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〜マラソンは愛にあふれている〜走ることが大嫌いだと信じ続けてきた41歳のおっさんがフルマラソン完走して分かったこと①

41歳の走るのが大嫌いだったおっさんが、この度、人生初のフルマラソンにチャレンジして、無事完走してきました。

せっかくなので走ってみて気づいたことを、フルマラソンが気になっているあなたに伝えたいと思い、何回かに分けて書いてみたいと思います。

走る前の記事がこちら。

ちなみに、記録は6時間22分でした。

正直、思っていたよりずいぶん時間がかかりました。

制限時間7時間で、各関門での足切りに怯えながら懸命に走りました。

いや、途中からはほぼ歩いてましたが。

経験したことのある方なら分かると思うのですが、後半の足の動かなさがヤバかったです。

マラソン大会で歩く人たちを見ても、決してバカにしてはいけません。

走れるもんなら走りたいところですが、膝が、太ももが、ふくらはぎが、足を中心に全身各所が悲鳴をあげるのです。

ちなみに、私自身、昨年たまたまゴール付近の路上を通りかかった際に、ラストくらい気合い入れて走ればいいのにと思ったのは内緒の話です。

ラストというのは、競技場内のことであり、決して近くの路上をラストと呼んではいけないと知りましたw

まあ、そんな話はまた別で語るとして、第一回は、マラソンには愛があふれているという話をしたいと思います。

これね、ホントにすごいなって思ったんですが、マラソンって思っているよりもはるかにたくさんの数の方々の協力の上で成り立っているんですよ。

なんとなく理解していたつもりではありましたが、実際のところは全然理解できていませんでした。

具体的には、主催の方々はもちろんのこと、スタッフの方々、ボランティアの方々、沿道で応援してくださった方々、要所要所で楽器演奏をしてくれたり太鼓を叩いてくれたり踊ったりしてくれた方々、それから、通行止めに協力してくださって迂回してくださった方々、その他数え上げたらキリがないくらいのたくさんの方々・・・。

すごい数の方々が関わっているというのが実際に走ってみてよく分かりました。

特に、エイドステーションで食べ物や飲み物を振る舞ってくださった方々は、どなたも温かい声かけをしてくださり、パワーをもらいました。

沿道の方々は、トップランナーの方々のみならず、私のようなへなちょこランナーにまで温かい声援を送って下さりました。

レース終盤、ゾンビのように歩く私のような人たちにも笑顔で声援をくれるんです。

正直、めちゃくちゃありがたくて、めちゃくちゃ感動しました。

私には、ペコペコと頭を下げたり、エイドステーションで大きな声で「いただきます!」ということくらいしかできませんでしたが、応援の声はもう本当に、とんでもなくありがたかったです。

でね、長い旅路の途中で、走りながらふと考えてりもするわけですよ。

フルマラソンを走ることができる元気な体で生んでくれた親のことを。

快く送り出し、応援してくれた妻や子どもたちのことを。

マラソンに出るきっかけをくれた友人知人たちのことを。

もうね、いろんな人に感謝の気持ちしかありませんでしたね。

なにしろ、完走が見えてきたタイミングでちょっと泣きそうになりましたからね。

俺、マラソン完走できるじゃん。
すげーじゃん。
「おい、子どもの頃の俺!お前、長距離苦手だと思ってるだろうけど、やれば意外とできるぞ!速くはないけどちゃんと走れるぞ!」
と過去の自分に伝えてあげたいと思いながら走っていました。

そんで、
いや、でも泣くのは今じゃないな。
ゴールしてからだな。
ゴールしたらホントに泣いちゃうかもな。
なんて思ってました。

とにかく、マラソン大会には愛と感謝があふれています。

最高です。

さあ、そんな愛にあふれたマラソン、あなたもぜひチャレンジしてみませんか?

今は満身創痍ですが、私はいずれまたフルマラソンを走りたくなるような気がします。

だってそれくらい楽しかったから。

ということで、42.195キロ走って分かったこと第一回はこんなところで終わりたいと思います。

え?ゴールして結局泣いたのかって?

実は、泣きませんでしたw

ゴール直前、後ろからはゲストランナーのQちゃんこと高橋尚子さんが励ましながらたくさんのランナーを引き連れて私の後ろに近づいていました。

私は、わざわざペースを落としてまでそこに混ざるのもアレだと思い、そのまま最後の力を振り絞り走っていたのですが、結局最後まで迫り来るQちゃん軍団を振り払うことはできず、というかむしろどんどん間をつめられ、すぐ背後にプレッシャーを感じながらゴールしたため、感動する余裕がありませんでしたw

いや、Qちゃんが悪いとかでは全然ないんですよ。

ハイタッチしてもらったり励ましてもらったりして、めちゃくちゃありがたかったです。

それに、ゴール目前でQちゃん率いる軍団に迫られて焦っている自分を俯瞰で見ると、実はこれはかなり面白い絵面だったんじゃないかとちょっと面白がったりもしてましたw

そんなわけで、人生初のフルマラソンは、泣きそうになりながらも泣かずに走り切り幕を下ろしたのでした。

第二回は、『私が思う。フルマラソン完走に必要な力について』でいこうかな。

よろしければそちらも、楽しみにお待ちください。


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