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農家に資格は必要なのか?

今日はAbemaで農業が儲かる的な話が取り上げられていたので、私の実家が農業やってることもあり、農家になるには資格が必要なのかの観点でお話しをしたいと思います。

農業は多岐にわたる作業があり、農家としての成功にはさまざまなスキルと知識が求められます。これから農業を始めたいと考えている方や、すでに農業に従事している方がさらに効率的に作業を進めるためには、どのような資格が役立つのかを理解することが重要です。資格を取得することで、業務の幅が広がり、作業の効率が向上する可能性があります。


結論を簡潔に言うと、「農家になるために必須の資格」は存在しません。ただし、農業を行う上で必要な資格や、取得すると作業がスムーズになる資格はたくさんあります。この記事では、農業を始める際に役立つ資格や便利な資格について詳しく紹介します。


目次

  1. 農業に必要な資格

  2. 農業を始めるうえで有利な資格

  3. あると便利な資格

  4. 資格を取得する際の注意点


農業に必要な資格

農家になるために必須の資格はありませんが、農家として登録されるための「農家資格」が存在します。農林水産省によると、農家の定義は「経営耕地面積が10アール以上」(テニスコート2面分)または「農産物販売金額が年間15万円以上」の世帯です。また、「販売農家」として登録するには「経営耕地面積30アール以上」または「農産物販売金額が年間50万円以上」が必要です。

農地を買ったり借りたりするには、市町村の農業委員会の許可が必要です。申請には「認定申請書」や「営農計画書」を提出し、「農地基本台帳」に登録される必要があります。これにより農地の取得や貸し借りが可能になります。


農業を始めるうえで有利な資格

普通自動車運転免許は、軽トラックなどで農地への移動や資材運搬に必要です。大型特殊自動車運転免許は、大型トラクター(四輪駆動トラクター|キャビン付き)やコンバインなどを運転する際に必要です。また、けん引免許はけん引タイプの農機具を使用する場合に必要です。危険物取扱者(乙種第4類)は、重油を扱うボイラー設備などの使用時に必要です。さらに、毒物劇物取扱者の資格は、農薬などの取り扱いに必要で、劇薬の取り扱いに関する知識を得ることができます。


あると便利な資格

日本農業技術検定は、農業に関する知識や技術を学ぶための資格で、農業初心者にもおすすめです。農業機械士は、農業機械の整備や運転に関する知識を得るための資格です。産業用無人ヘリコプター技能認定は、ドローンを利用した農薬散布などに役立つ資格です。野菜栽培士は、野菜の育成に関する専門知識を学べる資格で、品質の高い野菜を育てたい方におすすめです。水田環境鑑定士は、安全で高品質な米作りに役立つ資格です。


参考文献:

  • 農業の必要な試験と資格は? スタディサプリ進路

  • 農業に必要な資格とは あぐりナビ

  • 農家の資格 農家の仕事

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