SOYNEでの『部活動』
どーも、札幌にある多機能型児童デイサービスSOYNE(ソイネ)で働いている伊藤です。
今回は、「SOYNEでの『部活動』」というテーマでお話しさせていただきます。
部活動とは
SOYNEには、子どもたちが自発的に行う活動とは別に、スタッフが用意した活動を行う「部活動」という取り組みがあります。
大きく分けて3つの部活動があり、「eスポーツ部」「クリエイティ部」「プログラミング部」があります。
取り扱っているコンテンツは一緒ですが、「スタッフ主体」の活動となっています。
なぜ「部活動」を導入したのか
部活動は、とあるスタッフの提案から生まれた取り組みです。
取り扱っているコンテンツ自体は変わらないんですが、わざわざ「部活動」というものを取り入れたのには、以下の理由があります。
自分達のやりたいことではなく「他人から求められること」に取り組む経験
求められるクオリティを提供する経験(練習)
時間や期限を意識して、責任を持って取り組む姿勢
知識や技術の幅を広げる
上記のねらいを意識して、部活動をスタートすることになりました。
福祉の事業所として営業していると、子どもたちの安全・安心の確保、人権の尊重や一人一人の個性の尊重、肯定していくことを最優先として関わっていくことが多くなると思います。(他にもいろいろ)
それを大前提としながら、SOYNEでは「子どもたちの気持ちや考えの外側」からの刺激も大切だなと思い、部活動を始めました。
もちろん、普段の活動でもやってますが、なんとなく大義名分があった方が、子どもたちもやる気が出たり、責任感が生まれるかなと。
普段の活動の中でも、上に書いた「部活動を取り入れた理由」に書かれていることは意識できますが、「部活動」という活動を軸に「ねらい」を意識させて各々責任を持って取り組んでもらうことが大事かなと思っています。
スタッフ目線でも、普段の活動では「福祉の支援」として受け入れていたものを、あえて「教育としての指導」として関わることがしやすいなと。(どっちが良いとかではなく、状況による支援と指導の使い分けって必要だよね)
こんな感じで、部活動に取り組むメンバーも「普段の活動とは違う」という心構えがあるので、責任感やスタッフとの関係性も微妙に違う中でしっかりと活動できますし、メリハリがあります。
これが『TPOをわきまえる』みたいな子にとっては良い練習になりますし、不登校で部活動を未経験の子からしたら「共通の目的で共通の活動をする仲間」を獲得することができています。
また、スタッフからの指摘に対しても、いつもの「自主性を重んじる」SOYNEの雰囲気とは違うので、「他者目線」「責任感」「要求に応える」みたいな経験も積むことができていると感じるので、個人的にはSOYNEで始めた取り組みの中でも、割と良い取り組みだなと思っています。
今回は、「部活動」についてこんなことしてるよ!というお話でした!
ではでは、また月曜日お会いしましょう!
ありがとうございました!
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