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一度止まって、客観的に見てみる

先日、私が経験したことを書かせていただきます。





1.感情のままに

プロフィールでも書いていますが、私には2人の子供がいます。
長男が4歳、次男が3か月の二児のママです。
長男は保育園に通っているのですが、現在、私が育休のため8時半~16時半までの時短保育となっています。


先日、保育園にお迎えに行くと保育園の先生から
「お母さん、もう少し早くお迎えに来てあげてくれませんか?」
と言われました。


保育時間は、9時に送って、16時半前にお迎えにいくので確かにぎりぎりいっぱいまで保育を利用させていただいています。しかし、同じクラスの育休のお母さんもいつも同じ時間帯で送迎されていますし、保育時間としては違反しているわけでもないし特に問題はないはずです。「えっ。。」


私はそれを聞いた瞬間、自分を否定された気持ちになりました。
・家で一日中いるのに子供をぎりぎりまで預けて何をしているんだ!
・子供がかわいそうだと思わないのか
・家にいるだけなんだから早くお迎えに来てあげてください
別にそんな風に言われたわけではないけども、遠回しにそんなことを言われているような気持になりました。決してゴロゴロしているわけではなく、下の子のお世話に、家族が帰ってくるまでの洗濯、夕食準備、掃除、副業を時間割を作ってこなしています。

2.思考の背景

私がそのような悲観的な思考になったのは、それまでの経緯があります。
一人目を出産した時もそうですが、
「母親だからちゃんとしなければいけない。」
「母親が子供をほっておいて何をしているんだ」
「母親が子供の世話をして当たり前」
「子供を保育園に預けて、仕事に行くなんて…」
そんな厳しい社会からの声が間接的に自分の思考に働き、見えない重圧となって重くのしかかっていました。


私の両親は自営業で両親ともに働いている環境で育っていたため、保育園を利用させてもらって仕事に出ることに対しての理解はありましたが、主人の両親はいわゆる昔ながらの、「お父さんが働いて、お母さんが家を守る」ような家庭でしたので、一人目を保育園に預けて社会復帰した時も、言葉では言わないけれども何か感じているような印象を受けました(補足ですが、とても協力的で優しいお義父さん、お義母さんです)。


話を戻しますが、
そんな重圧が心の奥の方にあり、先生からのお話があったので
私は、
「多くのタスクをこなして、自分のやりたいことを後回しにして、、、一番大切にしたい家族のために頑張っていたのにそれでもだめなのか…。」
と、何ともつらい気持ちになりました。
家に帰ってからも幼い二人の子供の風呂に着替え、授乳、ご飯の支度、寝かしつけが待っています。でも少しでも子供と過ごせるようにと上の子が保育園に行っている時間帯で、できることを済ませておくようにはしています。だから、16時過ぎる。。もちろん、その合間に下の子のお世話をしつつ。

いっぱいいっぱいの私の頭の中はこんな感じでした。。


3.出来事の全体像を見る

でも少し視点を変えて客観的に出来事をまとめていると、きっと先生が言いたかったのはそうではないんですよね。。

先生の話をまとめてみると、
園で長男はいつも「お迎え来る?」と何度も聞いてくるそうなんです。しかも最近体調不良で早く帰る子がいたりするため、自分はいつお迎えが来るのか心配なんだそうです。また、次男が生まれたことで「お母さんを独り占めできない寂しい気持ち」もあり、長男の中でもたくさん我慢をして、不安に思っているのではないかと感じてくださったんだと思います。

先生はその息子の気持ちを汲んで私に伝えてくれたんだ。ただ、息子を想ってかけてくださった言葉だったのだと思い直しました。そうすると、一気に私の中の悲観的な考えが消え、先生への感謝と息子への愛情だけが残りました。

4.問題の抽出と解決策

そして、今回の一件についての解決策として「早くお迎えに行く」ということは、問題の根本的な解決になっていないと感じました。

そこで、私は保育園に行く前に息子にきちんと「今日はだれが、何時にお迎えに行くからね」としっかりと伝えてあげることにしました。そして、それをきちんと守る(これも大切)。そうすることで、「迎えに来てくれないかも」という不安感と「僕のことは見てくれていないのでは」という孤独感の両方に対応してあげられると考えました。(ちなみにいつもお兄ちゃんファーストでの対応を心掛けているつもりです。)


5.結果


その結果、お迎えに関しては長男が自分で「何時に来てくれるから!」と先生に伝えるとそれ以降は一切聞かなくなり、いい子で待っていてくれるそうです。


育児でてんやわんやしている中で(自分に余裕のない時)人の何気ない言葉が自分を攻撃してきてるよう感じてしまいます。が、そのままの感情で行動してしまうと取り返しのつかない状況になる。今回はそうなりかけた自分を、一度立ち止まって、客観的に見てみたという話でした。



分かりにくい部分があったり、不快に感じさせたらすみません。。
もしも何か皆様のお役に立てれば幸いです。
長文読んでいただきありがとうございました。

mika❁

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