タイ、ひとり旅、ある日の夜に。
むかし「タイは若いうちに行け」っていう有名なキャッチコピーがあったんだよ。
だから私も大学生っていう無謀で若いうちにひとりで行ってきた。
あれはねぇ、バンコクだったかなぁ。
安宿にチェックインして部屋に入ったらすぐにドアがノックされたの。おそるおそるドア開けたら、欧米の人っぽいビーサン半パン半裸小太りのおじさんが立ってて(終わった…)と思った。
ぼんやりと私をみつめるおじさん。固まる私。狭い廊下、塞がれた出口、後ろは三畳程の狭い部屋。逃げ場はない…
おじさんが英語で言った