子ども主催のお楽しみ会
冬休み中にやりたいことを考えておいてね。と娘に言っていたところ、お楽しみ会を企画してくれた。
夫と私にやりたいことを聞いてリストアップしていく。
自分のやりたいことも追加。
"お父さん、丸々一年がんばった記念日"
と名づけ、丸一日かけて行われることになる。
何日も前から、娘がお楽しみ会の流れを考え、ゲームの役割も細かく決めメモしていた。
1月4日に決行。
朝からスーパーに行きお菓子を沢山買ってきた。
娘がテーブルやゲームの準備、お菓子をお皿に並べる。
司会の娘が踏み台上に乗り、初めの言葉を言う。
「これから、お父さん丸々一年がんばった記念日をはじめます。みなさん、今日は1日楽しみましょう!
まずは人生ゲームです!」
昔ながらの人生ゲームを1時間ぐらいかけてやった。
お金の係やカードを渡す係も事前に決めてあったのでスムーズに進む。
3人でお菓子を好きなだけ食べながらやることが初めてだったので楽しかった!
そしてあっという間にお菓子が無くなっていく…
片付け終わると、司会が踏み台の上に乗り、夫と私はお山座りをする。
「次は王様ジャンケンです!ルールがわからない人はいますか?」
夫と私が手を挙げる。
「王様と2人がジャンケンします。王様に負けた人は王様にデコピンされます。王様に勝った人は王様と交代します。2人とも勝ったときと2人とも負けたときは、そのまま続けます!
最初の王様はお父さんです!お願いします!」
王様ジャンケンが始まると、私が負けてデコピンを本気でされる。おでこをグーで殴られたぐらい痛い!
痛すぎて足を殴り返す。
娘が王様になり、また負ける。娘のデコピンはピンって感じで全然痛くない。
また夫が王様になり、デコピンをされる。
私も王様になり、夫に思いっきりデコピンするが、全然痛く無さそうで悔しい!
何度も何度も王様ジャンケンをやり、かなり盛り上がった。
司会より「次はオセロ大会です!」
娘と夫がオセロを始めるが、そこ⁈というところに娘が置こうとするので、ついつい口出ししてしまう。
娘私 対 夫になった。
なんとか娘が勝ち喜ぶ。
そして、娘 対 私。
「お父さんは何も言わないから、自分でやってごらん、それが自分の実力だ。」
私も容赦なくやるので、娘は
「無理!絶対勝てないー」
となり、だんだん集中力が切れていくのがわかる。
最後、負けると涙目になっていた。
ちょっと疲れてきたので、リビングに布団を持ってきてイッテQを見ることにした。イッテQで笑ってオセロの涙は引っ込んだ。
布団に寝転びながら、四字熟語のマンガ辞典クイズをすることになった。
マンガの部分のセリフを娘が読み、何の四字熟語か夫と私が答える。
これが中々難しい!セリフだけで何の状況か想像しないといけない。
娘がヒントを出してくれる。
「最初はコだよ。左が子で右はわからない字」
孤軍奮闘だった。
司会が、
「次は、けん玉大会をします!ルールがわからない人はいますか?」
夫と私が手を挙げる。
司会がルールを説明してくれる。
けん玉の技に点数をつけ、1分間で高い点数を取った人が勝ち。
けん玉をしてる間はクレヨンしんちゃんのパニック、パニック〜の曲をかける。
娘は、まわしとめけんが出来るので、まわしとめけんは3点。他は1点。
結果、夫が圧勝。娘はまわしとめけんに時間がかかり3位。私は簡単な技で点数を稼いで2位。
今回は負けてもニコニコ。
夜になり、夫が終わりの言葉を言う。
司会より、
「今日はみなさん、楽しめましたか?楽しかった人は手を挙げてください!」
みんな手を挙げる。
「これで、お父さん丸々一年がんばった記念日を終わります!」
「お父さん、1年間お疲れ様でしたー!」
みんなでハイタッチして終わった。
そして、夕ご飯はたこ焼きパーティー。
特別に、マリオの映画を見ながら食べるのをOKにした。
たこ焼きをひたすら焼いて、お腹ぎパンパンになるまで食べた。
寝る時、「お楽しみ会、大成功だったねー」
「うん!本当に楽しかったー」
と娘が嬉しそうな顔で言う。
王様ジャンケンが一番楽しかったらしい。
只々楽しかった。そんな1日だった。