【JICA海外協力隊】ハノイ滞在15日目
ベトナム生活はかれこれ15日目を迎え、語学訓練2週目に突入した。
↓主な流れ
11/25名古屋〜成田空港近辺
11/26成田〜ハノイ
11/27〜11/29JICAからのオリエンテーション
11/29ホテルから別の滞在先へ移動
12/2(〜12/23)語学訓練開始
(12/2中部・南部隊員は方言用の語学学校のためフエやホーチミンに移動)
語学編
語学学校自体は、発音を鍛え直してくれるため、私としては、大助かりといったところである。まだ勤務地で働くには語学習熟度は低いため、ここで気を引き締めて、再度勉強だ。改めて自分のベトナム語が極めて不調律であることを認識する。ベトナム語は一に発音、二に発音と、とにかく発音を間違えると何も通じない。お店や市場、何気なく道を聞くときも老齢の方には容赦ないベトナム語を浴びせられ、拙いベトナム語と分かると否や、若者には英語を使われる始末。途方に暮れそうになるが、これから私が行く赴任地はベトナム語Onlyと考えて良いだろう。そうなると、今の環境は生ぬるいと言って良い。
自分の思考整理のためにも話すが、ベトナム語の発音は「母音の出し方」「子音の出し方」「声調」この組み合わせで単語を構成している。だが一つ間違えれば通じない。ベトナム語のアレルギーを少しでも減らし、ベトナム語を嫌い→まあまあ嫌いくらいになれるように励むのみだ。
生活編
はっきり言うが早くに日本に帰りたい。きれいな空気、安全に道を歩ける幸せ、きれいな食材、なんでも揃うドラッグストア・スーパー・コンビニ、綺麗な空気、安全な交通。外を一歩出れば、原付に轢かれそうになり、クラクションを鳴らされる。かと思えば、汚い空気が鼻腔・咽頭から肺胞まで私の呼吸器系統全般を汚していく。マスク必須であり、のどの違和感を感じながらこの記事を綴っている。最近青空は見ておらず、観光地でなくても日本での景色は、今ならどれも美しいと感じる。私が過ごしている宿泊先は最高の居心地であり、1人の時間や同期隊員との時間も充実して過ごせている。ベトナム人は基本的に親切であり、JICAスタッフの方々の支援も手厚く、つくづく幸せの身分である。ベトナムには日本より高値だが、日本の製品もスーパーに行けば豊富にあり、親日感情と日本企業のベトナム進出の恩恵を受けている。おそらく、というか確実にすぐそばに日本を感じながら、生活できるのはベトナムくらいではなかろうか。それは、やはり豊かな食文化に言えよう。
食事編
どれをとっても美味しい。さすが中華圏。我が国も負けてないが、ベトナムもなかなか手強い。箸の文化であり、麺、米、もち、パン、どれも美味しい。匂いがきついや臭みがあるのもあるが、日本にそういった類の料理はたくさんあるので特に気にすることはない。そして、ベトナムの店員さんは日本人と聞くと嫌な顔はせず、覚えていてくれていることが多い。先人たちの築いたものを壊さず、またコツコツ積み上げるのも協力隊の仕事である。
番外編
全く関係ないが、アオザイを買った時にお店のfacebookにがっつり掲載されてしまっていた。おそらくこの国に肖像権は存在しない。
あとがき
ベトナム滞在は本日で15日目を終えようとしている。もう少し更新したいのだが、ベトナムの生活に慣れるのに少し時間を要してしまった。これから仕事がまともにできるのだろうか。体調は万全で過ごせるだろうか。考えることは尽きないが、ここまで来たら精神論に頼るのみだ。
”なんとかなる”
それは根拠がないわけではない。ベトナム人は良い方が多く、この滞在で嫌な思いはしていない。とにかく今は
”いかにして自分のペースを保てるか”
これしか考えておらず、今のところなんとかやってこれている。仲間の力をしっかり借りて、これからもやっていこう。それも訓練所で学んだことであり、マイペースさを保っていこう。
井の中の蛙は大海原の航海を始めた。