子育てをやり直したいと思う時がある
先日、育休中の同僚が1歳の息子ちゃんを連れて、職場に来てくれた。
久々に出会う1歳児のなんと可愛らしいこと!
最初はママから離れなかったけど、慣れてくると職場にあるプリントや引き出しやマグネットを興味深そうに触って探索をしていた。
好奇心旺盛な姿が可愛らしい。
また別の日、隣の課の女の子が、
4カ月の息子ちゃんを連れて来ていた。
赤ちゃんに近づいて微笑んだら、
なんだか笑ってくれたような気がした。
ぷにぷにほっぺがたまらなく可愛らしい。
うちの子供たちが小さい頃って
どうだったかな?
あまり思い出せなくて、なんだか悔しい。
たぶんその日を過ごすことに必死だったのでしょう。
子どもの発達過程や好奇心を、よく観察して味わうということができていなかった。
そういうことを楽しむのが育児だということを意識していなかった。
我が家の子供たち。
現在小5と小3。
まだまだ子育て真っ最中だけど、
小さい子を見ると、
「子育てやり直してみたいな」なんて思う。
今の娘や息子のことはもちろん大好き。
困り事はあるけれど、
それもまた子育ての醍醐味だと思っている。
でも11年前、出産をしたとき、
母親になるとき、
何も知らなかったなと思う。
自然に備わった本能と母性、
それと聞きかじった一般的な知識で、
おっぱいやミルクをあげたり、
オムツを変えたりして、命を守った。
正直、意識した関わりって、できなかった気がする。
日々過ごすことに必死。
自分の精神的なゆらぎも含めて、
しんどい時期もあったので、
最低限のことしか出来なかったかもしれない。
目の前の子供の成長を、もっと味わいながら
子育てしてみたかったなって思う。
もっと絵本を読んであげたり、
もっと色んなところへ連れて行ってあげたりすれば良かったな。
育休中のあの時期に、もっとこうすれば…
子供が小さかったときに、もっとああすれば…
なんて思うこともある。
でも、
昔の動画を振り返り見ると、一緒にお散歩して、いっぱい言葉がけをして、抱きしめていた。
よちよち歩きの娘に、寄り添っていた。
何度でも滑り台を滑ってる息子と遊んでいた。
特別なことではないけど、
私、ちゃんとできていた。
子育ては手探りだ。
最近は、
子どもに手がかかることも減ってきたけど、
成長した子供たちだからこそ、腹が立ったり、ぶつかることもある。
でも小さい子を見るとふと思い出す。
この時は、元気に生きてくれているだけで良かったはずなのに。
いつからだろう。
こんなにも子供たちに多くを求めるようになったのは。
いつからだろう。
こんなに、自分の思い通りに子供たちを動かそうとしてしまうようになったのは。
毎日毎日、怒鳴ってばかりだ。
色んなことが許せなくなっている。
このままだと、またやり直したいなんて思ってしまうかもしれない。
今この時は今しかない。
怒ってばかりで、子どもたちの今をちゃんと見れないなんて、もったいない。
まだまだ子育て真っ最中なんだから、
今からだって、今だからこそ、
できることもある。
気づいて変わろうとすることに
遅すぎるということはない。