喫茶店潰れない理由
今回はなぜあの店はつぶれないかをご紹介していきます。
まず、代表的な喫茶店です。
近年、チェーン店での競合が増している中で
街角のガランとした古い喫茶店、なぜ潰れず営業できる?
個人喫茶店のイメージ
昭和のノスタルジーを味わえるような店内の雰囲気。その店を切り盛りしているのは高齢の夫婦。いつ通りかかってもお客さんは数人だけ。珍しいメニューがあるわけでもない、看板も日焼けして文字もかすれている。ネットで検索しても口コミもなにもない。そんな喫茶店。見たことありませんか?
このような店舗はコロナ禍の波で潰れてしまうのではないか?
しかし、みんな生き残っています。逆に新しい店舗のカフェが閉店したり苦境に立たされています。いつまでも生き残っている喫茶店はなぜ生き残っているのでしょう?
飲食店の経営指標「F/Lコスト」
飲食店の経営を語るならば、常に付きまとう「F/Lコスト」フードレイバーコストというものですが、要は食材原価と人件費が飲食店において大きな経費となっているからこのコストをいかに減らすかがポイントです。 喫茶店に限らず飲食店共通のコスト、F/Lコストを見誤ると経営難に陥ります。これは基本ですね。このコストは合計で全体の60%前後を占める大きなコストで、流行っていても人件費が多すぎたり原価高だったりすると経営に大打撃を与えるものです。
「実はコーヒーの原価は驚くほど安い」
コーヒー一杯の原価は20円程度しかないありません。
街中でよくあるオシャレなカフェは
コーヒー1杯安くても300円以上しますよね。
高かったら600円くらいはかかるかな。
実はコーヒーの原価って1杯20円程度なんです。
安すぎィ!
もし仮に原価20円のコーヒーを600円で売るとします。
3人のお客さんが1時間に1杯注文するとしたら
1,800円の売り上げになるというわけですよね。
そのうち純利益は1,740円!
もし仮に喫茶店が10時から20時まで営業するとしたら?
1日の売り上げは18,000円!純利益は17,400円!
「コーヒー豆は在庫損失が少なくロス率が少ない」
コーヒー豆は数年は保存が効くという点です。(在庫損失が少ない)
これが他の飲食物だとそうはいかないんですよ。
例えばラーメン屋とかはラーメンの材料として野菜やチャーシューなどを買うんですが
その材料の中で賞味期限が原因でせっかく仕入れたのに無駄になってしまう材料がどうしても出てくるんです。在庫損失ってやつです。
でもコーヒーはそんな無駄な出費が一切ないんですよ。
何故ならコーヒー豆は数年は保存できるので賞味期限が原因で
ダメになることが無いから。
まとめ
・「F/Lコスト」フードレイバーコストが重要
要は食材原価と人件費が飲食店において大きな経費(全体の60%前後)
・コーヒー一杯の原価は20円程度
・コーヒー豆は数年は保存が効くという点です。(在庫損失が少ない)