはあれからの付き合いはありませんが、
もしこの本書を見ているのであれば
今後とも益々のご活躍をお祈り申し上げます。
母親
母親はあれから不眠症が治り、以前から病気にかかっていた所も改善傾向にあります。
麗奈
麗奈さん今は企業に属し、社会人として元気に働いていますが
自分の事も多々フォローしてくれたり、相談に乗ってくれたりしています。
神城 真(著者)
母親の一件があってから
幼い頃にあった霊感がぶり返してしまい、
霊が視えたり感じたりする体質になってしまいました。
この体質に陥ってしまうと
悪霊からの攻撃を受けやすくなり、取り憑かれやすい体質になってしまいます。
ですが麗奈さんやなっちゃんのフォローもあり、何とか通常通りの生活が送れています。
この世界にはまだ自分達が知らない事がたくさんあるという事を考えると、なんだかわくわくしてきますね。
今後物理学で、”意識”というものの研究が進んでいけば
仮想現実空間の世界に”意識”のみ飛ばしてバーチャルゲームができたり、自宅にいる状態で
海外に”意識”だけ飛ばして旅行ができたり...
なんて時代が来るかもしれないですね。
何百年、何千年先と遠い未来になるかもしれないですが 笑
ただ現状としては
霊が視えていない人の世界では
100%霊は存在していない世界で
霊が視えている人の世界では
100%霊が存在する世界ですので
ネットが普及していっている現代で
理解ある人が増えていってくれれば、また新たな発見があるかもしれません。
最後に──
ここまで真摯な気持ちで最後まで読んで下さった読者の方々
そして、これまで自分に関わってくれた方
相談に乗って下さってくれた方々
本当にありがとうございました!
感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は自身の実体験を小説として描いてみましたが
今後は日々の日常の事など日記であげていこうと思っています。
また、需要があれば今後
本編で描けなかったエピソードや
その後のエピソード、キャラの深堀りエピソードなど描いていこうと考えています。
この作品を今後より多くの人に伝えていきたいので
この作品がもし面白い!と思って頂けたなら
たくさんのフォローとスキ、して頂けると幸いです。
それでは
またの機会で会いましょう!
お疲れ様でした!